W'UP★9月19日~9月23日 地主麻衣子特集上映「頭のなかの柔らかな時間と空間について」 エキマエ - シネマ『K2』(世田谷区北沢)

地主麻衣子特集上映「頭のなかの柔らかな時間と空間について」
会 期 2025年9月19日(金)~9月23日(火)
会 場 シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』(東京都世田谷区)
開館時間 上映開始時間により異なります
休館日 会期中無休
入館料 有料(詳細はお問合せください)
ホームページ https://motion-gallery.net/
お問合せ contact@motion-gallery.net
アーティスト・地主麻衣子の初めての映画館での特集上映です。「頭のなかの柔らかな時間と空間について」という題のもと、森美術館での個展で発表され、話題を集めた《空耳》(2023年)をはじめとする全5作を一挙に上映します。地主氏が「新しいかたちの文学的体験」と言い表す独特の作品世界を体験する絶好の機会となります。
- 遠いデュエット 2016年
- ブレイン・シンフォニー 2020年
- リップラップ/エアーハグ/エネルギーの交換 2020年
- フォトン 2023年
- 空耳 2023年
上映作品一覧
遠いデュエット(2016年/40分)
地主が敬愛するチリ人の小説家ロベルト・ボラーニョの長編小説『野生の探偵たち』からインスピレーションを受け制作された映像作品。
ブレイン・シンフォニー(2020年/8分)
鳥取県でのレジデンスの際に制作された映像作品。様々な視点から、記憶や記録についての思索を巡らせる映像詩。
リップラップ/エアーハグ/エネルギーの交換(2020年/2分)
身体的接触を必要としない親密な行為の可能性についての詩にもとづいたアニメーション作品。
フォトン(2023年/8分)
地主の友人が撮影した映像を100倍に拡大した映像と、撮影時に何を見ていたかを語るコメントからなる作品。病とともに生きることになった友人を内側から見つめるポートレート。
空耳(2023年/30分)
インスタレーションとして発表された作品の記録映像。祖父の33回忌の法事のあとに起こった不思議な出来事について、イメージと音と空間を使って物語る作品。
※日本語・英語字幕付きで上映
関連イベント
トークイベント情報
9月19日(金)19:30上映開始、上映終了後21:01からトーク(30分)
登壇者 芹沢高志氏(P3)、地主麻衣子氏
9月20日(土)17:35上映開始、上映終了後19:06からトーク(30分)
登壇者 森直人氏(映画評論家)、芹沢高志氏(P3)、地主麻衣子氏
9月21日(日)18:10上映開始、上映終了後19:41からトーク(30分)
登壇者 黄永昌氏、芹沢高志氏(P3)、地主麻衣子氏
9月23日(火)18:15上映開始、上映終了後19:44からトーク(30分)
登壇者 石原海氏(海外からのリモート登壇)、芹沢高志氏(P3)、地主麻衣子氏
※MCは大高健志(MotionGallery)が務めます。
地主麻衣子氏よりコメント
わたしは、自分を含む人間がどのように生きるのか、 ということに関心がある。「愛」や「欲望」、「死」 といった人間にとって根源的でありながら、しかし 捉え難いものごとについて、また日々生きるなかで感じる様々なことがらについて、他者や自分自身との対話を通じて輪郭を与えようとする作品を制作してきた。
今回初めて映画館で特集上映をしていただけることになり、映画館でゆっくりみてもらうのに適していて、そして自己紹介にもなるような 2016年~2023 年に制作した 5 つの作品を上映することになった。
作品ごとにスタイル は異なっているけれど、特にコロナ禍以降よく考えていたのは、映像とわたしたちの身体との関係のあり方だ。例えば、わたしたちは日常的にスマホを縦にしたり横にしたりして、イメージをくるくると回転させているが、このような身体とイメージの関係は、これまで映画館やテレビを鑑賞するときに体験していたイメージと身体との関係性とは異なるものだ。わたしたちは、映像をもっと身体的に捉えるように変化しているのではないだろうか。スマホやカメラ、モニターは、 わたしたちの拡張された身体器官のようになり、 良いか悪いかは別にして、わたしたちは世界を認識するために、それらを通したイメージを受容している。
そんな時代に生きる自分にとって、リアリティのある映像とは一体何なのか。最近は、そんなことを考えながら作品をつくっている。
地主麻衣子 プロフィール
東京を拠点にするアーティスト。個人的な物語をテーマとしたドローイングや小説の制作から発展し、映像、インスタレーション、パフォーマンスなどを総合的に組み合わせた「新しいかたちの文学的体験」を創作。森美術館、国立新美術館、国立台湾美術館、クライストチャーチ・アート・ギャラリー、センターAなどで作品を発表。
芹沢高志(プログラムディレクター)
P3 art and environment 統括ディレクター。アートプロジェクト・プロデューサー。環境計画家。近年はアーティストと協働して、風景を変容させていく作業に注力。訳書にバックミンスター・フラー「宇宙船地球号操縦マニュアル」、著書に「別府」など。MOTION GALLERYのフェローを務める。
大高健志(プログラムディレクター)
MOTION GALLERY代表、シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』共同代表。Accenture(戦略グループ)で事業戦略等のPJTに従事後、東京藝術大学大学院に進学。クリエイティブと資金とのより良い関係性構築の必要性を感じ、2011年『MOTION GALLERY』設立。2022年、下北沢にミニシアター『K2』を開館。「さいたま国際芸術祭2020」キュレーターや映画プロデューサーとしてもクリエイションに関わる。
- 地主麻衣子氏
- 芹沢高志氏
- 大高健志氏
同時開催
「ムーンアートナイト下北沢2025」
会 期 2024年9月19日(金)~10月5日(日)
会 場 下北線路街ほか
入場料 無料(一部有料)
概要 ムーンアートナイト下北沢2025は、「月」をテーマに、下北沢駅周辺の施設・店舗が一体となる地域参加型の新感覚アートフェスティバルです。シモキタの街を舞台にしたアート作品展示を中心に、イマーシブシアターや音楽ライブ、限定メニューの提供や特別イベントの開催等、約100企画が集結し、街全体を盛り上げます。
ホームページ https://senrogai.com/
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