W’UP!★3月16日~5月12日 企画展 ライトアップ木島櫻谷 ― 四季連作大屏風と沁みる「生写し」 泉屋博古館東京(港区六本木)

木島櫻谷《柳桜図》大正6年(1917)泉屋博古館東京(部分)2024年3月16日(土)~5月12日(日)企画展 ライトアップ木島櫻谷 ―四季連作大屏風と沁みる「生写し」 大正中期に大阪茶臼山に建築された住友家本邸を飾った木島櫻谷(このしま おうこく)の「四季連作屏風」を全点公開します。大正期の櫻谷は、独特な色感の絵具を用い、顔料を厚く盛り上げ、筆跡を立体的に残し油彩画のような筆触に挑戦しています。そのために櫻谷は、“技巧派”などと称されましたが、櫻谷の真骨頂はそれに収まらない極めて近代的なものでした。リアルな人間的な感情を溶かし込んだ動物たちは絵の中で生き生きと輝きはじめ、とりわけ動物が折節にみせる豊かな表情は、観る者の心に沁みます…