W'UP!★3月7日~4月14日 長島伊織 個展「TULIP」/3月13日~4月21日 高屋永遠「雨粒は花となり宙に舞うまで」 LURF GALLERY 1F/2F(渋谷区猿楽町)

W'UP!★3月7日~4月14日 長島伊織 個展「TULIP」/3月13日~4月21日 高屋永遠「雨粒は花となり宙に舞うまで」 LURF GALLERY 1F/2F(渋谷区猿楽町)

長島伊織 個展「TULIP」
会 場 LURF GALLERY / ルーフギャラリー2F(東京都渋谷区猿楽町28-13)
会 期 2025年3月7日(金)~4月14日(月)
開館時間 11:00~19:00
休館日 2025年3月11日(火)、3月12日(水)
入場料 無料
ホームページ https://lurfgallery.com/

“Portrait with a book” 2025 Oil on Canvas 1303×1940mm
“Portrait with a book” 2025 Oil on Canvas 1303×1940mm
“Still Life” 2025 Oil on Canvas 455×530mm
“Still Life” 2025 Oil on Canvas 455×530mm
“Portrait in the studio” 2025 Oil on Canvas 1303×1940mm
“Portrait in the studio” 2025 Oil on Canvas 1303×1940mm

 長島伊織は、写真や映像を手がかりに、絵画ならではのリアリティを追求し、記憶や感情を可視化する作品を制作しています。本展「TULIP」では、幼少期の記憶をテーマに、生と死、記憶の曖昧さ、イメージの時間性を探る新作を発表します。200号の大作も展示し、大画面による表現にも挑みます。

ステートメント
 展示タイトル「TULIP」は、幼い頃の記憶に基づいています。私の記憶には、チューリップを見に墓地まで散歩に行ったことが鮮明に残っています。花が好きだった私は、それを見るために墓地へ足を運んでいました。実はこの記憶が事実かどうかわからないのですが、私にとっては非常に大切で、はっきりと深く刻まれています。
 当時の私は、墓地を花が咲く場所として認識していたのですが、今振り返ってみると、死を象徴する場所である墓地と美しい花というコントラストに惹かれていたのかもしれません。この記憶と「TULIP」という言葉は、絵を描く際によく思い出し、私に死生観や矛盾、そしてそのリアリティについて問いかけてきます。
 本展の作品たちは、そうした記憶に影響を受けて制作しました。また、スタジオを舞台に、イメージと記憶、リアリティについて考え、新鮮に、より具体的に曖昧なものを表現しようと試みました。
 長島伊織

ポートレイト

長島伊織 Iori Nagashima
1997年 大阪府生まれ
2020年 武蔵野美術大学 油絵学科 卒業
主な個展
2024年 徴(YUVAN Gallery・東京)
2024年 Tone(Art Salon SCÈNE・東京)
2024年 Still life(阪急うめだ本店・大阪)
2023年 SURFACE(西武池袋本店・東京)
2023年 Another Film(銀座蔦屋書店・東京/京都岡崎蔦屋書店・京都)
2022年 nonfiction image(biscuit gallery・東京)
2022年 By the window(阪急うめだ本店・大阪)
2022年 Outline(そごう広島店・広島)
2021年 みちばたの手紙(Art Salon SCÈNE・東京)
2021年 枠の中を歩くこと(武蔵野美術大学 FAL・東京)
2021年 WINGSPAN(ギャラリー和田・東京)
2021年 破片(そごう横浜店・神奈川)
2020年 ULTRAMARINE(西武渋谷店・東京)
主なグループ展
2024年 9 stories(阪急メンズ大阪 Contemporary Art Gallery・大阪)
2024年 新収蔵作品紹介(群馬県立近代美術館・群馬)
2024年 抽象とか、具象とか、ときどき歴史 F collectionを中心として(ASTER Curator Museum・石川)
2024年 6 drawings vol.2(biscuit gallery・東京)
2024年 海辺と椅子-the Chairs, by the SeaII-(Art Salon SCÈNE・東京)
2023年 マイマップでラインとシェイプを描画する(タカ・イシイギャラリー前橋・群馬)
2022年 ENTROPY[三浦梨沙との二人展](THE LOOP GALLERY・東京)
2022年 nine colors(阪急うめだ本店・大阪)
2021年 Hazy memories-曖昧な記憶-(そごう横浜店・神奈川)
2020年 LOVE&ART-Xmas2020(銀座蔦屋書店・東京)
2020年 nine colors XIV(西武渋谷店・東京)
2019年 SHIBUYA STYLE Vol. 13(西武渋谷店・東京)
長島伊織公式HP  http://iorinagashima.com
SNS
Instagram  https://www.instagram.com/iorinagashima)
Twitter  https://twitter.com/iorinagashima)

関連イベント
長島伊織 × LURF GALLERYオリジナルグッズ販売(会場およびウェブサイト)

展示作品の購入は申込制となります。
主催 LURF GALLERY
協力 mona art office

LURF GALLERY 1F
Lurf MUSEUM 2F
LURF GALLERY 2F

 2022年6月、東京・代官山駅徒歩5分の場所にオープンしたLURF GALLERYは、ミュージアム規模のギャラリーです。2Fはアーティストが柔軟で自由な表現や実験的な試みが展開できる面積70坪天井高約4メートルのオルタナティヴ・スペース。1Fは1930年代のデンマークヴィンテージ家具で揃えられたカフェスペースになっており一杯ずつ淹れるハンドドリップのコーヒーなどを提供。アートを鑑賞しながらゆっくりとした心地よい時間を過ごすことができます。また、アーティストのグッズが購入できるショップも併設。アーティストと人々が対話をつづけるための新たな場所になることを目指します。
営業時間 11:00〜19:00 ※不定休
Website https://lurfgallery.com/
Instagram https://www.instagram.com/lurfgallery/
Twitter https://twitter.com/lurfgallery

住所東京都渋谷区猿楽町28-13 Roob1 1F・2F
TEL 
WEBhttps://lurfgallery.com/
営業時間*111:00〜19:00
休み*2不定期
ジャンル*3現代美術
アクセス*4東急東横線代官山駅より徒歩5分
取扱作家 
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

LURF GALLERY(渋谷区猿楽町)

キービジュアル

高屋永遠「雨粒は花となり宙に舞うまで」
会 場 LURF GALLERY / ルーフギャラリー1F(東京都渋谷区猿楽町28-13)
会 期 2025年3月13日(木)~4月21日(月)
開館時間 11:00~19:00
休館日 2025年3月11日(火)、3月12日(水)
入場料 無料
ホームページ https://lurfgallery.com/

 高屋永遠は、宇宙や自然のエネルギーを感覚し、それを身体を通して作品として表現することを探求しています。
生の現象としての桜をモチーフに、雨粒が大地に染まり、桜の樹に吸い上げられて花となり、風に乗って宙に向かって、静かに大きく循環してゆく。その小さな一瞬に宿る物語を描きます。
 また、本展に合わせて高屋永遠 × LURF GALLERYオリジナルグッズを会場およびウェブサイトにて販売いたします。

ステートメント

 雨粒は花となり、宙に舞うまで。

 私にとっての創作は「描くこと」を超越し、この地球、さらには宇宙を生み出しているエネルギーを日々感覚し、自分の身体を通して作品として現前させる行為です。大いなるエネルギーの循環、私たちを取り巻く大いなる自然<ジネン>、それはただ美しいだけではなく、時に私たちの命をのみこんでしまうような壮大で壮絶な現象です。 昨年の個展「It calls: shades of innocence」は、そのダイナミズムを前に美しさを感じながらも、同時に畏怖の念を抱く体験を平面作品で構成された鑑賞空間として現前させた展示でした。 今年またこうして皆様とお会いできる機会をいただいて、私は昨年の展示をもう一つ別の視点から感じていただく展示をしたいと考えました。
 存在の純粋性を伝えるために、私は毎日色を作っています。日が差し込むアトリエの中で、指の先に残った顔料の一粒がきらりと光るときがあります。その輝きに、思わず手を止め、じっとその光る一粒を眺めていると、極小の中にも、遥かなるものが宿っていることに気が付きます。その小さきものの物語はどのようなものか、それに思いを馳せていただく展示はどうだろうか、と。

 この季節の展示で、私は生の現象として桜を描いています。その桜を極小の眼差しで眺めると、花びら一枚のなかに、生命が形作られていった物語を見出すことができます。空から降り注ぐ雨の一粒が、土に染み込み、桜の樹に吸い上げられ花となり、枝を揺らす風で樹を離れ、旅を始める。そしてそれはやがて宙(SORA)まで届き、再び大きなものへと還る、そんな小さきものを描こう。

 ひとひらの花に世界が宿っているように、私たち人間のそれぞれに、世界が宿っている。
 その不思議に思いを馳せていただけたら幸いです。
  2025年 3月 展示に寄せて 高屋永遠

ポートレイト

高屋 永遠 Towa Takaya
現代美術家
 1992年東京都生まれ。ロンドン大学ゴールドスミス校を卒業。流麗な線と神秘的な色彩が特徴的な絵画は、空間、時間、存在についての領域横断的な考察に基づき制作される。国内外の土地や植物、化粧原料などから自作した色材を用いて作品を制作する。繊細な色のスペクトラムの探求と豊かな階調が織りなす独自の奥行きは、鑑賞者を日常から切り離された精神の空間へと誘う。仮想現実上での描画システムの考案や異分野の技術とのコラボレーションを通した作品制作も精力的に行う。2022年より資生堂みらい研究グループとの化粧品原料を用いた共同研究を実施。
共同研究
化粧品原料の新規用途および、美術分野における新素材の使用用途の考案、研究 (資生堂みらい開発グループ)
主な活動歴
2025 ART FAIR TOKYO 2025 / 東京国際フォーラム(東京)
2025 個展 「無限の形象」 / 銀座三越(東京)
2024 第2回日本国際芸術祭 未来を創るU35展 / 御寺泉涌寺 舎利殿(京都)
2024 Art Fair Beppu 2024 / 別府国際観光港(大分)
2024 Kiaf SEOUL / COEX(ソウル・韓国)
2024 SUMMER SHOW / Redcar Contemporary Art Gallery(レッドカー・英国)
2024 Tokyo gendai / パシフィコ横浜(神奈川)
2024 個展 「It calls : shades of innocence」 / Lurf MUSEUM(東京)
2023 研究成果展 「揺動する絵画空間」 / 資生堂グローバルイノベーションセンター(神奈川)
2023 個展 「JOY AFTER ALL - 花信風」 / Lurf MUSEUM(東京)
2023 Chroma Distance / POLA MUSEUM ANNEX(東京)
2022 diverse paintings / 西武渋谷店(東京)
2019 ART FAIR TOKYO 2019 / 東京国際フォーラム(東京)
2016 ON the THRESHOLD II: Formal Presence / Oriental Museum(ダラム・英国)
受賞歴など
2017 ヤングクリエーターズアワード2017 入賞 / MIギャラリー(大阪)
2014 RAW TALENT 2014 Art EXHIBITION 入賞 / Dalston Department Store(ロンドン・英国)
2009 第83回国展 入選 / 国立新美術館(東京)
HP  http://towatakaya.com/
Instagram @towatakaya

 

情報掲載について

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