W'UP★11月21日~11月30日 ときめきの大正ロマン 竹久夢二展 ゆめタウン佐賀(佐賀市兵庫北)

ときめきの大正ロマン 竹久夢二展
会 期 2025年11月21日(金)~11月30日(日)
開館時間 10:00~19:00
会 場 ゆめタウン佐賀 1階ウエストコート(佐賀県佐賀市兵庫北5丁目14-1)
入館料 無料
ホームページ https://www.gatou-dazaifu.com
主 催 株式会社Gatou

心がときめく大正ロマンの世界へ──。「竹久夢二展」が11月21日よりゆめタウン佐賀で開催されます。大正時代の初版を含む木版画約40点と、可愛い夢二雑貨が勢ぞろいします。懐かしくて新しい夢二の魅力を気軽にお楽しみいただけます。
竹久夢二は大正時代を代表する画家で、詩人・デザイナーとしても活躍しました。西洋の最先端のスタイルと、日本古来の抒情性を強く掛け合わせた彼の作品は、大正ロマンの象徴として知られています。夢二の描く女性は、やや上目遣いのつぶらな瞳、華奢で儚げな姿で「夢二式美人」と呼ばれて人気を博し、現在でも多くのファンを魅了します。

本展では抒情性豊かな美人画、詩情あふれる挿絵、婦人グラフ表紙、セノオ楽譜など、夢二芸術のエッセンスを凝縮した名作木版画の数々を展示販売します。レトロモダンなデザインの風呂敷や便箋、カレンダーなどの「夢二グッズ」も販売します。
大正時代は日清・日露と長く続いた戦争も終わり、自由で華やいだ空気に満ち溢れた時代でした。西洋の文化や芸術も多く取り入れられるようになり、街では現代風の青年(モボ)や若い女性(モガ)が日々流行を追い求めていました。古い伝統と新しいもの、日本的なものと西洋的なもの、先取りの気質のものと退廃を好むもの、あらゆる物の狭間となって大正時代には華やかな文化「大正ロマン」が華咲くこととなるのです。そういった時代にあって、夢二は西洋の最先端のスタイルと、日本古来の抒情性を強く掛け合わせた作品を次々と発表し、一躍時代の寵児となりました。

夢二の創作活動は幅広く、図案、雑誌や楽譜の表紙絵など多岐にわたっています。現在のイラストレーター、グラフィックデザイナーの先駆的な役割を果たし、夢二の芸術は大衆文化に広く浸透しました。
港屋絵草紙店は、夢二が可愛らしい図案や絵草紙を生み出した場所です。ここから多くの人気デザインが広がりました。今回販売する夢二グッズの原点ともいえる、夢二らしい世界が育った大切な時代です。
竹久夢二は大正3年(1914年)、東京・日本橋に「港屋絵草紙店」を開き、絵葉書や千代紙などを通して「芸術を生活の中に」という理念を実現しました。心の港を意味する店名「港屋」のもと、夢二式美人や和洋折衷のデザインで女性たちを魅了し、大正浪漫を象徴するアートショップの先駆けとなりました。

夢二のグラフィックデザイナーとしての才能を語るうえで欠かせないのが、「セノオ楽譜」の装画です。「セノオ楽譜」は、妹尾幸陽が国内外の名歌・名曲を紹介するために出版した楽譜集で、総数は千曲を超えます。その中で夢二は270点以上の表紙絵を手がけ、斬新でモダンなデザイン、洗練されたレタリング、多彩な意匠など、才気あふれるグラフィックワークを発揮しました。当時の人々はその美しい装画に魅了され、夢二の人気を広く押し広げるきっかけとなりました。また、夢二自身の作詞による楽曲が24曲含まれ、その代表が大正7年発表の名作「待宵草(宵待草)」です。11月29日(土)の二胡のミニコンサートでも演奏される予定です。

竹久夢二は1918年(大正7年)9月、九州を周遊しました。博多に上陸したのち佐賀・唐津へ向かい、海辺の町でスケッチを重ねながら、旅の中で得た印象を素直に写しとりました。唐津での滞在は、腰を据えて大作を描くというより、旅先の風景を感じ取り、心の琴線に触れる景色を見つけるための時間だったようです。その後、長崎の雲仙・島原を経て長崎市に滞在し、永見徳太郎の案内で名所旧跡を巡ります。この経験がのちに代表的な九州ゆかりの作品である版画「長崎十二景」などへと結実しました。また、夢二は敬愛する北原白秋の故郷・柳川にも足を運び、その情緒豊かな水郷の風景に心を寄せています。加えて、旅の途中には別府にいた恋人・笠井彦乃の病を知るという深い心の揺れもありました。九州の風土、人々との出会い、そして心に刻まれた想い--それらすべてが夢二の創作の源となり、多くの作品を生み出す重要な旅となりました。

竹久夢二(たけひさ ゆめじ)1884年 - 1934年
1884年(明治17年)岡山県邑久郡本庄村に生まれる。家業は造り酒屋。
1905年(明治38年)東京に出て美術を学び、「夢二」の名前で活動を始める。
1909年(明治42年)最初の著作『夢二画集 春の巻』を刊行。大正ロマンの画家として注目を集める。
1914年(大正3年)日本橋に「港屋絵草紙店」を開店。独自のデザインで人気を博す。
1916年(大正5年)「セノオ楽譜」の表紙絵を手がけ始め、多くの楽譜装丁を担当。
1918年(大正7年)詩「宵待草」が発表され、全国に広まる。
1919年(大正8年)代表作「黒船屋」を発表。
1924年(大正13年)雑誌『婦人グラフ』の表紙を手がけ、人気が高まる。
1931年(昭和6年)渡米し、サンフランシスコやニューヨークなどで活動。その後ヨーロッパ各地を訪れる。
1934年(昭和9年)病気により49歳で逝去。「ありがとう」を最後の言葉に残す。
関連イベント
竹久夢二の音語り ミニコンサート ~二胡の調べとともに~
竹久夢二展の開催に合わせて、特別なミニコンサートを開催いたします。二胡の柔らかな音色とともに、夢二が描く大正ロマンの世界に浸るひとときをお楽しみください。
日時 2025年11月29日(土)
第1回公演 14:00~14:30
第2回公演 16:00~16:30
(入場無料)
奏者 王克強(Oh Katsukyo)
中国大連市生まれ/福岡県太宰府市在住
11歳から二胡を学び、来日するまで様々な演奏活動を行う。
中国音楽家協会二胡学会会員/日中友好協会会員/太宰府市国際交流協会会員/筑紫野市文化協会会員/筑紫野市文化学芸連盟会員
同時開催
レトロでかわいい夢二の小物たち「港屋絵草紙店コーナー」
令和8年の夢二カレンダーも販売いたします。





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