W'UP★2月21日~5月17日 福田尚代 あわいのほとり 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館(神奈川県鎌倉市)

2024–2026年 消しゴムに彫刻 作家蔵 撮影:高橋健治
福田尚代 あわいのほとり
会 期 2026年2月21日(土)~5月17日(日)
会 場 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館(神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1)
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(2月23日、5月4日を除く)
入館料 一般 700円(600円)/20歳未満・学生 550円(450円)/65歳以上 350円/高校生 100円
※()内は20名以上の団体料金です。
※中学生以下、障害者手帳等またはミライロIDをご提示の方(および介助者原則1名)は無料です。
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:3月1日、4月5日、5月3日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く)でご覧いただけます。当日は会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」です。
ホームページ https://www.moma.pref.kanagawa.jp/
主 催 神奈川県立近代美術館
- 福田尚代《漂着物/ひとすくい/泉》より 2024–2026年 消しゴムに彫刻 作家蔵 撮影:高 橋健治
- 福田尚代《翼あるもの/岬より『楽しみと日々』》 2022年 頁を折り込まれた書物 作家蔵 撮 影:高橋健治
- 福田尚代《書物の魂#02》2013–2023年 ほぐされた本の栞ひも 東京都現代美術館蔵 撮影: 坂田峰夫
- 福田尚代《アイスハーケン、そしてアイリス》2018-2024年 脱色されたハンカチに刺繍 個人 蔵 撮影:坂田峰夫
- 福田尚代《便箋 #01/1981年 秋/先輩(巡礼/郵便シリーズより)》2009年 郵便物に刺繍 個人蔵 撮影:上野則宏
- 福田尚代《煙の骨》2007–2013年 女性の名前が刻印された色鉛筆の芯の彫刻 うらわ美術館蔵 撮影:大谷一郎
- 福田尚代《夢ノート/袖の涙/泉 #01 》 2023–2024年 夢ノートに着彩(色鉛筆) 個人蔵
- 福田尚代《メッセージカード #02/トランプ(ハートの2)》2025年 メッセージカードに刺繍 作家蔵 撮影:高橋健治
美術家・福田尚代(ふくだ・なおよ/1967–)は、「世界は言葉でできている」という独自の思索を、言葉と美術によって探求してきました。創作の根幹にある言葉との出会いは幼少期に遡り、本のページに並ぶ文字の組み合わせがひとつ変わるだけで、別な景色が生まれるその移ろいに魅了されたといいます。そこから言葉を小さな「粒子」として捉え、ひとつひとつの言葉を分解し、並び替えることで未知の世界に触れる手がかりを見いだします。
始めからも終わりからも同じ文字列で読める「回文」を意識し始めたのは、東京藝術大学に在学の頃で、同大学院修了後、1994年から約6年間のアメリカ滞在を経て本格的に手がけていきます。これまでに発表した回文集は、『ひかり埃のきみ』(2016年、平凡社)、『わたしたち、言葉になって帰ってくる』(2020年、私家版)など10冊余を数えます。
福田はこうした言葉の表現と併行して、造形制作においても独自の個性を発揮してきました。本や栞ひも、手紙、鉛筆、消しゴムなど、いずれも言葉に関わり、人の手に触れられた記憶を宿す物を素材に彫刻を施します。削り、折り、切り抜き、ほどき、糸で縫い、針穴を穿たれた物たちは元々の姿を失い、やがて小さな「粒子」となって消えゆくかのようです。こうした存在のはかなさ――生と死の「あわい」に光をあててきた福田の制作は、「アーティスト・ファイル2010―現代の作家たち」(国立新美術館、2010年)や「フラグメント―未完のはじまり」(東京都現代美術館、2014年)をはじめ、近年では「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」(DIC川村記念美術館、2020年)、「雰囲気のかたち―見えないもの、形のないもの、そしてここにあるもの」(うらわ美術館、2022年)、「旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる」(東京都庭園美術館、2022年)などのグループ展を通して高く評価されています。
本展は、初期から新作に至る主要な作品によって福田の創作を紹介するとともに、会場の空間を取り込んだインスタレーションによって構成する画期的な個展となります。
展覧会のみどころ
1.福田の初期から新作を展覧
初期から新作を含む主要な作品と併せて、書き下ろしの回文により、美術と言葉を往還する福田の創作世界を紹介します。
2.福田の作品と回文によるインスタレーション
美術館の展示空間を取り込んだインスタレーションをお楽しみいただけます。とりわけ、近年、作家が関心を寄せている「あわい」をテーマにしたインスタレーション《漂着物/ひとすくい》や 《漂着物/波打ち際》を展覧します。
福田尚代 略歴
1967年 埼玉県生まれ
1992年 東京藝術大学大学院修了
1994年から2000年まで アメリカ滞在
現在 埼玉県在住
主な個展
2012年 福田尚代展 あなたの船の往くところに(横浜市民ギャラリーあざみ野/神奈川)
2013年 福田尚代 慈雨 百合 粒子(小出由紀子事務所/東京)
2016年 コレクション 福田尚代 言葉の在り処、その存在(うらわ美術館/埼玉)
2024年 ひとすくい(Kanda & Oliveira/千葉)
2025年 福田尚代 日な曇り(YOKOTA TOKYO/東京)
主なグループ展
2010年 アーティスト・ファイル 2010-現代の作家たち(国立新美術館/東京)
2014年 MOTアニュアル 2014:フラグメント-未完のはじまり(東京都現代美術館/東京)
2020年 開館30周年記念展:ふたつのまどか-コレクション×5人の作家たち(DIC川村記念美術館/千葉)
2022年 雰囲気のかたち-見えないもの、形のないもの、そしてここにあるもの(うらわ美術館/埼玉)
2022年 旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる(東京都庭園美術館/東京)
関連企画
担当学芸員によるギャラリートーク
日時 3月7日(土)、4月4日(土)、5月2(土)各回 14:00~14:30
会場 鎌倉別館 展示室
※申込不要、無料(ただし高校生以上の方は当日の観覧券が必要です。)
※アーティストによるギャラリートーク、その他の関連企画の詳細は美術館ウェブサイトをご確認ください。
同時開催の展覧会(葉山館)
会期 ~2026年2月23日(月・祝)
企画展「若江漢字とヨーゼフ・ボイス 撮影されたボイスの記録、そして共振」
コレクション展「没後10年 江見絹子―1962年のヴェネチア・ピエンナーレ出品作品を中心に―」
会期 2026年3月7日(土)~5月31日(日)
企画展「内間安理・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ」
コレクション展「たいせつなものII—近年収蔵の彫刻・立体作品から—」
| 住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1 |
| TEL | 0467-22-5000 |
| WEB | https://www.moma.pref.kanagawa.jp/ |
| 開館時間 | 9:30〜17:00(入場は16:30まで) |
| 休み*1 | 月(祝日および振替休日は開館)、展示替期間、年末年始(12月29日から1月3日) |
| ジャンル*2 | 近代美術、現代美術 |
| 観覧料*3 | 展覧会により異なる |
| アクセス*4 | JR鎌倉駅、江ノ島電鉄線鎌倉駅より徒歩約15分 |
| 収蔵品 | https://www.moma.pref.kanagawa.jp/collection/ |
| *1 このほかに年末年始・臨時休業あり *2 空欄はオールジャンル *3 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認 *4 表示時間はあくまでも目安です | |
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
W'UP★3月7日~5月31日 企画展 内間安瑆・俊子展 色を織り、記憶を紡ぐ/コレクション展 たいせつなものⅡ―近年収蔵の彫刻・立体作品から― 神奈川県立近代美術館 葉山(神奈川県三浦郡葉山町)











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