W'UP★2月20日~5月31日 アンドリウス・アルチュニアン「Obol」展 銀座メゾンエルメス ル・フォーラム 8・9階(中央区銀座)

Courtesy of the artist Photo by Dat Bolwerck, Zutphen
アンドリウス・アルチュニアン「Obol」展
会 期 2026年2月20日(金)~2026年5月31日(日)
会 場 銀座メゾンエルメス ル・フォーラム(東京都中央区銀座5-4-1 8・9階)
開館時間 11:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日 水曜日
※開館日と閉館時間についての最新情報はウェブサイトをご覧ください。
入館料 無料
ホームページ https://www.hermes.com/jp/ja/content/maison-ginza/
主 催 エルメス財団
協 力 東京日仏会館
ゲストキュレーター 岩田智哉
エルメス財団は、オルタナティヴなキュラトリアルの実践を試みるThe 5th Floorのディレクター岩田智哉をゲスト・キュレーターに迎え、アルメニア/リトアニアのアーティスト・作曲家であるアンドリウス・アルチュニアン(1991年生まれ)の日本で初個展となる「Obol」を開催いたします。アルチュニアンは第59回ヴェニス・ビエンナーレ(2022年)において、アルメニア・パビリオン代表、また世界各地のビエンナーレ等に参加するなど、精力的な活動を行っています。
アルチュニアンは、しばしば時間を、粘性をもつ催眠的な力として扱ってきました。音楽を「歪んだ時間の建築」と捉える彼は、ヴァナキュラーな実践、思弁的な儀礼、そして政治的同調と音の調和のあいだのパラレルな関係を探求し続けています。この度、ル・フォーラムにて、彼は冥界の未来的なヴィジョンを想像します。あらゆる文明は、儀式、神話、図像を通して、今世と来世のどちらの生をも統御する方法を生み出してきました。秘教的文献、神話の断片、トランス、消失の象徴が「地下レイヴの美学」を通して立ち現れる本展は、「冥界者のためのクラブ」として、時間・未来・神話についての問いを投げかけます。
「Obol」は、一連の新作によって構成されます。アルチュニアンは、かつては聖性を付与されながら、現代では世俗的用途に転用されている物質「瀝青」を制作に用います。本展は、この極めて粘性が高く漆黒な石油由来の物質である瀝青をイメージの起点に、冥界の渡し守カロンの神話や、古代の宗教から語り継がれる神格へとオマージュを捧げます。彼が創出する重層的な音像は、展示空間を横断しながら全体を結びあわせ、遊戯性と厳粛さを兼ね備えながら、冥界に冷ややかなアンセムを響かせます。また儀礼的触媒として空間に布置されたカロンへの渡し賃の銀貨オボルや蛇、生成的な神話的図像が、未来の冥界における儀式を想起します。
プロフィール
アンドリウス・アルチュニアン
1991年、アルメニア/リトアニア生まれ。「聴く」ことのハイブリッドな形式、ヴァナキュラーな知識、そして現代的な宇宙論を扱うアーティスト・作曲家。アルチュニアンのリサーチはしばしば、時間性、共鳴、そしてオルタナティヴな世界の秩序を実験的に探究する。催眠的かつ謎めいた形式に関する遊び心に溢れた思索を通して、アルチュニアンのインスタレーション、映像およびパフォーマンス作品は、音楽的および政治的な調和という概念に挑戦する。
主要な個展
2025 Under The Cold Sun, Kunstmuseum Magdeburg, Magdeburg, Germany
2025 Poison Paradise, eastcontemporary, Milan, Italy
2025 This World Will Disappear Before You Read It, Memphis, Linz, Austria
2023 Gharīb, The 59th Venice Biennale, Armenia Pavilion, Venice, Italy
主要なグループ展
2025 Performa, New York, United States
2025 Forever Temporary, MO museum, Vilnius
2024 The 15th Gwangju Biennale, Gwangju, South Korea
2024 The 17th Lyon Biennale, Lyon, France
2024 The 9th Asian Art Biennale, Taichung, Taiwan
2024 The 15th Baltic Triennial, Vilnius
2024 Borders Are Nocturnal Animals, Palais de Tokyo, Paris
2024 Lithuanian Contemporary Art from the 1960s to Today, Centre Pompidou, Paris
2023 The 14th Shanghai Biennale, Shanghai, China
2023 Refuge, Contemporary Art Centre, Vilnius
2023 Positions: Elsewheres, Stroom, The Hague, the Netherlands
受賞歴
2024 Future Art Generation Prize, shortlisted, Kiev, Ukraine
2024 Young Artist of the Year, Culture Ministry of Lithuania, Vilnius
ゲストキュレータープロフィール
岩田智哉
1995年、愛知県生まれ。キュラトリアル・スペースThe 5th Floorのディレクター。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了。アジア各地のオルタナティヴ・スペースを訪れ、それぞれのローカルのアートシーンにおけるオルタナティヴとインスティテューションのダイナミズムについてのリサーチを行う。また自身もそのようなスペースを運営する実践者として、展覧会に限らない広義のキュラトリアル実践を通して、既存のシステムに対するオルタナティヴの可能性を模索する。主な展覧会に、「さかむきの砂」(kudan house、東京、2025年)、「ANNUAL BRAKE」シリーズ(The 5th Floor、東京、2024年、2023年、2022年)、「between/of」(The 5th Floor、東京、2022年)。
関連企画
本展の開催に合わせて、The 5th Floorではグループ展を開催いたします。
Deep in the Sway
アンドリウス・アルチュニアン、アヌラック・タンニャパリット、AFSAR (Asian Feminist Studio for Art and Research)、プラジャクタ・ポトニス
会 期 2026年2月21日(土)~5月10日(日)
詳細はThe 5th Floorのウェブサイト https://the5thfloor.org/ でご確認ください。



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