W'UP★4月5日~4月10日 大畑伸太郎・個展「消えたい朝に猫がいた。」 渋谷ヒカリエ 8/ COURT(渋谷区渋谷)

大畑伸太郎・個展「消えたい朝に猫がいた。」
会 期 2025年4月5日(土)~4月10日(木)
会 場 渋谷ヒカリエ 8/CUBE(東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階)
開館時間 11:00~20:00 ※最終日は17:00まで
休館日 会期中無休
入場料 無料
ホームページ https://yukari-art.jp/jp/artists/shintaro-ohata/
https://ohatashintaro.com
- 展覧会タイトルとなった出品作品「消えたい朝に猫がいた。」 大畑伸太郎・作 130.3×89.4cmミクストメディア 2024年作
- 「消えたい朝に猫がいた。」 (部分)大畑伸太郎・作 130.3×89.4cmミクストメディア2024年作
- 出品作品「扉」 大畑伸太郎・作 162×130cmミクストメディア2025年
- 出品作品「虹」大畑伸太郎・作 130x130x113cmミクストメディア2011年制作、2025年リメイク
- 出品作品「風の中」大畑伸太郎・作145x112cm ミクストメディア2024年
- 出品作品「桜色の光」大畑伸太郎・作 100x100cmミクストメディア2023年
本展は大畑が2006年から20年近く制作を続けている、絵画と立体を組み合わせて一つの世界観を生み出す制作手法の集大成となる展示です。
この手法に取り組むきっかけは自身の絵画制作の挫折でした。絵を描く理由も、自分が描きたいものもわからなくなった時、自らの辿ってきた道を振り返った大畑は「自分が美しいと感じた情景を絵を描くことで誰かと共有したい」という純粋な想いを持っていることに気がつきました。「描く事」から「伝える事」に焦点を移すことで「絵画」という枠から自由になった大畑は、自分にしか出来ない伝え方、表現方法を探し求めた末に現在の手法に辿り着いたのです。
本展のタイトルにもなっている作品「消えたい朝に猫がいた。」を含む猫と女の子が登場する連作は、大畑が自らの絵を見つけ出すまでの道のりを重ねて描いた作品です。絵画と立体が織りなす情景と共に、そこに存在する物語もお楽しみください。
また、本展は大畑伸太郎を含む5名のアーティストをマネジメントするユカリアートの設立20周年記念展示のひとつでもあります。長きに渡りご支援、ご声援を賜りましたことにこの場を借りて御礼申し上げます。
新作9点と今展のためにリメイクした作品2点の全11点を展示予定です。
大畑伸太郎(おおはたしんたろう)について
1975年、広島県に生まれた大畑は 日常にあふれる様々な「光」を捉え、何気ない風景を映画のひとコマのように描く画家です。その表現は作品の中に光源が仕込まれているのではないかと見まがうほど秀逸です。朝焼けや夕焼けなどの自然の光から、夜のコンビニエンスストア、明け方のファーストフード店の明かり、雨の日に濡れたアスファルトから照り返す光など、ありふれた光景を「光」を通してドラマティックに表現します。
また、2006年から現在に至るまで20年近く、まるで「飛び出す絵本」のように画面の中の登場人物を立体で表現し、絵画と立体を組み合わせてひとつの世界観を構築する手法に取り組んできました。
「自分の作品の世界観を、見てくださる方にもっとリアリティを持って感じていただくにはどうすべきか?」と模索していた時、映画や舞台の書き割りからインスピレーションを受けたことがきかっけとなり、このスタイルでの制作を始めました。
「立体を絵画の手前に置くことで、絵の中の空気、世界観をより臨場感を持って伝える事が出来るのではないかと考えました。」と大畑は語ります。
その独特な世界観とスタイルはアメリカの某カルチャー誌で表紙を飾り、特集が組まれるなど国境を超えて支持されています。また大畑の作品を保持するコレクターは世界の各地に広がっています。2021年にサンクトペテルブルグの美術館で開催された個展は大きな成功を収め、現地の情報サイトで同年のベスト展覧会に選ばれました。
大畑伸太郎、公式略歴ページ(ユカリアート) https://yukari-art.jp/jp/artists/shintaro-ohata/
大畑伸太郎、公式ウェブサイト https://ohatashintaro.com
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