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W'UP★2月18日~3月15日 MOYAN個展「Figure」/3月18日~4月11日 西村有未「滲出液とかさぶた」 Gallery & Restaurant 舞台裏(港区虎ノ門)

W'UP★2月18日~3月15日 MOYAN個展「Figure」/3月18日~4月11日 西村有未「滲出液とかさぶた」 Gallery & Restaurant 舞台裏(港区虎ノ門)

MOYAN個展「Figure」
会 期 2026年2月18日(水)~3月15日(日)
会 場 Gallery & Restaurant 舞台裏(東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1F)
開館時間 11:00~20:00
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
入館料 無料
ホームページ https://artsticker.app/events/113423

 麻布台ヒルズ内「Gallery & Restaurant 舞台裏」では、2026年2月18日(水)より、MOYAN個展「Figure」を開催いたします。
 MOYANは長年「人形を使った人間劇」をコンセプトに、人形やドールハウスをモチーフにしてきました。そこには、誰かに与えられ、期待され、演じさせられる役割が描かれてきました。人であり物でもある「人形」の二重性は、遊びという虚構性の中で社会の規範と結びつき、無自覚のままイメージを再生産させていきます。
 本展では、「人形(ひとがた)」のモチーフが雛人形と秋田の道祖神(どうそじん)へと展開します。雛人形は、節句の祈りとともに受け継がれてきた象徴です。 本展の作品では、対となる男女の関係が組み替えられ、凛とした緊張を湛えたまま立ち現れます。一方の道祖神は、疫病などの災いを村境で食い止めるために各地に祀られ、作り替えを伴いながら継承されてきた民間信仰の像です。反復を前提とする慣わしには、季節の巡り、共同体の維持、無事への祈りといった悠久の時間が内在します。同時に反復は、固定された役割の再生産も前提とします。本展ではそのせめぎ合いを浮かび上がらせます。飾られる雛人形と、境界に立つ道祖神。祈りと制度、継承と更新、守りと規範が交差する地点で描かれた「人形」は、私たちの主体が何によって形づくられてきたのかをあらためて問いかけるでしょう。

アーティストステートメント
 本展では、雛人形と道祖神という、日本の民俗的・制度的想像力を担ってきた像をモチーフに絵画を制作しました。いずれも本来、家族、性、境界、通過といった社会的秩序を自然なものとして可視化するための装置です。
 メインビジュアルとして描かれたのは、女雛二体、男雛二体がそれぞれ並ぶ絵画です。一対であることを前提としてきた雛人形の形式はここで反復され、しかし同時にずらされます。その「ずれ」は、新たな理想像を提示するというよりも、私たちが何を当然の組み合わせとして学習してきたのかを、静かに露呈させます。
 2015年、渋谷区でパートナーシップ条例が制定された年、私はバービー人形を用いて同性婚を主題とした絵画を発表しました。それから10年が経つ現在も、日本において同性婚は法制化されていません。この時間の停滞は、怒りとしてよりも、規範が反復され続ける構造そのものへの違和感として、私の制作の底流にあります。
 一方で、昨年の夏に秋田で短期間のレジデンスに参加した中で出会った道祖神は、村と村、生と死、内と外といった境界に立ち、通過や逸脱を引き受ける存在として祀られてきた像です。道祖神は、秩序を守るための像であると同時に、その境界が本来不安定であることを示し続けてきました。制度や社会に働きかけてきた多くの実践と並行して、私は一貫して、絵画という形式の内側からこれらの像を描いてきました。絵画は、即時的な解決を与えることはできませんが、規範がどのように像として定着し、反復され、疑われることのないものとして受け取られていくのかを、時間の中で可視化することができます。
 雛人形と道祖神は、本展において直接的に結びつけられることはありません。しかし、いずれの像もまた、性や関係性、境界が固定されたものではないことを、沈黙のうちに示しています。私はその沈黙を引き受け、イコンのように立ち現れる像を描き続けることで、現在の社会が前提としている、疑われることなく反復されてきた在り方を、静かに問いに晒しています。

ポートレイトMOYAN
1991年 埼玉県生まれ。
2018年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業。
2020年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画技法・材料研究分野 修了。
2025年 東京藝術大学美術学部 油画非常勤講師。
個展
2017年 「DOLLs」un petit GARAGE、東京。
2018年 「ICON」un petit GARAGE、東京。
2020年 「image」MEDEL GALLERY SHU、東京。
2020年 「ドル・プレイ」un petit GARAGE、東京。
2022年 「FIGUREHEAD」un petit GARAGE、東京。
2022年 「PLAY BOOTY」Ff、東京。
2023年 「人形の棲む静物」un petit GARAGE、東京。
2023年 「周縁の身体」HIKAWASANDO GALLERY、埼玉。
2024年 「Bod Mod」FOAM CONTEMPORARY、 東京。
2024年 「SUBSPACE」YYARTS | MISLA 、東京。
2024年 「魔除けとオーナメント」FRINGE、埼玉。
グループ展
2016年 「第3回CAF賞作品展2016」 3331 Arts Chiyoda、東京。「“Group Show~ Sommes-nous heureux?”」Bambinart Gallery、東京。
2017年 「ゲンロンカオス※ラウンジ新芸術校第2期生標準コース成果展『ハプニング(直接行動)を待ちながら』」ゲンロンカフェ、東京。「ヤングアート台北2017」シェラトングランデ台北ホテル、台北。「art expo NY」Pier 94、NY。
2018年 「ブレイク前夜~次世代の芸術家達~ PartII」Bunkamura Gallery、東京。「KUMA EXHIBITION 2018」スパイラルガーデン、東京。
2019年 「Unspoken Toys」MASATAKA CONTEMPORARY、東京。
2020年 神宮の杜芸術祝祭「紫幹翠葉 百年の杜のアート」明治神宮ミュージアム、東京。
2021年 「DOLLMAGE」TIERS GALLERY、東京。「ブレイク前夜展」美術手帖総編集長・岩渕貞哉セレクション、銀座蔦屋書店 GINZA ATRIUM、東京。
2022年 「EYES Portrait show by Emerging Artists」MEDEL GALLERY SHU、東京。「POPPETRY」クマ財団ギャラリー、東京。「ACTIVATE KOGEI +ART展」松屋銀座、東京。
2023年 「 ART NAGOYA 2023」名古屋観光ホテル、愛知。「京都×アートプロジェクト」京と家五条大坂町、京都。「ALICE×DOLL -不思議の国のアリスと人形」横浜人形の家、神奈川。
2024年 「CULTURE ART PARK 2024」代官山蔦屋書店、東京。「SENTIMENT」MEDEL GALLERY SHU、東京。「ドローイングの現在」師岡制作所、埼玉。
2025年 「EMERGING 恵比寿 2025」日仏会館ギャラリー、東京。「NEWS 2025」 東京藝術大学美術学部1F yuga gallery 、東京。「LIVING WITH ART アートのある暮らし展」明治安田ギャラリー、東京。「アイディアノート」師岡制作所、埼玉。
2026年 「MITSUKOSHI Art Selection」日本橋三越本館、東京。
受賞歴
2015年 「GEIDAI スカウティング@藝大ギャラリー」藝大アーツイン丸の内 (GAM)賞。
2016年 「シェル美術賞2016」入選。「第3回 CAF賞」山口裕美賞。
助成
2015年 「東京藝術大学久米桂一郎奨学基金」 認定。
2017年 「公益財団法人クマ財団第1期クリエイター奨学金」 認定。
2018年 「東京藝術大学平山郁夫奨学金」 認定。
2021年 「公益財団法人クマ財団活動支援事業」 認定。
2024年 「Tokyo Artist Accelerator Program」 第1期支援アーティスト。

レセプションは2月18日(水)18:00から開催予定です。(どなたでも自由にご参加いただけます)
作品販売は2026年2月18日(水)11:00より「先着制」にて販売いたします。
レストラン営業時間
火曜~金曜日 LUNCH 12:00~15:30 (L.O.15:00)、DINNER 17:00~22:00 (L.O.21:00)
土曜・日曜日 12:00~18:00 (L.O.17:00) ※カフェ営業となります。
アクセス 東京メトロ日比谷線神谷町駅5番出口より、駅直結 徒歩1分。エレベーターあり、バリアフリー。車椅子、ベビーカーの入場可能。
主 催 ArtSticker (運営元:The Chain Museum)

舞台裏内観

Gallery & Restaurant 舞台裏 とは
 2023年11月に麻布台ヒルズ ガーデンプラザAにオープンしたGallery & Restaurant 舞台裏はアート作品を鑑賞したあとに誰かと語り合いたくなる空間として、お酒や食事を楽しめるスペースを内包しています。ここでは作品と出会うことで芽生えた感情、もしくは混乱や困惑なども一緒にいる誰かと共有することができます。26坪という限られた空間ですが、展示スペースの裏側に回り込むとそこにはシェフのいるキッチンがあり、冷えた白ワインと気楽な前菜、本格的なコース料理も召し上がっていただけます。美術館に所蔵されるようなベテランのアーティストから、グローバルなマーケットで熱い視線を集める話題のアーティストまで、ときには演劇やダンスのようなパフォーマンスも企画します。
Instagramアカウント https://www.instagram.com/butaiura_artsticker/
アクセス
東京メトロ日比谷線神谷町駅5番出口より、駅直結 徒歩1分。
エレベーターあり、バリアフリー。
車椅子、ベビーカーの入場可能。

W'UP★3月6日~3月21日 SHOWCASE vol.3:Kyushu / Okinawa by ArtSticker アートかビーフンか白厨(港区六本木)

キービジュアル

西村有未「滲出液とかさぶた」
会 期 2026年3月18日(水)~4月11日(土)
会 場 Gallery & Restaurant 舞台裏(東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA B1F)
開館時間 11:00~20:00
休館日 月曜定休(月曜が祝日の場合は翌日休業)
入館料 無料
ホームページ https://artsticker.app/events/119660

 株式会社The Chain Museumが運営する「Gallery & Restaurant 舞台裏」(麻布台ヒルズ内)にて、西村有未「滲出液とかさぶた」による個展を開催します。
 本企画は、ArtStickerが運営する「Gallery & Restaurant 舞台裏」を会場に、一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)のメンバーギャラリーがリレー形式で展覧会を開催する「CADAN舞台裏」の第1弾です。

 私は、物語的イメージと物質性(マチエール)が拮抗する場で、絵画の可能性を探っている。また、そのための手がかりとして、「図形的登場人物」というモチーフを扱っている。「図形的登場人物」とは、民間伝承文学研究者マックス·リュティが示した概念であり、昔話において、内面や肉体的描写を省かれ、図示的な役割として配置される存在を意味する。私はこの平坦な存在と物語のシステムに、ときに複雑な想いを重ね、現実と地続きの容赦なさを感じてしまう。だからといって、その内側を補足する挿絵を描くわけではない。つまり、この感情が制作を駆動するエンジンとなる。
 同時に近年は、「図形的登場人物」を生む「物語の態度」そのものを、擬人化ならぬ擬物化として、立体へと起こして制作している。この立体は絵画の対抗馬として存在し、双方を行き来することで制作内部には綱引きのような緊張が生まれる。さらに、この緊張はやがて、互いを支える関係として立ち上がってきた。そのあいだで、絵画は次の手触りを獲得していく。
 イメージと色とマチエール、そして感情を重ね続ける行為は、同時に一定の型を手掛かりにしながら、抽象と具象という両岸を往還し続けるためのオールや燃料である。そして、これらに転がされ続けた絵具は、滲出液のようににじみ出る状態を経て、やがてかさぶたのような層を形成していく。こうしたプロセスのなかで、絵画は次第に私の手を離れ、一つの生き物のように立ち上がってくるのだ。

関連イベント
レセプション
日時 3月18日(水)18:00~
※どなたでも自由にご参加いただけます。

ポートレイト

プロフィール
西村有未
1989年 東京都生まれ
2019年 京都市立芸術大学大学院 美術研究科博士(後期)課程 美術専攻研究領域(油画)修了
近年の主な展覧会に「Salt Tongues / Far Shores Near」(Objectifs - Centre for Photography & Film、シンガポール、2025)、「絵⇄それらを生む物語の態度」(半兵衛麸 五条ビル 2F ホール Keiryu、京都、2025)、「岸む音/際の上 Murmuring Shores / On the Brink」(尾道市立大学美術館、広島、2024) 、「犬石物語(I still live there)」(FINCH ARTS、京都、2023)、「Kyoto Art for Tomorrow 2022 -京都府新鋭選抜展-」(京都文化博物館、京都、2022)、「絵画の見かた reprise」(√k Contemporary、東京、2021)、 「Encounters in Parallel」(ANB Tokyo、東京、2021)、「HOI POI Japanese Contemporary Painters」(SPACE Four One Three、ソウル、2021)「第 3 回 CAF 賞」(3331 Arts Chiyoda、東京、2017、審査員賞「保坂健二朗賞」受賞)、「TWS-Emerging 2013:例えば祖父まで、もしくは私まで。こんもり出現」(TWS 本郷、東京、2013)、「現役美大生の現代美術展 -Produced by X 氏」(Kaikai Kiki gallery、Hidari Zingaro、東京、2010)など。
コレクション
高橋龍太郎コレクション、KANKURO UESHIMA COLLECTION、山梨学院大学
ワークショップ
練馬区立美術館(東京、2013)

CADAN舞台裏について
 株式会社The Chain Museumが運営するアートプラットフォーム「ArtSticker」と、一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)がコラボレーションし、今春より麻布台ヒルズのGallery & Restaurant 舞台裏にて「CADAN舞台裏」を始動いたします。
 この企画は、「Gallery & Restaurant 舞台裏」を会場に、CADANメンバーのギャラリーがリレー形式で展覧会を開催するものです。本展はその第一弾となります。
 日本の現代美術市場を開拓してきたCADANと、アーティストのプラットフォームであるArtStickerが連携をすることで、麻布台という場所から日本やアジアのアーティストを世界に発信していきます。

主 催 ArtSticker (運営元:The Chain Museum)、CADAN(一般社団法人日本現代美術商協会)
協 力 FINCH ARTS
アクセス
東京メトロ日比谷線神谷町駅5番出口より、駅直結 徒歩1分
エレベーターあり、バリアフリー
車椅子、ベビーカーの入場可能

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

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