W'UP! ★ 7月9日〜9月25日 キース・ヴァン・ドンゲン展 ―フォーヴィスムからレザネフォル パナソニック汐留美術館

W'UP! ★ 7月9日〜9月25日 キース・ヴァン・ドンゲン展 ―フォーヴィスムからレザネフォル パナソニック汐留美術館
 
《楽しみ》1914年 油彩、カンヴァス グルノーブル美術館蔵(アグット=サンバ遺贈) Amusument, 1914,
huile sur toile, Musée de Grenoble, Leg Agutte-Sembat / Musée de Grenoble - J.L. Lacroix
© ADAGP,Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 B0589

2022年7月9日(土)〜9月25日(日)
キース・ヴァン・ドンゲン展
―フォーヴィスムからレザネフォル

 キース・ヴァン・ドンゲン(1877―1968)はオランダに生まれ、ロッテルダムの美術アカデミーに学びながら、20歳の頃に初めてパリに数か月滞在します。その2年後にモンマルトルに移り住み、アトリエを構えました。オランダ時代から力強い筆致の作品を描いていたヴァン・ドンゲンは、すぐに新印象派に関心を抱き、やがて濃密で表情豊かな強烈ともいえる色彩でフォーヴィスムの画家たちの一員となります。華麗な色調でありながら、内的な表情を感じさせる色を用い、なかでも女性を描く場合の身体の優美さや官能性を訴える画面は、ヴァン・ドンゲンの代名詞になっていきます。
 本展は、この稀有な芸術家がフォーヴィスムの画家へと成長する過程を紹介し、その後の第一次世界大戦までの時期に取り組んだ色彩と形態の研究に加え、人物表現というテーマ、そして大戦終結後の狂騒の20年代(レザネフォル)における画家の歩みに焦点をあてるものです。
 1920年代に入ると社交界との交流から、肖像画家として多数の注文を受けるようになります。ヴァン・ドンゲンならではのスタイルである、華奢で細長くデフォルメされたしなやかな人物像は、きわめて洗練された色彩で表現され、当時の上流階級の人々から絶大な人気を博しました。
日本の美術館においては44年ぶりの開催となる、ヴァン・ドンゲンの個展である本展では、巧みな人物デッサンと官能的表現という全時代を通じて見られる画家生来の資質と、各時代に特徴的な色彩、形、そしてそれらが調和する姿を、新印象派からフォーヴィスムの時代、フォーヴィスムの余波の時代、そしてレザネフォルの時代と3章に分け、国内外の優れたコレクションを通じてご覧いただきます。

キース・ヴァン・ドンゲン Kees Van Dongen 1877-1968
 キース・ヴァン・ドンゲンは、1877年1月26日、ロッテルダム郊外のデルフスハーフェンで、裕福な家庭環境に生まれた。ロッテルダムの美術アカデミーで学び、父親が経営していたモルト製造工場の屋根裏部屋に設けたアトリエで最初の絵を描いた。ロッテルダムのアナキストのサークルに参加し、そこでイラストの最初の注文を受けた。1897年にパリに初めて滞在した後、2年後にモンマルトルに移り、芸術評論家のフェリックス・フェネオンとすぐに交友関係を持つ。この時代は、主にデッサンを描くことに専念し、小さな仕事や風刺新聞や挿絵入りの新聞に掲載した多数のイラストで収入を得る。1904年にアンデパンダン展に初めて参加し、モンマルトルとデルフスハーフェンの風景画を出品。画商のアンブロワーズ・ヴォラールは、同年11月にヴァン・ドンゲンの個展を開催。より鮮やかな色調になり、今までヴァン・ドンゲンの絵画を特徴づけていた新印象派的な筆致は、鮮やかな色調によっていっそう顕著になる。パリでは、「洗濯船(バトー・ラヴォワール)」を頻繁に訪れ、ピカソと親交を結ぶ。この時期にドランとヴラマンクらに会い、1905年のサロン・ドートンヌにも出展している。
 ヴァン・ドンゲンは前衛芸術家の一員となり、その中で独自の地位を占めることになる。色彩の達人として、他のフォーヴィスムの画家のように奇抜さを捨てることなく、その勢いと自由さで魅了し、女性の表現において圧倒的な魅力を持つ作品群を展開した。1914年の戦前からモンパルナスの中心人物となり、狂騒の20年代にもモンパルナスを本拠地とする主要な芸術家の一人として活躍し、その頃から肖像画に力を注いだ。それらは私生活や社交界に取材した女性像の制作や、パリの上流階級、文学者、舞台や映画の女優たちの肖像画制作などである。生前に、フジタやキスリングに匹敵する成功を収めた彼は、その類まれな才能を発揮し、奔放で豊かな官能性を精力的に
表現する、稀有な芸術家であり続けた。

キース・ヴァン・ドンゲン展
フォーヴィスムからレザネフォル
展覧会会期 2022年7月9日(土)〜9月25日(日)
開館時間 10:00~18:00(ご入館は17:30まで)
※8月5日(金)、9月2日(金)は夜間開館 午後8時まで開館(ご入館は19:30まで)
休館日 水曜日、8月12日〜17日
入館料 一般 1,000円、65歳以上 900円、大学生 700円、中・高校生 500円、小学生以下 無料 
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。
※ホームページ割引あり。公式ホームページをご覧ください。
主 催 パナソニック汐留美術館、NHK、NHKプロモーション
後 援 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会
公式ホームページ https://panasonic.co.jp/ew/museum/

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため予約サイトでの日時指定予約にご協力をお願いします。
来館枠を予約する仕組みです。入館料は来館時に受付にてお支払いください。
電話や美術館受付での予約はお受けできません。

関連イベント

記念講演会
講師 マイテ・ヴァレス=ブレッド氏 <本展監修者、元ポール・ヴァレリー美術館(フランス)館長、国家遺産主任学芸員>
開催日、実施方法等詳細は追って美術館公式ホームページで告知いたします。

当館学芸員によるスライドトーク「展覧会のツボ」
8月6日(土)、8月26日(金)

いずれも15:00〜15:30、先着50名、予約不要、聴講無料(本展観覧券が必要です)
会 場 パナソニック東京汐留ビル5階ホール

※展覧会の観覧にはスライドトーク参加とは別途で事前の日時指定予約が必要です。
※イベントの実施につきましては、変更の可能性があるため、事前にホームページにてご確認ください。

住所東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
WEBhttps://panasonic.co.jp/ew/museum/
開館時間10:00 ~ 18:00(最終入場は17:30まで)
休み*2水曜日(祝・祭日は開館)、展示替期間、年末年始、夏季休業期間
ジャンル*3近代美術、建築、デザイン、工芸
入場料*4展覧会による異なる
アクセス*5JR新橋駅 烏森口・汐留口・銀座口より徒歩約8分、銀座線新橋駅2番出口より徒歩約6分、都営浅草線新橋駅改札より徒歩約6分、都営大江戸線汐留駅3・4番出口より徒歩約5分、ゆりかもめ新橋駅より徒歩約6分
収蔵品 ジョルジュ・ルオー作品ほか
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 空欄はオールジャンル *4 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認 *5 表示時間はあくまでも目安です

パナソニック汐留美術館

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