W'UP★2月11日~ 企画展(第1回)「100人による、私だけの漱石。」 夏目パージアム(熊本市中央区)

企画展(第1回) 「100人による、私だけの漱石。」
会 期 2026年2月11日(水)~
会 場 夏目パージアム(熊本県熊本市中央区下通1-7-18 ホテルタウ熊本1F)
開館時間 10:00~18:00
休館日 不定休
入館料 大人1000円、中高生500円、小学生以下無料、障害者手帳をお持ちの方は500円(いずれも税込価格)
※ホテルタウ熊本宿泊者は無料
ホームページ https://tau-kumamoto.com/




“人柄が入口になる夏目漱石の文学ミュージアム”をコンセプトに掲げる、文豪 夏目漱石の人物像・人柄にフォーカスした新感覚の文学ミュージアムです。約3年間の構想期間を経て、漱石来熊130周年を迎える2026年にオープンとなりました。
熊本が、漱石が第五高等学校(現・熊本大学)の英語教師として4年3ヶ月を過ごしたゆかりの地であるだけでなく、本施設の所在地が夏目漱石の旧居跡であるという歴史的背景も踏まえ、漱石の人となりや熊本との関係がわかるエピソード、人気の現代作家が書き下ろした「新訳 草枕」の展示や、AIを活用して漱石と会話ができる「聞いてください!夏目先生」などを通して、誰もが気軽に楽しめ、文学好きもほかにない体験ができる施設となります。また、本施設を擁する「HOTEL TAU, KUMAMOTO」に加え、施設エントランスに観光案内所の機能をもつことで、熊本市内の新たな観光拠点となることを目指します。
企画展(第1回) 「100人による、私だけの漱石。」
「あなたにとって漱石はどんな存在ですか?」という問いに対して集まった著名人や地域の読者など総勢約100名のコメント・エピソードを展示し、身近な人々の眼差しを通した、さまざまな漱石の姿も楽しめます。
プロデュース内容とポイント
1.「パージアム」という造語の名称と、コンセプト策定
“Perseum(パージアム)”は、Personality(人柄)とMuseum(博物館)を掛け合わせ、ひらくが名付けた造語です。思いがけない共通点や、ふとした瞬間に見えた人柄をきっかけに人との距離が縮まることに着想を得て、“人柄が入口になる夏目漱石の文学ミュージアム”をコンセプトとしました。文豪・夏目漱石のパーソナリティを入口に、より気軽に、そして深く文学に親しめる新しい文化体験を提案します。
2.漱石と知り合い、自然に心が開いていく体験設計
夏目パージアムは、HOTEL TAU, KUMAMOTOの1階エントランスを抜けた先にあります。
約35平方メートル の空間を5つのエリアに分け、「パーソナリティを知る」「作品の世界に触れる」「漱石と話してみる」「作品を読む」「興味を広げる・深める」というステップで、一人の生きた人間としての漱石の姿を知り、そこから彼の作品世界へ理解を深めていく体験設計としました。
時の流れとともに変化する漱石の口髭に触れてみたり、漱石が1ヶ月に食べたと推測されるジャムの量を目の当たりにして驚いたり、漱石との何気ない会話を楽しんだり。 来場者と漱石を直感的に結びつける、学びにとどまらない心躍る体験で、漱石や熊本に対して自然と心が開いていくような展示企画を、親しみやすいクリエイティブデザインで実現しました。
3.さまざまな領域で活躍する現代クリエイターの起用
漱石をより近くに感じられる体験を実現するため、展示物の製作にあたり、熊本大学五高記念館元客員准教授で、現在は玉名市草枕交流館の館長をつとめる村田由美氏による監修のもと、株式会社オンドデザイン、豊島宙氏、株式会社KASSEN、株式会社コネル、最果タヒ氏、香日ゆら氏など、さまざまなジャンルで活躍する現代クリエイターを起用しました。最果タヒ氏が第1章・第2章を書き下ろした「新訳 草枕」は、展示するだけでなく、原文と新訳を一冊の本に書籍化してオリジナルグッズとして販売するとともに、次の作家が書き継ぐリレー形式をとっています。
村田由美(玉名市草枕交流館館長・熊本大学五高記念館 元客員准教授)
熊本の漱石を知るのに最適の場所に夏目パージアムがオープンした。ここは漱石が初めて家庭を持った場所。妻鏡子が、生涯漱石を慕い、多くの教え子たちが漱石を師として仰いだ秘密がここを訪れた多くの人にわかるような、そんな場所になることを願っています。
香日ゆら(漫画家)
夏目パージアムのオープン、誠におめでとうございます。熊本市には多くの漱石ゆかりの地が点在しますが、それらを結ぶ拠点となるような施設が生まれたことを、一漱石ファンとして大変嬉しく思います。すでに漱石を好きな人はもちろん、これまで漱石を意識することのなかった人も気軽に立ち寄り、熊本と漱石の関係にふれることができる。そんな場所になることを期待しています。
最果タヒ(詩人)
夏目漱石の文章は私にとって静かにそこにある湖のようです。端正であるのに、そこにはいつも、ゆらぎがある、人の心臓の音のような、何かが聞こえる。湖面が、人の目ではわからないほど、小さく淡く波打っている。確かに、人の手で書かれたものだと、そのゆらぎを感じるたびに思うのです。私はそのゆらぎが好きで、そうしてゆらぎを、自分の言葉の中にも、呼吸として、残していくことを大切にしたいと思いました。とても緊張するけれど、澄んだ心地よい空気の中を、泳げたような気がします。よかったら、読んでみてください。



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