W'UP!★2月21日~3月20日 「みんなでつくる未来の公園 ヘラルボニーと宮沢賢治」 BAG-Brillia Art Gallery-(中央区京橋)

W'UP!★2月21日~3月20日 「みんなでつくる未来の公園 ヘラルボニーと宮沢賢治」 BAG-Brillia Art Gallery-(中央区京橋)

「みんなでつくる未来の公園 ヘラルボニーと宮沢賢治」
会 期 2025年2月21日(金)~3月20日(木)
会 場 BAG-Brillia Art Gallery-(東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビル1階)
開館時間  11:00~19:00
休館日 月曜日  
※ 2月24日(月・祝)は開館、翌25日(火)休館
入場料 無料
ホームページ https://www.brillia-art.com/bag/
お問合せ BAG-Brillia Art Gallery-  
※詳細は公式サイトをご覧ください。

 

 本展は、宮沢賢治の短編童話『虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)』を題材に、ヘラルボニー契約作家9名の作品を交えながら、未来を想像する場を創出します。アートワークショップやトークイベントも開催され、物語とアートが交わる特別な空間を体験できます。

見どころ  
 宮沢賢治の『虔十公園林』の世界観を軸に、ヘラルボニーが考える「100年先の未来に残る価値」を探る展示。  
 参加型の展示スペース「+1」では、来場者のアクションで展示風景が変化する仕組みを体験可能。  
 作家・田崎飛鳥氏の作品展示や、3名の作家によるアートスツールで彩られた公園空間。  
 宮沢賢治の絵本や書籍を自由に閲覧可能。

BAG内展示スペース「+2」
『虔十公園林』の物語に触れ、その中で得られる「問い」を共有するとともに、ヘラルボニーのこれまでの歩みを紹介します。

 「鳥肌が立つ、確定申告がある。」(2023.1)
「鳥肌が立つ、確定申告がある。」(2023.1)

BAG内展示スペース「+1」
 虔十の信念をヘラルボニー独自の視点で再解釈し、100年後の『虔十公園林』をみんなで創造する公園空間を展開します。来場者のアクションで展示風景が変化する仕組みなど、参加型の展示を通じて、公園の景色を一緒につくっていく体験を提供します。公園内には、作家・田崎飛鳥氏の作品展示のほか、3名の作家のアートスツールで景色を彩ります。また、宮沢賢治の絵本や書籍を多数ご用意しており、お手に取って自由にご覧いただけます。

作品名「森の道・赤い森2」(作家・田崎 飛鳥)
作品名「森の道・赤い森2」(作家・田崎 飛鳥)

DUCU ヘラルボニー
DUCUとヘラルボニーの作家のコラボレーションによるスツール「bou」を、BAG内展示スペース「+1」の公園内に設置します。この展示のための特別なコラボレーションが実現しました。

スツール DUCUとは
 愛媛県の久万造林、木工を営む福祉事業所のうさぎ堂の課題とデザインが手を組み、三方よしを目指して、地場のヒノキを使ったプロジェクトです。森、つくり手とデザイン、使い手との相互に健やかなリレーションをもたらす取り組みでありたいと願っております。
公式サイト https://docu.jp/
bou - Design Takeshi Nishio

起用作家・作品紹介

田崎 飛鳥(Asuka Tazaki) 岩手県/個人
陸前高田市在住。彼は生まれながらにして、脳性麻痺と知的障害がある。幼いころから絵本や画集に興味を持ち、彫金作家である父、實さんの勧めで絵を描き始めるとその才能は伸びていき、アート展では賞を受賞するまでに。東日本大震災の津波により、自宅、今まで描いてきた約200点の絵、親しんできた豊かな自然とそこに住む人々…かけがえのない大切なものを一瞬で失った。あまりの衝撃と悲しみから、ショックで一度は筆を置いてしまったが、父からの言葉で、再び筆を取る。壮絶な経験を経て生み出された作品は、多くの人の心を動かす。

内山.K(Uchiyama.K) 三重県/希望の園
100種類以上の0.5ミリペンで描かれる「〇〇の地図」シリーズは、ラメペンで描き込まれた箇所がキラキラと輝き、秘密の宝地図のようでもある。作品に下書きは存在せず、まるで細胞が増殖するように生き物や数字、時には鬼をもモチーフを数珠繋ぎで描いていく。そのあまりの緻密さに思わずため息が漏れてしまう。普段は人見知りで寡黙な彼だが、作品紹介を振られると普段の姿からは信じられないほど流暢に語る一面があり、それがなんとも愛らしい。

輪島 貫太(Kanta Wajima) 石川県/金沢アート工房
石川県金沢市生まれ。2歳のころ、動物に興味を持つようになり絵を描くようになる。 成長とともに落語、おもちゃ、アニメ、みんなのうた、トリビアなど、その時々で興味あるものを集合させて描くのが好き。絵の中に登場するキャラクターは本人と妹の他にオリジナルキャラを描き込むことが多い。将来の夢は、自分の絵やキャラクターたちを使ったアニメーションを作ること。アニメのキャスティングやシナリオを考えながら日々創作活動に励んでいる。
作品名:「sdgsが達成された未来」

小林 覚(Satoru Kobayashi)岩手県/るんびにい美術館
養護学校の中等部に在学中、あらゆる文字を独自のルールで変形させて書くようになる。はじめは周囲も困惑し、直そうと苦心したが、やがて複数の教諭らがその文字を彼の独創的な「造形表現」として捉え、積極的に制作を支えたことで、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。好きな音楽家はビリー・ジョエル、スピッツ、井上陽水。背中を掻いてもらうというやり取りを通して他者とコミュニケーションを図ろうとする。

高橋 南(Minami Takahashi)岩手県/るんびにい美術館
クーピーペンシルやクレヨンを塗り重ねることで作り上げられた作品は、一見すると、素早い鉛筆の動きを要する激しい制作態度を連想させる。しかし実は、彼女の制作は非常にゆっくりと穏やかである。彼女の描き出すひとつひとつの色は、お互いに交じり合うことなく、それぞれにその美しさを主張しながら画面の上に現れ、激しさと静けさが不思議に同居しており、心を惹きつけられずにはいられない。
作品名:「風のロンド」

佐々木 早苗(Sanae Sasaki)岩手県/るんびにい美術館
絵画のみならず織り物、切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富む様々な表現を生み出し続けている。彼女は一つの仕事に数か月から数年集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常。現在彼女が打ち込んでいるのは、丸く切り抜いた紙をいくつもの色で同心円状に彩色し、塗り終わった紙を壁に並べて貼っていくこと。

伊賀 敢男留(Kaoru Iga)東京都/個人
2015年にアールブリュット立川に出展したことをきっかけに毎年作品を発表している。色鉛筆、パステル、絵の具と様々な画材を横断的に駆使するが、絵の具ではペインティングナイフを好んで使う。近年は抽象画に加えて具象画(静物画)を描くようになった。絵を描く傍ら20年間チェロを習っており、音楽を奏でる彼の真剣な眼差しが印象的である。会話は苦手だが好奇心が旺盛で、何事にも意欲的に取り組んでいる。

谷田 圭也之(Kayano Tanida)チェンマイ/個人
毎朝目覚ましのベルの音もなく7時に起きて、フルーツの入っていない白いヨーグルトとイチゴ牛乳をコップ一杯飲むのが日常。驚くほど上達したゲームの数々をこなし、卓越したこだわりを持った独自の生き方をしている彼女。そんな彼女にとって、アクリル絵の具との出会いは幸せの始まりであった。絵を描くことが日課となり、そのカラフルで心踊る表現は、実際彼女に見えている風景であり、ほとんど言葉を発しない彼女の言葉なのである。

福井 将宏(Masahiro Fukui)鳥取県/アートスペースからふる
モチーフを見ながらアクリル絵具で描くというのが彼の制作スタイル。長年花をモチーフに描いており、近年は一つの花にこだわり何か月も同じ花を描き続けることがある。色や形を単純化して構成する画面の構成力も魅力である。太筆で描き進める作品は、愛らしく、見る人を優しい世界へ連れて行く。一方、マジックペンで大胆に表現されるオリジナルの「福井フォント」が使われた作品は凛然とした雰囲気を纏い、見るひとの目を惑わせる。

ヘラルボニー 2018年に松田文登・崇弥兄弟により創業。自閉症の兄への偏見を変えるため、「異彩」を解き放ち未来の文化を創造することを目指す。  
宮沢賢治 岩手県花巻市出身の詩人・童話作家。『虔十公園林』は、信念を貫くことや価値を決めつけないことの重要性を描いた作品。

関連イベント  
ワークショップ「みんなで彩る、公園の景色」  
  日時:2月22日(土)、23日(日)11:00~12:30、13:30~15:00、15:30~17:00  
  内容:作家・田崎飛鳥と共に壁面を彩る創作アートワークショップ。 

トークイベント「椿鬼奴さんと語る!宮沢賢治の考える『ほんとうのさいわい』とは?」  
  日時:3月7日(金)18:00~20:00 

ワークショップ「社会の当たり前を問い直す 宮沢賢治と一緒に考える、これからのビジネスの哲学」  
  日時:3月14日(金)19:00~21:00  
車椅子対応可能。文字起こしアプリや筆談ボードを用意。  
イベントは予定であり、変更の可能性あり。  
作家の体調不良等によりイベントが中止となる場合あり。  

BAG-Brillia Art Gallery-について
 2021年10月に、東京都中央区京橋にオープンした、東京建物のアートギャラリーです。「+1」「+2」という2つの展示スペースで構成されています。
東京建物は、建物の提供だけでなく、さまざまなサービスを通して豊かな暮らしを提案する“住まいのトータル・ブランド”としてマンションブランド「Brillia」を展開してきました。建物やデザイン、インテリア選びなどはクリエイティブな活動であることから、さまざまなアート作品には暮らしを豊かにするきっかけや可能性が秘められていると考えています。
今後もBAG-Brillia Art Gallery-では、アートがもつ「空間を洗練させる力」に注目し、さまざまな視点から、日々の暮らしを彩る一つの体験となる企画を考案していきます。
公式サイト  https://www.brillia-art.com/bag/

建物外観

BAG-Brillia Art Gallery- ギャラリーデータ

住所東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビル1階
TEL 
WEBhttps://www.brillia-art.com/bag/
営業時間*111:00〜19:00
休み*2毎週月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日の火曜日へ振替休)
ジャンル*3現代美術、写真、絵画など
アクセス*4京橋駅2番出口より徒歩1分、銀座一丁目駅7番出口より徒歩3分、都営浅草線「宝町」駅A3出口徒歩3分、東京メトロ銀座線「銀座」駅A13出口徒歩6分、JR山手線「東京」駅八重洲南口徒歩9分
取扱作家 

*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

BAG-Brillia Art Gallery-(中央区京橋)

BAG-Brillia Art Gallery-について
 2021年10月に、東京都中央区京橋にオープンした、東京建物のアートギャラリー。「+1」「+2」という2つの展示スペースで構成されています。
 東京建物は、建物の提供だけでなく、さまざまなサービスを通して豊かな暮らしを提案する“住まいのトータル・ブランド”としてマンションブランド「Brillia」を展開してきました。建物やデザイン、インテリア選びなどはクリエイティブな活動であることから、さまざまなアート作品には暮らしを豊かにするきっかけや可能性が秘められていると考えています。
 今後もBAG-Brillia Art Gallery-では、アートがもつ「空間を洗練させる力」に注目し、様々な視点から、日々の暮らしを彩る一つの体験となる企画を考案していきます。

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/