文京区立森鴎外記念館(文京区千駄木)

 鴎外は明治25(1892)年に30歳で文京区千駄木に居を構え、亡くなる大正11(1922)年まで30年に渡り家族と共に暮らしました。 団子坂(別名:汐見坂)上に位置し、家の二階から東京湾が見えたことから、鴎外により観潮楼と名付けられました。  観潮楼は火災、戦災などにより現存しませんが、跡地は昭和25(1950)年に児童公園となり、昭和37(1962)年に鴎外生誕100年を記念して、文京区立鴎外記念本郷図書館が開館。 平成24(2012)年に生誕150年を記念して当館が開館しました。  旧正門の礎石、イチョウ、「三人冗語」の石などは現在も残り、東京都指定旧跡「森鴎外遺跡」として文化財保護の対象となっています。 現在は鴎外の遺品資料…