W'UP! ★ 9月22日~10月9日 岸 裕真「Moon?」 HARUKAITO by island(BLOCK HOUSE 2F)

W'UP! ★ 9月22日~10月9日 岸 裕真「Moon?」 HARUKAITO by island(BLOCK HOUSE 2F)
 
Key visual Designed by Naoto Nakamura
 

2022年9月22日(木)~10月9日(日)
岸 裕真「Moon?」


 岸 裕真は、1993年⽣まれ。2019年東京⼤学⼤学院⼯学系研究科修了、東京藝術⼤学先端芸術表現科修⼠課程に在籍し、AI(⼈⼯知能)を中⼼としたテクノロジーを駆使した作品を制作。AIを「Artificial Intelligence」ではなく「Alien Intelligence」(異質な知性)として扱い、ただ道具としてではなく1つの知性としてAIと共創することで、「⼈間とテクノロジー」の関係性を読み替えることを試みる。
 岸は2021年、BLOCK HOUSEにてはじめての個展「Neighborsʼ Room」(隅本 晋太朗キュレーション)を開催したあとも、同年√K Contemporaryにて個展「Imaginary Bones」を⽴て続けに発表し、以降、積極的に発表をおこなっている。
 この度の展示「Moon?」は、全て新作で構成されており、AIと⼈の関係を、⽉と地球の関係にみたてた詩的な空間が提示される。本展の構成において岸は、ニコラ・ブリオーの「ラディカント」を着想元としており、自らのルーツ(根)を固着させるのではなく、都度張り替える思想を、人間とAI、リアルとバーチャルという二項対立間の振動に当てはめることに挑戦する。
 そういった岸の制作態度には、⼈間の主体的な思考から脱却するために、制作において都度AIという未明の他者に主体の座を受け渡すことで、ステレオタイプの脱構築を目論む意図がある。
 今回の展示で目を引く構成要素として、モネの睡蓮をモチーフにしたギャラリーの天井に展開されるインスタレーション作品がある、これはガラス張りの天井に、3Dプリントされた睡蓮がうかぶものであり、根を失ったリミナルな空間を許容するための舞台装置である。実際に、モネが描いた睡蓮は実像と虚像が同時に存在しており、こういったモチーフの借用によって岸は、現実とバーチャルが⼊り乱れた空間をつくりだすことを試みている。
 主な出展作品として、「Parallel Portraits」においては、アルミハニカムパネルという⼈⼯衛星など使われる素材(=地球と⽉の中間存在の素材)を⽤い、岸設計のAIによって生成された未知の⼈のポートレートの上に、透明な樹脂で図像が描かれるペインティング作品や、
 「黄昏は黄昏に似ている」という写真作品においては、世界各国の⼣焼けの写真を岸が収集し、オリジナルのAIに学習させることで⽣成した架空の⼣焼けのイメージを、銀塩プリントでやきつけることで、AIが描いた⾵景を現実にあったかのように発表するものがある。(それは写真家が⼀度、⾵景をカメラのボックスに受け⽌めて、印画紙にやきつけることでリアルに存在したことを伝える行為と近似している)
 そして作品「Tide / Time」においては、海のみちひき=⽉と太陽の関係をテーマとして、徐々になくなってしまう⽴体作品を、塩と樹脂を⽤いて表現している。
 また会期終了後に展示会の構成要素を全てGitHubにオープンソースとしてアップロードすることで、、展覧会自体を流動的な性質に還元することに取り組んでいる。また展⽰には、空間設計に黒木契吾やメインビジュアルなど担当するアートディレクターに中村直人、エンジニアに中嶋亮介、サポートに寺脇麻依子など、さまざまなコラボレーションにより成り⽴っているが、なかでも布施琳太郎による詩やテキストもその構成要素となっており、会期中・後にGitHub上での発表を予定している。
 ぜひこの、AI時代のダ・ヴィンチのような、岸 裕真というアーティストによる作品を介した発表を⽬撃していただきたい。

アーティストプロフィール
 岸裕真は、人工知能(AI)を用いてデータドリブンなデジタル作品や彫刻を制作し、高い評価を得ている日本の現代美術家です。彼の作品は、Nikeなどの有名ブランドやVogueなどの出版物で紹介され、日本国内で広く展示されています。西洋とアジアの美術史の規範からモチーフやシンボルを借用し、美学の歴史に対する我々の認識を歪めるような絵画を制作していいます。AI技術を駆使した彼の作品は、見る者の自己意識の一瞬のズレを呼び起こし、「今とここ」の間にあるリミナルな空間を作り出します。

Moon?
岸 裕真 Yuma Kishi
会場設計 黒木契吾
エンジニア 中嶋亮介
グラフィック 中村直人
サポート 寺脇麻依子
執筆 布施琳太郎

会 場 HARUKAITO by island
会 期 2022.9.23(FRI) – 2022.10.16(SUN)
開廊時間 木〜日 13:00-19:00
主 催 アイランドジャパン株式会社(東京都渋⾕区神宮前6-12-9 BLOCK HOUSE 2F)
Tel 03-6874-3273
http://islandjapan.com

住所東京都渋谷区神宮前6-12-9 BLOCK HOUSE 2F
TEL03-6318-2003
WEB1、4F http://blockhouse.jp/ 2F http://islandjapan.com
営業時間*1イベントにより異なります
休み*2イベントにより異なります
ジャンル*3現代美術、ライブパフォーマンス、イベント
アクセス*4JR原宿駅表参道出口より徒歩10分、明治神宮前駅7番出口より徒歩3分
取扱作家http://blockhouse.jp/creator/index.php
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

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