W'UP★4月10日~5月16日 橋向真追悼写真展 「神気 -SHINKI- 新·富士山景」/5月17日~6月17日 コンドウダイスケ写真展「マタギの鉛筆」/キヤノンフォトサークル マンスリーフォトコン 2023 優秀作品展 キヤノンオープンギャラリー2(港区港南)

W'UP★4月10日~5月16日 橋向真追悼写真展 「神気 -SHINKI- 新·富士山景」/5月17日~6月17日 コンドウダイスケ写真展「マタギの鉛筆」/キヤノンフォトサークル マンスリーフォトコン 2023 優秀作品展 キヤノンオープンギャラリー2(港区港南)

2024年4月10日(水)~5月16日(木)
橋向真追悼写真展 「神気 -SHINKI- 新·富士山景」

 本展は、2023年11月13日に享年46歳の若さで急逝された写真家橋向真氏の追悼写真展です。氏は生前雄大で美しい富士山に魅せられ、天気や時間帯によって刻一刻と変化する富士山のさまざまな表情を10年以上にわたって独自の視点や構図で捉えました。氏が撮影した写真はSNSでもたびたび話題となり、雑誌やテレビなど多くのメディアでも紹介されました。
 本展では、2021年に発売された氏の写真集「神気-SHINKI-新・富士山景」に収録された作品および未発表作品の中から、新たにキヤノンフォトコレクションとして収蔵した作品を30点展示します。
 キヤノンMJは、氏が撮影した珠玉の作品を通して氏の生涯や撮影に向き合った瞬間を振り返り、キヤノンフォトコレクションとして収蔵した作品をプリントして展示し後世に残していくことにより、心からの感謝と哀悼の意を表します。

橋向真(はしむきまこと)
 写真家。1977年、静岡県静岡市生まれ。地元である静岡を拠点に富士山写真家として活動し、SNSを通して世界に向けて富士山の魅力を発信。2021年2月にX(旧Twitter)に投稿した笠雲の富士山の写真で獲得した「いいね」の数が、当日の「いいね」数日本一となり、これをきっかけに国内外のテレビをはじめ多くのメディアで紹介される。カメラ誌「デジタルカメラマガジン」で表紙を飾るほか、2021年にファースト写真集「神気新·富士山景」(ともにインプレス)などを発刊。企業広告、カレンダーなどにも幅広く作品を提供。2023年11月に享年46歳で逝去。

開催期間 2024年4月10日(水)~2024年5月16日(木)
開館時間 10:00~17:30
休館日 日曜日・祝日
会 場 キヤノンSタワー2階キヤノンオープンギャラリー2(東京都港区港南2-16-6)
アクセス JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分
入場料 無料

トークイベント
日時 2024年4月13日(土)13:30〜14:30
会場 キヤノンホールS(東京都港区港2-16-6キヤノンSタワー3F)
ゲスト 湘南乃風SHOCKEYE氏
株式会社インプレスデジタルカメラマガジン編集長福島晃氏
タイトル 富士山を愛し、富士山に愛された写真家~橋向真を偲んで~
定員 250名
申し込み 3月8日10時より、キヤノンギャラリーウェブサイト(canon.jp/gallery)からお申し込みください。なお申し込みは先着順で、ウェブサイトからのみとなります。
入場料 無料

キヤノンフォトコレクションについて
 1994年よりキヤノンMJが手掛ける日本の優れた写真家の作品のコレクション。写真文化発展への貢献を目的とし、現在3,000点余りを収蔵している。

ブドウの写真

2024年5月17日(金)~6月17日(月)
東京写真月間 2024 コンドウダイスケ写真展「マタギの鉛筆」

 本展は秋田県出身・在住の写真家コンドウダイスケ氏による写真展です。東京写真月間実行委員会が主催する「東京写真月間2024」の国内企画展「写真の力で伝えようSDGs」の一環として開催します。
 コンドウ氏は2022年に、日本の野山に自生する植物を撮影してデータ化し、そのデータ化した植物(=iPlants(informationPlants))を加工してスマホケースなどの商品を生み出す「iPlantsプロジェクト」を立ち上げました。本プロジェクトは、集団でクマなどの狩猟を行う「マタギ」の発祥の地である秋田県阿仁地区で、阿仁マタギとして活動する益田光氏と共同で立ち上げた活動です。これはマタギの新たな生業を創るという挑戦でもあり、植物をアーカイブするという目的も持ち合わせています。
 コンドウ氏はプロジェクトの皮切りとして、阿仁マタギにとって神聖な山であり、花の百名山に選ばれるほど豊かな植生がある秋田県の森吉山(もりよしざん)を舞台に選びました。森吉山は植物の採集が原則禁じられているため、コンドウ氏は大きな LED パネルなど撮影機材を自ら持参して登山し、植物の前でスタジオを組んで撮影に臨みました。
 本展では、森吉山に生きる植物の生命力、そしてマタギの新しい生き方を表現した植物のポートレート 20点を展示します。単なる風景写真ではなく、アーカイブとして撮影された森吉山の生態系をお楽しみください。
 展示作品は、すべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示します。

開催期間 2024年5月17日(金)~6月17日(月)
開館時間 10:00~17:30
休館日 日曜日・祝日
会 場 キヤノンSタワー2階キヤノンオープンギャラリー1(東京都港区港南2-16-6)
アクセス JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分
入場料 無料

コンドウ ダイスケ
 1983 年秋田県北秋田市生まれ。舞台写真家に憧れ、舞台制作から写真の道へ。2015年に写真家として活動を開始し、2020年には秋田県北秋田市に拠点を置く撮影会社「アキテッジ株式会社」を設立。北東北各地の企業や自治体の広告に関わる写真・映像を多く手がける。
公益社団法人 日本写真協会〈PSJ〉会員。一般社団法人 日本旅行写真家協会〈JTPA〉会員。

作家メッセージ
 2022年より、阿仁マタギの益田光氏と共同で「iPlants(information Plants)プロジェクト」を立ち上げた。これは“マタギによる新たな山の恵みの形を探る”試みである。
 はじまりは益田氏の抱えるジレンマだった。彼は、主に東北地方の山村地域で暮らしながら、独自の宗教観や規則を持つ狩猟集団であるマタギの生き方に惹かれ、2019年に秋田県北秋田市阿仁地区へ移住した。マタギ発祥の地とされている阿仁地区に生きるマタギたちは阿仁マタギと呼ばれる。マタギは「山 の神」を信仰していて、狩猟鳥獣や山菜など、山の恵みはすべて山の神からの「授かり物」と考える。四方の山々を正確に把握し、四季を通して山の恵みを授かりながら生きる山の民である。
 益田氏はマタギとしてクマを追う一方、大学で学んだ森林科学を活かして野生の植物を商品化する事業を手掛けている。そこで事業を成長させるには、より多くの植物を採取しなければならないという壁にあたった。山の恵みを授かりつつ、山の資源を損なわない方法はないか。行きついた答えは「現実の植物と非現実の植物を分ける」ことだった。こうして「iPlants プロジェクト」が立ち上がった。
 プロジェクトの始まりは、阿仁マタギのホームグラウンドである森吉山で行った。森吉山を風景としてではなく、植物のアーカイブとして撮影する。それが我々のミッションだった。だが、森吉山一帯は県立自然公園に指定されており、植物の採集が原則禁じられている。植物を採集せずに撮影するために、現地まで巨大なLEDパネルを持って登り、そこでスタジオを組んで撮影するという手段をとった。里山エリアの植物については採集して撮影を行っているものもあるが、森吉山の高山帯に自生する植物については植物体を傷つけない方法で撮影している。本展はそれらの過程で撮影した植物のデータを、写真展という形で再編集し直したものである。
 これらの植物のポートレートを通して、森吉山に生きる植物、そしてマタギの新しい生き方について思いをはせて頂ければ幸甚である。

東京写真月間について
「東京写真月間」(The Month of Photography, Tokyo)は、写真文化の普及と発展を図るために、1996年より公益社団法人日本写真協会が写真業界に呼びかけて催されている写真イベントです。
 毎年6月1日の「写真の日」を中心とした5~6月にかけて、東京都内の写真ギャラリーなどで開催されています。
 今年で29回目を迎える国内企画展は、「写真の力で伝えようSDGs」をテーマに、都内の6拠点にて9名の写真展を開催します。

水飛沫を浴びるしかの写真

マンスリーフォトコン スタンダードクラス 2023年11月号ゴールド賞 加藤淑恵 「雨上がり」

2024年5月17日(金)~6月17日(月)
キヤノンフォトサークル マンスリーフォトコン 2023 優秀作品展

 キヤノンの会員制写真サークル「キヤノンフォトサークル」の月刊誌では、月例写真コンテスト「マンスリーフォトコンテスト」※1を開催しています。
 本展は、2023年4月号から2024年3月号において、毎月募集しているスタンダードクラス、ネイチャークラス、そして3カ月ごとに募集テーマが変わるテーマ別クラス(乗り物、ポートレート、モノクロ、生きもの)の各クラスで、ゴールド賞を受賞した作品計36点を展示します。作品はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし、展示します。
 なおキービジュアルには、冷たい雨に耐えた雄シカから放たれる強くて美しい生命力を感じるように、写真が持つ力が多くの方に届くことを願い、加藤淑恵さんの作品「雨上がり」を選定しました。
※1.「マンスリーフォトコンテスト」は2024年2月以降に現在の名称に変更し、2024年1月までは「マンスリーフォトコン」の名称で実施していました。
開催期間 2024年5月17日(金)~6月17日(月)
開館時間 10:00~17:30
休館日 日曜日·祝日
会 場 キヤノンSタワー2階キヤノンオープンギャラリー2(東京都港区港南2-16-6)
アクセス JR品川駅港南口より徒歩約8分、京浜急行品川駅より徒歩約10分
入場料 無料

キヤノンフォトサークルについて
 キヤノンフォトサークルは、本年で創立70年を迎える国内有数の会員制写真サークルとして、アマチュア写真文化に大きく貢献してきました。会員向けに発行している月刊誌「キヤノンフォトサークル」やイベント、ウェブサイト、SNSを通じて、会員の皆さまに写真を楽しんでいただく場や情報を提供しています。
キヤノンフォトサークルホームページ canon.jp/cpc

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

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