W'UP★12月6日~12月27日 ネルソン・ホー個展「鏡中花、水中月 - A Mere Reflection of Flower and Moon」 √K Contemporary(新宿区南町)

ネルソン・ホー個展「鏡中花、水中月 - A Mere Reflection of Flower and Moon」
会 期 2025年12月6日(土)~12月27日(土)
会 場 √K Contemporary(東京都新宿区南町6)
開館時間 13:00~19:00
休館日 日曜日、月曜日
入館料 無料
ホームページ https://root-k.jp/exhibitions/nelson-hor_2025/
※オープニングレセプション 12月5日(金)17:00~
- ネルソン・ホー《出淤泥》(2025年)和紙に岩絵具 45.5 × 45.5 cm
- ネルソン・ホー 《ナマコ》(2024年)粘土に釉薬 7×7×5cm
- ネルソン・ホー《鏡花水月》(2025年)写真
- ネルソン・ホー《僕の信仰を奪った烏》(2025年)インスタレーション (画像: アートフェア東京2025展示風景)
- ネルソン・ホー《承認欲求中毒》(2025年)和紙に岩絵具 45.5 × 38 cm
ネルソン・ホーは、多摩美術大学で日本画を学んだのち、岩絵具、陶、写真、インスタレーションといった多彩なマテリアルを自在に往還しながら、LGBTQやメンタルヘルスといった現代社会の根源的な課題に向き合い、繊細かつ詩的な表現を生み出してきました。
本展は、濃密な宗教文化の中で育ったLGBTQの人々にとって“美”がどのように精神的な拠り所となり得るのか、その内的世界とクィアの美学を独自の視点から掘り下げる試みです。
会場では、ネルソン・ホーによる新作ペインティングや立体作品、インスタレーションに加え、イサム・ノグチ、水之江忠臣、柳宗理といった戦後日本に新しい美意識をもたらしたデザイナーの家具を配置します。日常に寄り添うシンプルかつ機能美に優れた家具と作品を共存させることで、ギャラリー全体が“クィアの聖域”として再構成されます。そこでは、美は贅沢品ではなく、クィアが厳しい現実を生き抜くための「精神的サバイバルの必需品」として、あらたな意味をもって私たちの前に立ち現れることでしょう。
作家ステートメント
本展タイトルの「鏡中花、水中月」は、中国語の慣用句である「鏡花水月」に由来しています。美しいものは往々にして儚く、手に入らないものであるという意味です。
イスラム宗教色の強いマレーシアに育ったゲイの私にとって、美は宗教に代わるものでした。
私は、育った宗教に裏切られたと感じるからこそ、クィアの人たちは美しいものに聖域を見出すのだと思います。美は精神的なサバイバルの一形態になり得るものです。クィアの創造性は、世界をゼロから再構築し、かつて苦痛があった場所に美を見出すことから生まれています。
今回の個展では、イサム・ノグチ、水之江忠臣、柳宗理など戦後日本のデザイナーたちによる家具とともに、私の新作を展示します。戦後の家具デザインは、凝った装飾を排除し、シンプルさと機能性を重視することをテーマとしていました。このアプローチは、後世の人々に美に対する新しい理解をもたらしました。
私はこの空間を、クィアな記憶と儀式に満ちた神聖な場所にしようと考えています。デザイン・オブジェを組み合わせることで、鑑賞者が座り、立ち止まる。クィアの人たちが美の概念を再構築するプロセスと同様に、美を贅沢品としてではなく、必需品として捉えなおすことができる空間にしたいと思っているのです。
私は、作品の優しさをこの空間に宿したい。なぜなら、美とは残酷な現実への報復ではなく、ただ花や月の姿を映すものだからです。
関連イベント
【イベント #1】ギャラリートーク「ネルソン・ホー × 内海潤也」
日時 12月6日(土)18:00~
初日となる12月6日18時より、公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館学芸員の内海潤也さんをお迎えしたギャラリートークを開催します。
【イベント #2】ドラァグクイーンパフォーマンス by Nixie Humidity and Andromeda
日時 12月13日(土)16:00~
イベント第二弾は、Nixie HumidityとAndromedaによるドラァグクイーンパフォーマンスを行います。クィアの聖地となる本展会場にて、ドラァグクイーンによる美しいパフォーマンスをどうぞお楽しみください。

プロフィール
ネルソン・ホー(Nelson Hor)
東京を拠点に制作するアーティストです。和紙に岩絵具で描かれる繊細な絵画作品や、陶、インスタレーション、写真を通じて、幼少期から現在に至るまでのクィアとしての経験や宗教との葛藤、記憶と癒やしのプロセスをテーマに制作を続けています。
公式WEB https://nelsonhor.com/
主な個展
「子どもの目から見たクリスマス」(スパイラル、東京、2024年)
「赤い空に飛んでいた赤い鳥 The Red Cloud Over My Head」(KYOBASHI ART ROOM、東京、2024年)
「Memory is a Garden」(GALLERY ETHER、東京、2022年)
「毎日、君に手紙をかいてあげる」(haydEn Tokyo、東京、2021年)
「見ぬが花 not seeing is a flower」(PULPLISM、東京、2020年)
主な受賞歴
「CRAZY PEACH Pilot Micro-Grant」Finalist(Crazy Peach Art Foundation、ロンドン、2025年)
「KYOBASHI ART WALL」優秀作品(戸田建設株式会社、東京、2023年)
「Spotlight 2022」Finalist(Penang Art District、マレーシア、2022年)
内海潤也(うつみ じゅんや)
1990年、東京都生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科キュレーション専攻修了。黄金町エリアマネジメントセンターキュレーターを経て、現在は公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館学芸員。ジェンダーに関心を寄せ、日本と東南アジアの現代美術を調査・研究しながら、展示企画、執筆などを行う。
Andromeda(アンドロメダ)
2019年より東京を拠点に活動するドラァグ/パフォーマー。創造的な表現を通じて、セクシュアリティやジェンダーを探求している。

同時開催
√K Contemporary 作家支援プロジェクト|韓成南「手榴弾か、心臓か、」
会 期 2025年12月6日(土)~12月27日(土)
会 場 Space√K(東京都新宿区南町6(√K Contemporary B1F))
開館時間 13:00~19:00
休館日 日曜日、月曜日
ホームページ https://root-k.jp/exhibitions/root-k_artistsupportproject_sung-nam-han
韓成南は、コロナ禍をきっかけに「海中でしか鑑賞できない美術館」という構想を得て、2022年に日本初となる海中美術館プロジェクト《海の中の美術館》を立ち上げました。今回のSpace√Kでの展示では、天地を90度回転させた空間構成が試みられます。また、本展では毎週パフォーマンスが行われ、加えて毎週金曜日には、展示中の映像作品が新しい内容に更新されることなど、常に変化し続ける意欲的な展覧会となっております。
パフォーマンス
12月11日(木)19:00~19:30 Viola and Video Night(Viola: 森本 由希子/ 観覧料: donation (投げ銭))
12月18日(木)13:00~19:00 All-day performance by Sung Nam HAN (観覧無料)
12月25日(木)13:00~19:00 All-day performance by Sung Nam HAN (観覧無料)
韓成南(Sung Nam Han)
兵庫県神戸市生まれ。映像作家、演出家。シングルチャンネル映像、ブルーバックによるキーイングを用いた映像インスタレーション、AR写真・映像作品、アートパフォーマンスや「青」をテーマにしたインスタレーション作品などを制作している。Interdisciplinary Art Festival Tokyo、Art in Country of Tokyo、Interdisciplinary Art Project Kobeの代表、海の中の美術館初代館長。

| 住所 | 東京都新宿区南町6 |
| TEL | 03-6280-8808 |
| WEB | https://root-k.jp/ TW @rk_contemporary FB @rootkcontemporary IG @rk_contemporary |
| 営業時間*1 | 13:00〜19:00 |
| 休み*2 | 日、月 |
| ジャンル*3 | 現代美術 |
| アクセス*4 | 都営大江戸線「牛込神楽坂」A2出口より徒歩5分、東京メトロ「神楽坂駅」神楽坂口より徒歩12分、「飯田橋駅」B3出口 徒歩10分 |
| 取扱作家 | https://root-k.jp/artists/ |
| *1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります | |
√K Contemporary(新宿区南町)








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