W'UP★4月3日~4月25日 ハ・テイム (Ha Tae Im) 個展「Un Passage」 TAOS GALLERY TOKYO(港区元麻布)

ハ・テイム (Ha Tae Im) 個展「Un Passage」
会 期 2026年4月3日(金)~4月25日(土)
会 場 TAOS GALLERY TOKYO(東京都港区元麻布3-10-1 3F)
開館時間 14:00~19:00
休館日 日曜日、月曜日
入館料 無料
ホームページ https://www.instagram.com/taosgallery_tokyo/
六本木のTAOS GALLERY TOKYOでは、韓国現代美術を代表する抽象画家、ハ・テイム (Ha Tae Im) の個展「Un Passage」を、4月3日より開催いたします。
ハ・テイムは、鮮やかな色彩の帯(カラーバンド)を幾層にも重なり合わせる抽象画で最も有名な現代美術家です。その表現は、かつて言葉や文字をキャンバスに書き込み、それを消していく過程で生まれました。
色彩の帯(カラーバンド)は、単なる装飾ではなく、特定の感情やメッセージを象徴しています。「真の対話は言葉を超えたところにある」という考えから、文字を消す行為が色彩の帯へと進化し、現在は「Un Passage」というシリーズ名で、心の通路や感情の交流を表現しています。
本展では、日本最高峰の北欧ヴィンテージ家具コレクション「KAMADA」とのコラボレーションにより、色彩と家具が共鳴する特別な空間を創出いたします。「現在性」を持つアートが、1950~70年代の北欧ヴィンテージ家具が纏う「時間の深み」と対話します。
家具は単なる背景ではなく、作品と“共鳴”する存在として、生活空間の中でアートが放つエネルギーを体感していただける展示構成となっています。




見どころ
鮮やかで透明感のある色彩によって構成された彼女の画面は、一見すると装飾的で軽やかな印象を与えますが、その背後には感情の流れと時間の蓄積が内在しています。それは色彩によって空間を構築すると同時に、その反復を通じて内面的な心理状態を可視化しようとする試みです。言い換えれば、ハ・テイムの絵画は物理的空間を再現するのではなく、感覚的時間の層を構築し、色彩を媒介とした情緒的共鳴の状態を生み出しています。
彼女の制作は、繰り返し重ねられる曲線状のカラーバンド(color band)を中心に展開されます。画面上に蓄積される有機的な色面は、単なる造形要素にとどまらず、人間の思考や感情、そして情緒的状態を感覚的に翻訳する一種の視覚的メディアとして機能しています。目には見えない心理的状態や内面の流れを、色彩の層として物質化することで、絵画空間の中に情緒のリズムを可視化しています。こうした色の重なりは、彼女が継続して用いてきた《Un Passage》という概念が示唆するように、異なる感覚の層が交差する通路であり、未知の世界へと向かう移行のメタファーとして作用しています。
ハ・テイムの絵画は、即興的なジェスチャーの結果というよりも、むしろ反復と統制に基づいて形成されています。画面を満たす色帯は、一定の規則と緊張関係のもとで蓄積され、その過程において感覚的快楽と強迫的秩序との微妙な均衡が模索されます。ペク・ナムジュン記念館館長のパク・ナムヒが指摘するように、彼女の作品に現れる美しさは自然発生的なものではなく、絶え間ない造形的選択と遂行的反復によって獲得された「強迫的な美」に近いと言えます。このような態度は、絵画を単なる視覚的再現の領域にとどめることなく、感覚を組織化する一種の装置へと拡張し、同時代抽象絵画の新たな可能性を提示しています。
オープニングレセプション:2026年4月3日(金)16:00 - 19:00(作家も在廊いたします)
Ha Tae Im (河 泰任 / ハ・テイム)
1973年 韓国生まれ
パリ国立高等美術学校卒業
弘益大学で博士号取得
1995年 個展を皮切りにソウル、パリ、ミュンヘンなど国内外で計31回の個展、200回以上のグループ展に参加
1999年 モナコ国際現代絵画展でモナコ公国賞受賞
ディジョン国立高等美術学校およびパリ国立高等美術学校で学ぶ
弘益大学校美術大学絵画科にて博士号取得
作品は、国立現代美術館(ミュージアムバンク)、ソウル市立美術館、モナコ現代美術館をはじめとする公共機関や企業コレクションに収蔵
近年は、ヨンウン美術館、POSCO美術館、ガナアートセンター、ノブレス・コレクションなど韓国国内の主要機関での個展をはじめ、ロサンゼルスやニューヨークなど海外での展覧会を通じて活動の幅を広げる
同時代抽象絵画における色彩表現の可能性を探求する作家として注目を集める




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