W'UP★11月2日~11月13日 Might Be Classics#2 光岡幸一個展『魂心の一撃』 SACS(渋谷区桜丘町)

W'UP★11月2日~11月13日 Might Be Classics#2 光岡幸一個展『魂心の一撃』  SACS(渋谷区桜丘町)

2023年11月2日(木)~11月13日(月)
Might Be Classics#2 光岡幸一個展『魂心の一撃』

 予感と直感を手がかりに、観察と対話によって場所の特性を見出して作品に取り込みつつ、自らも地域の人やものと関わりながら制作を行ってきた光岡幸一。これまで多摩川の河川敷に私設のアートセンターを創設し、企画維持管理を行うプロジェクト「TAMA ART CENTER」や、渋谷の地下に湧く自然水をギャラリー内に招き入れるインスタレーション「もしもといつも」などを行ってきました。そんな光岡が数年前からライフワークのように行っているのが、テープを使って街に文字を書く行為です。書かれた文字は写真に残された後、即座に剥がされます。作品として写真で完成形を見るとき、それはどこか現実を超えた存在のようにも感じられます。今回公開となる新作は、渋谷の会場(SACS)を大胆に使った企みとなります。

アーティスト・ステートメント
 近所の道端に、ずっと放置されている2つの棚がある。その棚は、コルクボードにシートが貼られているシンプルな3段タイプの物で(よくIKEAやニトリで安く売っている様なあの感じの)茶色いやつと白いやつが1つずつ並んで置かれている。きっと誰かが捨てていったのだ。
 この棚の事が気になっている。
 ちょうど家から駅までの間にあるので通る度についつい見てしまう。
 たまに缶チューハイの空き缶が置かれていたり、弁当の空きガラが置かれたりして変化があるとちょっとうれしくなったりし、そんな感じで半年ほど経った。雨風にさらされ続けた棚はどんどん風化していき、ついに白い方の棚が崩れてしまった。その2週間後、茶色い棚も崩れてしまった。これからどうなっていくんだろうか。
 その棚たちは割と人通りの多い道に居たのだが、何人がそれに気を留めていたのだろう。
 この街でその棚について一緒に喋れる人はいるのだろうか。もしかしたら自分だけが見ていたのかもしれない。かといって何故自分がその棚の事が気になっているのかも正直よく分からない。
 そういうよく分からないものというか、あってもなくてもいい様な物が街にはなるべくたくさんあって欲しい。そしてそれを面白がっていきたい。(*この話は今回の展示にあまり関係ありませんのでどうぞお気軽に。)
 光岡幸一

光岡幸一(みつおか こういち)
 名前は、字がすべて左右対称になる様にと祖父がつけてくれて、読みは母が考えてくれた。(ゆきかずになる可能性もあった。)宇多田ヒカルのPVを作りたいという、ただその一心で美大を目指し、唯一受かった建築科に入学し、いろいろあって今は美術家を名乗っている。矢野顕子が歌うみたいに、ランジャタイが漫才をするみたいに、自分も何かをつくっていきたい。一番最初に縄文土器をつくった人はどんな人だったんだろうか?

Might Be Classics#2 光岡幸一個展『魂心の一撃』
会 期 2023年11月2日(木)~11月13日(月)
会 場 SACS(東京都渋谷区桜丘町16−12 桜丘フロントビル 1階)
時 間 12:00~20:00
入場無料
企画制作 CCCアートラボ
※イベント詳細につきましては下記URLよりご確認ください。
Instagram https://www.instagram.com/mightbeclassics/

期間中にトークセッション&DJイベントを開催
 会期中、会場にて2回のイベントを開催します。お申込み方法など最新情報につきましては下記のURLからご確認ください。公式Instagramより、随時情報発信いたします。
Instagram https://www.instagram.com/mightbeclassics/

11月2日(木)
19:00~20:00 トークセッション「寝そびれ人間」ゲスト:DIEGO × 光岡幸一
20:00~22:00 DJイベント Lil Mofo、NEWきんぎん
11月8日(水)
19:00~20:00 トークセッション「ぽつねんwatcher」ゲスト:xiangyu × 光岡幸一
20:00~22:00 DJイベント 1-DRINK、サモハンキンポー

情報掲載について

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