W'UP★9月3日~9月30日 田島享央己 個展「Out of Line -The Doodles of Tajima-」 gallery UG Osaka Umeda(大阪市北区)

田島享央己 個展「Out of Line -The Doodles of Tajima-」
会 期 2025年9月3日(水)~9月30日(火)
会 場 gallery UG Osaka Umeda(大阪府大阪市北区梅田3丁目1番1号 大丸梅田店11階)
開館時間 10:00~20:00 ※最終日のみ17:00まで
休館日 未定
入場料 無料
ホームページ https://gallery-ug.com/



田島享央己が、線の世界に遊ぶ。その筆致は軽やかで奔放ながら、どこか律儀に構築されています。画面に現れるのは、パンツから何かがこぼれ出た動物たち、仏頂面でタクシーを呼ぶウサギ、帽子をかぶった紳士風の猫──いずれも一見ユーモラスでありながら、じっと見るほどに得体の知れない静けさを湛えています。
本展では、「hey taxi」や「gentleman」シリーズを中心に、猫、イカ、クマ、タコ、ウサギ、昆虫など、多様な生きものたちが描かれた100点を超えるドゥードゥル作品が一堂に集結します。それらは「ドローイング」と呼ぶにはあまりに自己完結的で、「イラスト」と括るには余白が多すぎます。まるで作家の内奥から、こぼれ落ちた断片のようでもあります。
整った線から、ふいに外れるもの。その逸脱こそが、私たちの想像力を呼び覚まします。
作家ステートメント
私の描線に現れるものは、意図によって導かれたものではない。
しかしながら、そこに顕在する諸像──正装を纏う動物、仏頂面のウサギ、
あるいは予告なく顔を覗かせるちんこ──はいずれも、私の内部に伏在する何らかの要請によって召喚されたものである。
本来、ちんこという語は、図像や言語の場において避けられる傾向にある。
だが私にとってそれは、いかなる道徳的規範によっても裁断されるべきものではなく、
むしろ「形としての純度」、あるいは「線の原初的な戯れ」として捉えられるべき対象である。
かの形状は、単なる生理的現象を超え、
古代の土器に見られる突起と同様、造形の起点にして終点たる力を宿している。
それは笑いを誘うものではある。だが同時に、視線を逸らせぬ何かをも有している。
ちんこは、造形における「逸脱の徴」であり、「無意識の痕跡」でもある。
彫刻において私は物質と向き合い、沈黙の構築に努めてきた。
一方、紙上における線はより奔放であり、
時として作者の意識を越えて、滑稽なるもの、あるいは猥雑とされるもの──
すなわちちんこをも召喚する。
その出現は偶然にして必然であり、
美と品格の均衡を乱すもののようでいて、
往々にして、作品全体に一抹の生命を吹き込む。
本展に集うドゥードゥル群は、いずれも不完全である。
しかし、だからこそ誠実であり、静かでありながら語りかけてくる。(こんにちはしてくる)
私は彼らのなかに、かつて自らが見失った小さな自由の痕跡と、未だ名づけられぬ想念のかたちを見ている。
― 田島 享央己
田島 享央己 Takaoki TAJIMA
1973年 千葉県出身
2000年 愛知県立芸術大学美術学部彫刻科卒業
主な展覧会
2025年 個展「Don't worry」- 大丸東京店, 東京
アートカウンシル 2025 - 幕張メッセ, 東京
2024年 ART SESSION by 銀座 蔦屋書店 NEW YEAR PARTY - 銀座蔦屋書店 GINZA SIX, 東京
個展「I Believe in You」- gallery UG, 東京
「日本當代藝術展 – gallery UG × CONTEMPO」- Sands Macau, マカオ
2023年 個展「You’ve Got a Friend」- gallery UG Tennoz, 東京
個展「DOODLE COLLECTION」- gallery UG Bakurocho, 東京
2022年 個展「When I paint my masterpiece.」- gallery UG Tennoz, 東京
個展「スローなお絵画にしてくれ」- 大丸東京店, 東京
2021年 個展「たどり来て、未だ山麓」- 代官山 蔦屋書店, 東京
個展「Neo Neo Classicism」- gallery UG Tennoz, 東京
グループ展「掌展」- SIXIÈME GINZA GINZA SIX 2F, 東京
グループ展「Liassez-faire」- 銀座蔦屋書店 GINZA SIX, 東京
2020年 個展「RUBATO」- gallery UG Tennoz, 東京
個展「花も嵐もお彫刻」- The Nippon Club, ニューヨーク
2019年 個展「彼は何故これを彫ったのか?」- 代官山 蔦屋書店, 東京
他、国内外多数



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