東京工芸大学 写大ギャラリー(中野区本町)

 1923年に創立された東京工芸大学は、我が国で最も歴史と伝統のある写真教育機関です。その中でも、1975年に設立された写大ギャラリーは、国内外の優れた写真作品を展示・収集・研究する常設施設として、教育機関のみならず、我が国の写真の歴史を見ても、極めて先駆的な存在だといえるでしょう。 写大ギャラリー設立当時、本学は東京写真大学という名称であり、略して「写大」と呼ばれていたことがギャラリー名の由来です。1977年に校名が現在の東京工芸大学に変更された後も、永年親しまれてきた「写大」という呼び名をギャラリーの名前に残し、現在に至っています。 写大ギャラリーでは1万点を超えるオリジナル・プリントを所蔵しており、教育機関の付属施設としては、…