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W'UP! ★9月20日~12月21日 生誕120周年記念「伊藤彦造展」~美剣士の血とエロティシズム~ 弥生美術館(文京区弥生)

W'UP! ★9月20日~12月21日 生誕120周年記念「伊藤彦造展」~美剣士の血とエロティシズム~ 弥生美術館(文京区弥生)
「阿修羅天狗」『冒険活劇文庫』1950~51年(昭和25~26)挿絵原画 個人蔵 
傷ついた少年の、被虐的な美しさ。

生誕120周年記念「伊藤彦造展」~美剣士の血とエロティシズム~
会 期 2025年9月20日(土)~12月21日(日)
会 場 弥生美術館(東京都文京区弥生2-4-3)
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(ただし10月13日、11月3日、11月24日は開館)、10月14日、11月4日、11月25日
入館料 一般1200円、大・高生1000円、中・小生500円(隣接する竹久夢二美術館との2館共通料金。高畠華宵常設展示室も含む)
ホームページ https://www.yayoi-yumeji-museum.jp
お問合せ 03-3812-0012

 伊藤彦造は、大正末期にデビューし、昭和40年代まで活躍した挿絵画家です。彼は、剣戟シーンの殺気や、美剣士の魅力をペン画によって濃密に描きあらわし、人気を博しました。本展では、原画や昭和初期の印刷物、日本画など約200点を展示し、その画業を紹介します。
 人間の心には、「死」を恐れると同時に魅かれもする「希死欲求」という不思議な心性が存在します。「死」に美しさを見いだし、性的な陶酔を重ね合わせる心性が存在するのです。彦造描く少年や青年の、死に面した極限状況、傷ついた美しい肉体は、人間の心にある、そのような死への渇望を目覚めさせる悪魔的な魅力を伴い、怖い美しさを秘めています。

見どころ1
 漫画文化における彦造の存在意義です。彼は後世の漫画家に多大な影響を与え、多くの漫画家がそのペン画の超絶技巧を賛美し、美剣士の妖しい魅力に惹かれたと語っています。浮世絵と現代の漫画やアニメをつなぐ重要な存在としての側面に注目です。
見どころ2
 劇的な構図へのこだわりです。例えば、「角兵衛獅子」では地下道に閉じ込められた鞍馬天狗が脱出を試みる緊迫した瞬間が、敵が飛び出してきそうな迫力ある構図で描かれています。「豹の眼」では、ヒロインがさらわれる不安定な状況が独特の構図で表現され、物語の緊張感を高めています。
見どころ3
 「滅びの美学」です。彦造は好んで追い詰められた男の悲壮さを描き、滅びゆく敗者に心情を寄せる作風を持っていました。「丸橋忠弥めし捕り」のような作品には、そうした敗者への共感と美意識が表れています。
見どころ4
 多様な女性像の描写です。妖艶な雰囲気をまとった「ニューカルトンの夜」の女性、肌脱ぎでキセルたばこを吸う「砂絵呪縛」の鉄火な女性、そして「豹の眼」に登場する可憐な少女など、さまざまなタイプの女性を描き分ける表現力も見所の一つです。

 さらに、初公開作品として、漫画家・花輪和一氏寄贈の「上杉謙信」や、美術史家・山下裕二氏所蔵の「達磨」なども展示されます。山下氏所蔵の、戦犯収容所で描かれたと思われる日本画も初公開予定であり、彦造の知られざる一面に光を当てます。

伊藤彦造プロフィール
 明治37年(1904)~平成16年(2004)。大正14年(1925)、大阪朝日新聞の「黎明」に挿絵を描いてデビュー。昭和初期の『少年倶楽部』をはじめとした雑誌で活躍。戦中は日本画を描いて展覧会活動を行う。戦後は再び『少年画報』等の雑誌で活躍。昭和45年、吉川英治全集の仕事を最後に引退。剣豪伊藤一刀斎の未裔として生まれ、幼い頃より励んだ剣の修業が、迫真の剣戟シーンを生んだ。享年100歳。

無料ご招待券プレゼント!
美術館様のご好意により、入館ご招待券を5名様(各2枚)にプレゼントいたします。
ご希望の方は、申込ワード「死への渇望を目覚めさせる悪魔的な魅力」を記載のうえ、美術館・会場名、展覧会名、氏名(ふりがな)、〒、住所、ご連絡先をこちら(tokyoliveexhibits@gmail.com)でご応募ください。
先着順です。チケット発送にて発表にかえさせていただきます。(※初めてご応募の方、お近くにお住まいの方を優先させていただきます。応募多数の場合は抽選とさせていただきます)また本サイトへのご感想・ご要望なども書き添えていただけたら、とてもうれしいです!

住所東京都文京区弥生2-4-3
TEL03-3812-0012
WEBhttps://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
開館時間*110:00 ~ 17:00(入館は16:30までにお願いします)
休み月(祝日の場合開館し翌日火曜日は休館)、展示替え期間中、年末年始
ジャンルイラストレーション、絵画、出版美術、日本画、絵画
入場料*2一般1200円、大・高生1000円、中・小生500円(竹久夢二美術館もご覧いただけます。団体料金無し)
アクセス*3根津駅1番出口より徒歩7分、東大前駅1番出口より徒歩7分、JR上野駅公園口より徒歩25分
収蔵品https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/collection.html
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 イベントにより異なることがあります *3 表示時間はあくまでも目安です

弥生美術館(文京区弥生)

W'UP★9月20日~12月21日 昭和100年記念 夢二の昭和―大正ロマンから昭和モダンへ 竹久夢二美術館(文京区弥生)

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

コメント&トラックバック

  • Comments ( 2 )
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  1. by taropon

    レトロモダンとはこのことか!とその美しさと大正浪漫な感性に心酔してしまいました。

    • by TokyoLive&Exhibits

      それはよかったです!

コメント

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