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W'UP★1月16日~3月15日 特別企画展「河内源氏と壺井八幡宮」 大阪歴史博物館(大阪市中央区)

W'UP★1月16日~3月15日 特別企画展「河内源氏と壺井八幡宮」 大阪歴史博物館(大阪市中央区)

特別企画展「河内源氏と壺井八幡宮」
会 期 2026年1月16日(金)~3月15日(日)
会 場 大阪歴史博物館 6階 特別展示室(大阪府大阪市中央区大手前4-1-32)
開館時間 9:30~17:00
休館日 火曜日
入館料 大人600円(540円)、高校生・大学生400円(360円)、中学生以下・大阪市内在住の65歳以上(要証明証提示)の方、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
ホームページ https://www.osakamushis.jp/
展覧会特設ページ https://kawachigenji.ocm.osaka/

 「八幡太郎」源義家や、源頼朝・義経兄弟、足利尊氏を輩出した「河内源氏」。そのはじまりは、義家の祖父・源頼信が河内国壺井(現大阪府羽曳野市壺井)の地に館を建てたことに遡ります。頼信の子・頼義が石清水八幡宮を勧請して建立した壺井八幡宮は、源氏の守護神として長らく武家の崇敬を受け、現在に至っています。
 本展では、「木造僧形八幡神及諸神坐像」「黒韋威胴丸(壺袖付)」(いずれも重要文化財)、「太刀 銘安綱(号 天光丸)」(重要美術品)をはじめとする壺井八幡宮の社宝と、河内源氏に関する館蔵資料等をあわせて展示し、「武士の世」の礎を築いた河内源氏の活躍と伝承、そしてその源流が大阪にあったことをご紹介します。

見どころ
主な展示資料

1.木造僧形八幡神像(重要文化財) 正平8年~9年(1353~1354)
木造僧形八幡神像(重要文化財) 正平8年~9年(1353~1354) 壺井八幡宮蔵

1.木造僧形八幡神像(重要文化財)
 八幡神は様々な性質を持つ神ですが、河内源氏などの武家からは武神として信仰されました。また神仏習合のもと、剃髪し袈裟を着た僧の姿(僧形八幡神)で表現することが行われました。本作もその一例で、現在は女神(伝神功皇后)像1躯、男神(伝仲哀天皇)像1躯、脇侍の童子像2躯(すべて重要文化財)とともに、壺井八幡宮の本殿に納められています。
 これらの作品は、正平8年(1353)から翌年にかけて、仏師集団「円派」の一員と考えられる頼円・実円の手で作られたものです。令和元年(2019)に重要文化財に指定されて以来、関西での公開は本展がはじめてとなります。

2.黒韋威胴丸(壺袖付)(重要文化財) 南北朝時代(14世紀) 壺井八幡宮蔵
黒韋威胴丸(壺袖付)(重要文化財) 南北朝時代(14世紀) 壺井八幡宮蔵

2.黒韋威胴丸(壺袖付)(重要文化財)
 胴丸は中世の甲冑の一種で、胴の前後を覆って、右脇で引き合わせて着用します。足の動きを妨げないつくりのため、もともとは大鎧を着た騎馬の上級武士に従う徒歩の下級武士が用いましたが、南北朝時代に入り、刀や薙刀などの武器を用いた徒歩による戦いが盛んになると、その軽快さから、上級武士にも好まれるようになりました。
 本作は壺井八幡宮に伝来したもので、黒韋(濃い藍色に染めた鹿のなめし革)で小札を綴り合せて(威して)います。全体的な様式から、南北朝時代ごろの作品と考えられます。

太刀 銘安綱(号 天光丸)
太刀 銘安綱(号 天光丸)(重要美術品) 平安時代後期 壺井八幡宮蔵

3.太刀 銘安綱(号 天光丸)(重要美術品) 
 安綱は日本刀草創期を代表する刀工のひとりで、伯耆国(現在の鳥取県西部)を拠点としました。本作は江戸時代の『河内名所図会』の壺井八幡宮の項に「天光丸太刀」として紹介され、同じ鉄で制作した「鬼切丸」という名の太刀と同鉄で作られた雌雄の太刀であると記されています。

長久信折紙(年未詳)7月6日付 壺井八幡宮蔵
長久信折紙(年未詳)7月6日付 壺井八幡宮蔵

4.長久信折紙(年未詳)
 畠山尚順(1475~1522)の家臣である長久信が壺井源左衛門尉に対し、源左衛門尉の領地に関する尚順の指示を伝えるものです。源左衛門尉は畠山氏に対し、特に壺井は「名字の地」であると訴えていますが、畠山氏は壺井に代わる別の地を与えようとしています。戦国時代の混乱のなか、在地の武士が領地を維持することが困難であった様子がうかがえます。

八幡太郎凱旋図(部分) 伝翠松画 明治時代(19世紀)
八幡太郎凱旋図(部分) 伝翠松画 明治時代(19世紀) 大阪歴史博物館蔵

5.八幡太郎凱旋図(部分) 伝 翠松画
 「八幡太郎」源義家はその死後も理想化・神格化が進み、物語、絵画、唱歌など、様々な創作物で取り上げられました。『千載和歌集』には、義家が陸奥国に赴く際、勿来の関で花が散るのを見て詠んだという和歌が収められています。
 本作は明治期の大阪で活躍した四条派系の画家・久保田桃水の弟子である翠松の作と伝わっており、四条派の特徴である柔らかな色彩と筆運びで、馬上の義家を描きます。奥に木戸と桜を配しており、『千載和歌集』に取材したものといえます。

関連イベント
(1)シンポジウム 「河内源氏の宗廟」壺井八幡宮の中世・近世・そして現代
日時 2026年2月14日(土)13:30~16:30(受付 13:00~)
会場 大阪歴史博物館 4階 講堂
定員 250名(要事前申込)
参加費 1000円
講演1.高木大明氏(壺井八幡宮 宮司)「壺井八幡宮のこれまでとこれから」
講演2.田中誠氏(四天王寺大学 講師)「中世の壺井八幡宮と通法寺」
講演3.谷口正樹(大阪歴史博物館 学芸員)「近世の壺井八幡宮・通法寺の復興について」
※内容は変更となる場合がございます。

(2)学芸員によるスライドトーク
展覧会の担当学芸員が、展示の見どころをご紹介します。
日時 2026年2月1日(日)、3月1日(日)いずれも13:30~14:15(受付 13:00~)
会場 大阪歴史博物館 4階 講堂
定員 250名(当日先着順)
参加費 無料(常設展の観覧券もしくは半券提示が必要です)
案内 谷口正樹(大阪歴史博物館 学芸員)

※関連行事の詳細につきましては、後日、当館ホームページ、展覧会特設ページ等にて、ご案内します。

主 催 大阪歴史博物館
特別協力 壺井八幡宮
後 援 公益財団法人 大阪観光局、羽曳野市、一般財団法人 大阪はびきの観光局

W'UP★11月5日~1月12日 特集展示「デザインの玉手箱・鐔」/1月14日~4月6日 特集展示「郷土玩具が好き―風土と造形の愉しみ―」 大阪歴史博物館(大阪市中央区)

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