W'UP! ★4月20日~5月10日 FRAGILE個展「Little things」/5月11日~5月31日 堀江栞個展「仮定法のない現在」 銀座 蔦屋書店アートウォールギャラリー(中央区銀座)

W'UP! ★4月20日~5月10日 FRAGILE個展「Little things」/5月11日~5月31日 堀江栞個展「仮定法のない現在」 銀座 蔦屋書店アートウォールギャラリー(中央区銀座)

2024年4月20日(土)~5月10日(金)
FRAGILE個展「Little things」

 FRAGILEは、「こわれやすいいきもの」をコンセプトに、命のはかなさを表現した作品を発表しています。バルーン状のボディをもつ動植物は、一見工業製品のように見えますが、表面に残った絵の具の粒子や筆致から生き物らしい不均質さ・不安定さを感じる、 危ういバランスを保ちながら生きる華奢な存在として描いています。
本展では、食物連鎖に着目し、生態系の基盤を支える生物をモチーフとして、現代の消費社会の一端に問いかけをします。

アーティストステートメント

 Little things
 わたしたちの一生は宇宙規模だと取るに足らないほど小さな星のさらに小さな資本主義社会の流れのほんの一瞬。
 本展は、食物連鎖の下層にいる生き物や死んでしまった者たちをモチーフにしています。
 いわゆる弱者の生死はさほど影響がないように見えても、生態系は意外と絶妙なバランスで出来ていて、いなくなると大変だったりする。
 そんなこと皆知っているはずのに、過剰な⼲渉・搾取は繰り返され、種やコミュニティ、考え方の違い…側から見ると笑ってしまう程くだらない理由で分かり合えない。
 死んでしまえば皆一緒なのに。
 保護⽝猫に関心を持ったのをきっかけに「こわれやすいいきもの」というテーマで制作してきましたが、ここ数年、私たち人間も戦争や災害などを通して死を身近に感じる機会が増えました。
 一方で淡々と報道されるリアリティのない死に慣れ、無力感からほとんど無関心になってしまった気もします。
 目の前のことを受け止めぎるとすぐパンクしてしまうので、明日死ぬと思えば些細なことだと力を抜いて生きていたいし、なんかもう、生きているだけで100点だと思う。
 FRAGILE

FRAGILE フラジール
2019年 多摩美術大学卒
2021年 INDEPENDENT TOKYO
2022年 MEET YOUR ART 出演
2022年 Solo Exhibition / Waluso gallery / London
2022年 Art fair / ART TAIPEI / Taipei
2022年 Group Exhibition / FFF / Seoul
2022年 Group Exhibition / Shibuya Style vol.16 / Tokyo
2023年 Group Exhibition / maison osmen / Paris  
2023年 Group Exhibition / Nine colors VXII / Tokyo 
2023年 Solo Exhibition / MU gallery / Tokyo

FRAGILE個展「Little things」
会 期 2024年4月20日(土)~5月10日(金)
時 間 11:00~20:00 ※ 最終日のみ18時閉場
会 場 銀座蔦屋書店 アートウォール
主 催 銀座 蔦屋書店
入 場 無料
お問い合わせ 03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp

W'UP! ★2月3日〜2月27日 陶芸作家・宮本果林作陶展 「con anima」 銀座 蔦屋書店 日本文化売場(中央区銀座)

W'UP! ★4月26日~5月15日 アレックス・ダッジ「A Way With Words」(Part 2) 銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(中央区銀座)

W'UP! ★2月17日~3月15日 中西伶 展示「floweroflife.obj」 銀座 蔦屋書店 スターバックス前(中央区銀座)

W'UP!★4月20日〜5月15日 磯崎隼士「自己埋葬行為」 銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY(中央区銀座)

住所東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
TEL03-3575ー7755
WEBhttps://store.tsite.jp/ginza/ (THE CLUB)http://theclub.tokyo/
営業時間*110:30~20:30
休み*2不定休
ジャンル*3現代美術、デザイン、工芸、絵画
アクセス*4銀座駅A3出口より徒歩2分、東銀座駅A1出口より徒歩3分、JR有楽町駅・新橋駅より徒歩約10分
取扱作家 

*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

クマのぬいぐるみを持った少女

《輪郭#19》和紙、岩絵具 530×410mm 2024

2024年5月11日(土)~5月31日(金)
堀江栞個展「仮定法のない現在」

 堀江栞は、動物や石、人形、そして人など“痛みや悲しみを内包したもの”をモチーフに、岩絵具を用いて作品制作を続けています。「絵の具の粒子一つ一つの存在を感じられる」と岩絵具の魅力を語る堀江は、細い筆で絵具をぼかすことなく何層にも塗り重ねることで、対象のもつ要素を余すことなく描き込んでいます。
 大学を卒業してしばらくは、動物や石、人形のみをモチーフとしており、動物園などで対象の観察を続けました。その経験を重ねるうち、彼女は自分が心惹かれているのは表層ではなく、内面的な痛みや悲しみを内包する存在なのだと気づきます。その後、2016年に制作のため一年間滞在したパリで、多くの人々が祖国を追われ難民となって助けを求める光景を目の当たりにしたことで、人を描かなければならないと思い至りました。現在は特定の人物をモデルにするのではなく、出会った人々の記憶の蓄積からイメージを取り出しています。どんなモチーフも、痛みや悲しみを抱える存在の声を聞き漏らさぬよう、モチーフに寄り添い対話を重ねながら描き続けています。
 本展では、堀江の現在を表す人物画を中心に、自身のスランプ時期を救った水彩画作品も合わせて展示します。

《痕跡#1》和紙、岩絵具 180×120mm 2024
《痕跡#1》和紙、岩絵具 180×120mm 2024

アーティストステートメント
 脳内にたまった不要な熱を逃すように、本来あるべきやさしい世界を想像してしまうことがある。厳しさを正しく受け入れたときにのみもたらされる、原型としてのやさしさ。その源を信じて、私は目のまえに差し出されたあまりに見やすい擬餌鉤を、勇気をもって回避し、痛みを負った。おそらく、それは自分ひとりの痛みではなく、すでにどこかで、だれかが引き受けてきたものでもあっただろう。 いまを嘆き、先々の不確実さを案ずるために、見栄えのいい文法に従うのはしばらく止めよう。もう動詞は活用しない。やさしさの原型を使って、私の、私でないひとの「現在」を、あきらめずに描きつづけていきたい。
 堀江栞

堀江栞 Shiori Horie
 1992年フランス生まれ。2014年に多摩美術大学絵画学科日本画専攻を卒業。2015年の五島記念文化賞美術新人賞受賞により、奨学生としてパリで一年間の滞在制作を行う。第6回・第9回日経日本画大賞展入選、世田谷区芸術アワード“飛翔”美術部門、「VOCA展2022 現代美術の展望-新しい平面の作家たち」佳作賞、第32回タカシマヤ美術賞受賞。画集『堀江栞 声よりも近い位置』(小学館、2022)を刊行。主な展示に、神奈川県立近代美術館鎌倉別館「生誕110年松本竣介」/ [小企画]「堀江 栞 - 触れえないものたちへ」(2022)大川美術館「生誕110年記念 松本竣介デッサン50」(2023)。「The 日本・画ー大川美術館のコレクションを中心に」(2024年4月27日~6月30日)に出品。
所属 √K Contemporary

堀江栞個展「仮定法のない現在」
会 期 2024年5月11日(土)~5月31日(金)
時 間 10:30~21:00
会 場 銀座 蔦屋書店アートウォール
料 金 無料
主 催 銀座 蔦屋書店
協 力 √K Contemporary
お問い合わせ 03-3575-7755(営業時間内)info.ginza@ccc.co.jp
特集ページ https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/39735-1543050401.html

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

コメント

*
*
* (公開されません)