W'UP★9月5日~10月1日 タイジ・テラサキ「飛翔 Wings Over Crystalline Landscape」 両足院(京都市東山区)

タイジ・テラサキ「飛翔 Wings Over Crystalline Landscape」
会 期 2025年9月5日(金)~10月1日(水)
会 場 両足院(京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591)
開館時間 13:00~17:00(最終入場 16:30)
休館日 会期中無休
特別拝観料 大人 1,000円、高校生以下 500円/現金のみ
ホームページ https://ryosokuin.com
主 催 MakeVisible, Taiji Terasaki Studio
ハワイを拠点に制作を続けるアーティスト、タイジ・テラサキは展覧会「飛翔 Wings Over Crystalline Landscapes」を京都・両足院にて開催し、約40点の作品を発表します。大いなる大地に育まれたクリスタルの結晶を用いた作品やカラーフィールド・ペインティングはどれも禅寺特有の建築に宿る簡素でありながら本質的な美と呼応します。ほか、写真作品や掛け軸にもクリスタルの結晶が施され、特注の障子、陶芸家のロイ・クニサキとともに制作した茶碗なども展示されます。どの作品も、有機的なものと無機的なものの深い相互関係が強調され、変態(メタモルフォーシス)や結晶化、禅の瞑想といった要素それぞれが静かに、ゆっくりと変容していく様子を重ね合わせます。
「結晶や蝶の成長は禅の瞑想と同じように静寂の中で進みます---その静けさが、時を経て美を形づくるのです」 タイジ・テラサキ。
毛虫が蝶へと姿を変えるように、鉱物もまたクリスタルとして結晶化します。毎年、秋になるとアサギマダラ(学名:Parantica sita)という蝶は、何千キロにも及ぶ越境の旅を行うことで知られています。藤袴(フジバカマ/学名:Eupatorium japonicum)の香りに導かれ、北海道から日本列島を縦断し、国境を越えて南シナへと至る旅路 -- それは、悠久の時をかけて形成された鉱物や結晶が豊富に存在する大地をたどる道でもあります。
古来よりアサギマダラは秋の訪れを告げるシンボルでもありましたが、昨今、都市部ではその姿を見かけること自体が稀になりつつあります。気候変動や過剰採取、そして水源や森の減少によって藤袴も稀少する中、アサギマダラの飛翔パターンも変化しています。彼らの移動は、単なる地図上の線ではなく、時間の中で繰り返される変容の軌跡そのもの、とも言えるでしょう。
関連イベント
会期中は両足院の池泉回遊式庭園内にある茶室「臨池亭」にて、茶会や呈茶も行われます。茶室にもサイトスペシフィックな作品を設置し、来場者との出会いや意味を形成する唯一無二とも言えるつながりについて瞑想できる静謐な時空間へと誘います。
本展では拡張現実(AR)による演出も導入し、来場者はアサギマダラの飛翔の軌跡を展示空間内に追体験できるほか、藤袴の香りが施された特製の扇子を使いながら鑑賞することもできます。扇子は京都の老舗扇子店・白竹堂とFolie a Plusieursのコラボレーションにより制作されました。
本展は、アートを通じて自然環境の保全・保存・修復を推進する教育団体 MakeVisible により企画されました。米国に拠点を置く501(c)(3)に登録されている非営利団体MakeVisibleは、Conserve(保全)/Preserve(保存)/Restore(修復)を基軸とし、教育的なミッションを持ってアート展覧会を支援しています。






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