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W'UP★1月16日~2月14日 ホリグチシンゴ「巻き直された偏西風」 LOKO GALLERY(渋谷区鶯谷町)

W'UP★1月16日~2月14日 ホリグチシンゴ「巻き直された偏西風」 LOKO GALLERY(渋谷区鶯谷町)

ホリグチシンゴ「巻き直された偏西風
会 期 2026年1月16日(金)~2月14日(土)
会 場 LOKO GALLERY(東京都渋谷区鶯谷町 12-6 LOKO bldg.)
開館時間 11:00~18:00
休館日 日曜日、月曜日、祝日
入館料 無料
ホームページ https://lokogallery.com/

 ホリグチシンゴの個展タイトル「巻き直された偏西風」には、西洋を基点として連綿と続いてきた美術の文脈を捉え直し、そこに新たな方向性をもたらそうとする期待が込められています。
 ホリグチが近年試みている、絵画空間の中の「地」と「図」に対するアプローチや、制作の過程を幾重にも積層していく所作は、セザンヌやキュビズムの画家たちが試みた、絵画の構造そのものを問い直す探究とも重ね合わせて捉えることができます。
 ホリグチは、事物とそれが存在する空間とを、絵画の内部で幾重にも重ね、編み込み、貫入させていく構造を持つ絵画を志向しています。その制作態度は、時代の変化に応答して生まれたキュビズムの精神と呼応するかのように、コンピューティング技術を積極的に取り込みながら展開されています。
 別々の支持体に描かれた複数の図像は、コンピューター上で合成され、時に破壊されながら、行きつ戻りつする作業を通して編み上げられていきます。そうして構想されたイメージは、あたかも未来から完成像が呼び戻されたかのようにして現れ、最終的には手業によって一つの絵画作品として結実します。
 本展覧会での新たな試みとしては、コンピューターと手業の境界を往還するかのように、東洋絵画に見られる「ぼかし」の技法と「線」への意識を取り入れた制作が挙げられます。それは、ホリグチの制作態度がさらに遠い地点を見据えるための、新たな足がかりとなっているように思われます。
 本展では、こうした探究を通して形成された、ホリグチシンゴの近年における実践の一つの集大成をご覧いただけるでしょう。

ステートメント
 93年生まれの自分は物心ついた時には家にマッキントッシュのパソコンが既にあって、そのパソコンの中でお絵描きをしていました。幼稚園で絵具を使って絵を描くときに、「なんでパソコンみたいに失敗した部分を元に戻せないのだろう」と不満だったのを覚えています。そこから今に至るまで、デジタルデバイスはずっと自分の身近にあります。だからやった作業をなかったことにする、何度も試行して良い結果だけを選択して進んでいく。そういう感覚が自分は身につきすぎています。現実で何か行動する時にもシミュレーションしてからその通りに実行するし、そうしない方が不自然に感じます。事実この文章を書くのに、私は数十回、control+zのショートカットを使っています。
 シミュレーション出来てしまうということとどのように付き合うのか。10年後の貯金額から旅行の工程まで、自分を取り囲む全てのことをシミュレーションせずにはいられません。自分の人生のネタバレを自分でリサーチしている。テック産業によってかけられた呪いか。
 この呪いを描くことにはポジティブに利用したいです。パソコン上で制作の工程をシミュレーション出来ることを、単に失敗を回避したり作業の効率化に使うのではない。control+zで時間が巻き戻った、という時間感覚を絵に刻みつける。進む時間と戻る時間を一つの平面の中で錯綜させる。パソコンの中でシミュレーションしたレイヤーが絡み合った図像を、描画という圧縮処理にかけると、絵の中の絵具が乗っていない部分は余白ではなく”絵具が消えた”というアクションが仕込まれた場所になる。そういう操作を絵画には行えるらしい。control+zが内面化してしまった人間にしか作れないイメージを立ち上げてみよう。
 筆を止めた自分の絵を眺めた時に自分がどういうプロセスでその造形に至ったのか、瞬間的に自分でも分からなくなることが増えてきました。そうなった絵の方が自分の意図が発動したということなのかなと感じているのだけど、どうだろう。

ホリグチシンゴ(HORIGUCHI Shingo) プロフィール
1993年 京都府生まれ。
2016年 多摩美術大学絵画学科日本画専攻 卒業。
2018年 多摩美術大学大学院博士前期過程絵画専攻日本画研究領域 修了。
~2022年 多摩美術大学日本画研究室助手。
主な個展
2026年 「巻きなおされた偏西風」LOKO GALLERY/代官山。
2025年 「POLY transparency」msb gallery/日本橋。
2025年 「Polymerization」亀戸アートセンター/東大島。
2024年 「POLY viewpoints」obi gallery/藤沢。
2023年 「EYE BALLS ADVENTURE par 2」柳沢画廊/東浦和(Gallery pepin 企画運営)。
2023年 「EYE BALLS ADVENTURE part 1」LOOP HOLE/府中。
主なグループ展
2025年 「『as if』 – 12名の美術家が音楽を表現してみた」数寄和/西荻窪。
2025年 「多摩美術大学絵画学科(日本画/油画/版画)合同展『Tamabi Beyond, at the 90th Anniversary』」多摩美術大学/八王子。
2025年 「UNLABELED」アート解放区/人形町。
2025年 「The 20th Anniversary ‘LOOP HOLE Expo. 2025’ / LOOP HOLE Pavilion」 府中市美術館/府中。
2023年 「爽籟」数寄和/西荻窪。
レジデンス
2022年 みなとメディアミュージアム2022。
受賞歴
2024年 Idemitsu Art Award入選。
2024年 KAMIYAMA ART カドリエンナーレ 大西若人賞。
2024年 第59回神奈川県美術展 平面立体部門 県議会議長賞。
2018年 ギャラリーへ行こう 2018 数寄和賞。
2018年 Independent Tokyo 2018 TAGBOAT賞。
2018年 第13回 大黒屋現代アート公募展 入選。
2017年 金谷美術館コンクール2017 入選。
2014年 夢美エンナーレ入選作品展 奨励賞。

関連イベント
オープニングレセプション 2026年1月17日(土)16:00~18:00。

住所東京都渋谷区鶯谷町12-6
TEL03-6455-1376
WEBhttps://lokogallery.com/
営業時間*111:00 〜 18:00
休み*2日・月・祝日
ジャンル*3現代美術、アーティスト・イン・レジデンス
アクセス*4代官山駅 正面口より徒歩6分、渋谷駅より徒歩10分
取扱作家https://lokogallery.com/archives/artists
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

LOKO GALLERY(渋谷区鶯谷町)

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