W'UP★1月30日~2月15日 音楽家の展覧会 ハルカ ナカムラと、音楽のある風景 六本松 蔦屋書店(福岡市中央区)

音楽家の展覧会 ハルカ ナカムラと、音楽のある風景
会 期 2026年1月30日(金)~2月15日(日)
会 場 六本松 蔦屋書店 ギャラリースペース(福岡県福岡市中央区六本松四丁目2-1)
開館時間 9:00~22:00 ※最終日は18:00まで
休館日 会期中無休
入館料 無料
ホームページ https://store.tsite.jp/ropponmatsu/event/music/51901-2037231222.html
音楽家 haruka nakamuraの過去と現在、行く先が感じられる展示をお楽しみいただけます。本展のために制作された「ピアノ曲集」を発売するほか、CD「スティルライフ」(再プレス版)の先行販売も行います。
haruka nakamuraは、2023年から2024年にかけて、蔦屋書店の音楽を一年間制作する「青い森- 蔦屋書店の音楽」プロジェクトを手掛けました。本展は、その集大成として、2024年に代官山 蔦屋書店(東京都渋谷区)で開催された展覧会の第2弾となります。「青い森」プロジェクトでジャケット写真を手掛けた写真家・川内倫子や、haruka nakamuraの初期活動から縁の深いトラックメーカー、音楽家・Nujabes、そして世界観に大きく影響を受けた写真家・星野道夫との関わりや、親交の深い画家・牧野伊三夫との時間に関する展示を改めてお楽しみいただけるほか、新たに九州にまつわる方々の展示をご覧いただけます。
本展のために制作された「ピアノ曲集」は、haruka nakamuraのピアノ作品のなかからリクエストの多かった10曲を楽譜化したもので、初めてのオフィシャル楽譜となります。楽譜とともに、haruka nakamura自身が各曲の内容や情景について綴っているほか、写真も収録されています。
また、今回、再プレス版を先行販売するCD「スティルライフ」は、2020年に発表されたharuka nakamura初のピアノソロアルバムです。ミュート・ピアノで彩られた、生活に寄り添う「静物画」のような、優しく静謐な旋律をお楽しみいただけます。
なお、本展は2月20日(金)から3月1日(日)まで、代官山 蔦屋書店でも開催します。
「ピアノ曲集」によせて
ピアノを習った幼少の頃から譜面が苦手でした。たびたび見失うし、ヘ音記号がうまく理解できず毎回"ド"の位置から探すはめに。窮屈に演奏させられている気がして、ピアノ講師だった母親に隠れては、こっそり好きなように弾いていました。けれど、そうして弾くピアノは、とても楽しかったのです。自由に弾けは88鍵盤の中には宇宙のような広がりがある。自宅のピアノで家に誰もいない夕暮れどきを見計らって、思うさま好きに弾いていました。窓辺から見える青森の夕暮れからは、何か音楽が聞こえてくる気がして、眺めながら弾いていたのです。今思えば、それが初めての「作曲」だったのかもしれません。そして、その頃から僕の根幹的な音楽は変わっていないように思います。
小学校を卒業すると同時にピアノを離れたことで譜面を見ることもなくなりました。しばらくギターなどで音楽活動をしていて、ピアノを基調に音楽を作るようになったのは、全く弾かなくなって10年以上経った20代中盤の頃。本当に久しぶりに遊びで弾いたピアノに、幼少の頃の自由に弾く"愉しみ"を懐かしく思い出しました。Nujabesさんの「きみはピアノも弾いてみるといいと思う」という助言も、きっかけとなりました。長い間弾いてなくても身体が覚えていたことに、基礎を教えてくれた母に深く感謝しました。
「ハルカ君の曲はな、パッと聴くと誰でも弾けるように聴こえるねん」
料理をする友人に言われたことがあります。
「ピアノやったことない俺でも弾けるんちゃうか、おもて、ピアノに向かってみたくなんねん。ハルカ君の曲にはそういう親しみがある」
僕は今でも楽譜を書かずに音楽を作っています。今回のピアノ曲集は、これまで僕の頭の中にだけあった曲を可視化しただけです。また演奏会があっても楽譜は見ないだろうし、その通りに弾くこともないでしょう。これまで譜面台には曲順やメモだけを書いた紙や、小さなベル、鳥の声がする楽器、時には御守りのようなものなどを置いていました。
なぜ作ったのか。もちろん、曲を弾いてみたいと言ってくれる方々の長年の声に応えたかったからです。作った時の想いや、見えていた情景も伝えたかった。そして僕自身、曲たちをこうして違った視点から見てみたかったのかも知れません。
この楽譜は一つの灯台。ひととおり弾けたなら、あとは自由に、あなたの好きに、思ったままに弾いてもらえたら嬉しいです。
夕暮れがピアノを鳴らした幼少の頃のように。
それぞれの「音楽のある風景」が響きますように。
そう願い、このような本を作りました。(haruka nakamura)
ピアノ曲集
作曲 haruka nakamura
写真・文章 haruka nakamura
監修 山口響子(one cushion)
デザイン 鈴木孝尚(16 design institute)
価格 4,950円(税込)
サイズ H280mm/W210mm/D10mm
ページ数 88ページ
出版 灯台出版
出版元 株式会社one cushion
※楽譜(PDF)、楽曲音源データのダウンロードコード付き。
※1月30日(金)より六本松 蔦屋書店と代官山 蔦屋書店、2月2日(月)より代官山 蔦屋書店オンラインストア、3月22日(日)より灯台オンラインショップにて発売します。
スティルライフ(CD)
作曲 haruka nakamura
価格 3,520円(税込)
一般発売日 2026年3月17日(火)
※再プレス版には、初回プレス版に入っていたカードはありません。仕様も一部変更になっています。
「青い森- 蔦屋書店の音楽」プロジェクト
音楽家 haruka nakamuraが2023年から2024年まで、代官山 蔦屋書店をはじめとする複数の蔦屋書店の店内音楽を1年間担当したプロジェクト。楽曲は全て本プロジェクトのために書き下ろされました。本を扱う書店のコンセプト、またピアノやギターなど楽器の故郷でもある「森」をテーマに、haruka nakamuraの故郷・青森と繋がった「青い森」と題し、2024年秋までの期間中、全4作品のアルバムを制作しました。
プロフィール
haruka nakamura(ハルカ ナカムラ)
音楽家。青森県出身。15歳で音楽をするため上京。2008年に1stアルバム「grace」を発表。2024年、劇場アニメ「ルックバック」劇伴音楽と主題歌を担当。映画は日本アカデミー最優秀アニメーション作品賞など各賞を受賞。2025年、映画「この夏の星を見る」の音楽・主題歌を担当。主題歌「灯星」はヨルシカのsuisがボーカルを担当。
「THE NORTH FACE」と四季に渡るコラボレーションアルバム4作品「Light years」シリーズを発表。蔦屋書店の音楽「青い森」シリーズ4作品を発表。ジャケット写真は全て写真家・川内倫子が担当し、代官山 蔦屋書店にて初の展覧会を開催。展覧会にあわせて、旅の風景を自身が撮りためた写真集「音楽のある風景」を発表。
敬愛する写真家・星野道夫の写真展にて演奏会「旅をする音楽」を東京都写真美術館、帯広、市川などで開催。国立近代美術館「ガウディとサグラダファミリア展」NHKスペシャルのテーマ音楽などを担当。Nujabesと音楽制作を共にした時間があり、hydeoutから「MELODICA」「Nujabes PRAY Reflections」などを発表。初期作品からほぼ全てのアルバムがアナログレコード化され再発売を続けている。
NHK「ひきこもり先生」、Hulu「息をひそめて」「あの子の子ども」「アポロの歌」などドラマ、映画、CMの音楽を多く手掛ける。長い間、旅をしながら活動していたが、現在は故郷・北国に暮らし音楽をしている。
関連イベント
本展は、2026年2月20日(金)から3月1日(日)まで、代官山 蔦屋書店でも開催します。








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