東京は、すっかり秋の香りを乗せた涼しい風がマスクで覆われた頬を撫でていきます。先週、欧米と日本の美(アート)の捉え方に違いがある、と書きました。(告知まとめ版バックナンバー)まず現代美術に限ると作品の傾向が違います。日本では、優しい色使い、繊細な筆遣い、細かい描写、私小説的な人物のモチーフが多い。ヨーロッパでは、コント...Read More
壁景の意味 不思議な作品を見た。抽象のようだが、版画のようでもある。そして、筆などで描写したようには見えなかった。どうやってつくっているのか。これは写真なのか、ペインティングなのか。 そのタイトルが気になった。「壁景」。なるほど、これは壁を描いたか、写したものだろう。だが、普通の壁には見えない。何か特殊な壁を撮影して、...Read More
【The Evangelist of Contemporary Art】東京ビエンナーレは、果たして東京ビエンナーレだったのか?(1)からの続きです。 さて、これからエリアごとに、具体的に展示作品の幾つかを取り上げ、コメントを加えていきたい。 東京ビエンナーレ巡りは、まずビエンナーレの本拠地からということで、3331ア...Read More
文化の秋、コロナなんかに負けじといろいろなところで、素晴らしい展覧会が開催されている。ゴッホ、セザンヌ、ルノワール、、、若い頃は、あまりにも有名なものには、てやんでぇ、としゃくに触って無視していましたが、ヨーロッパでたくさんの本物に触れると彼らの作品のパワーに圧倒されまくり。食わず嫌いの先入観はあっけなく吹き飛びました...Read More
2021年7月に千代田区の神保町さくら通りに設立された art gallery &Legion(アートギャラリー・アンドレジオン)。「現代アート」「建築」「工芸」の3つをテーマに、現代の生活空間をより豊かに、より楽しくする作品・芸術家に焦点を当て紹介しています。是非一度神保町にお立ち寄りいただき、art ga...Read More
新型コロナウィルス感染爆発は勿論のこと、今夏は酷暑や大雨の気象異変で、開催期間中、野外鑑賞に適した日は少なかった。また、新型コロナ禍が長期に渡り、ビエンナーレ自体も延期されたり、来日できなかったり作品を出展できなかった海外の参加アーティストが多かった。したがって今ビエンナーレは、目指された本来の姿から遠くかけ離れたも...Read More
ネタがつきないアートブーム。先週の続きです。 最近、展覧会で発表される現代アート、日本画ともども人物画風の作品がとても多くなった気がします。それ以外のモチーフも見かけますが、抽象的な人物画も含めると7、8割くらい占めているかもしれません。それは、アニメ、イラストやゲーム系キャラクターもアートに含ませていることと、自分...Read More
“あーすぷらざ”(神奈川県立地球市民かながわプラザ)は、私たちが地球に暮らす一員として、世界の文化や暮らしについての国際理解や国際平和、地球規模の課題について、日々の生活の中で考え、自分にできる身近なことから行動していくための総合的な施設です。神奈川県が1998(平成10)年2月に横浜市栄区(JR根岸線「本郷台」駅前...Read More
東京は、雨が多く急に肌寒い日が続いています。コロナのための手洗いマスクの徹底のせいでしょう、普段だったら、急な気温の変化で風邪をひいていたのが、ずっと風邪をひきません。 2020年の医療費は、インフルエンザも流行らず、コロナで通院控えのせいか、医療費総額が15%大幅削減となった皮肉な結果になっています。しかしワクチン...Read More