コロナ対策のため休館、営業時間の変更、または事前予約が必要な場合があります。ご来場の際は必ずご確認ください。

W'UP! ★ 7月17日~9月5日 企画展「相撲の錦絵と江戸文化」 江戸東京博物館

W'UP!  ★ 7月17日~9月5日 企画展「相撲の錦絵と江戸文化」 江戸東京博物館

野見宿彌像 江戸後期 18世紀 東京都江戸東京博物館所蔵

2021年7月17日(土)~9月5日(日)
企画展「相撲の錦絵と江戸文化」

 江戸時代、相撲観戦は庶民の娯楽としてひろまり、プロ力士集団の活躍により18世紀末頃に隆盛を極めます。この頃、時を同じくして黄金期を迎えたのが、多色摺(たしょくずり)の木版画「錦絵」です。役者絵や美人画の発展にともない、それまでの画一的で素朴な相撲版画から、力士ごとに異なる体形や顔の特徴を捉えた相撲錦絵が登場します。力士の姿や相撲観戦の賑わいを臨場感たっぷりに伝える相撲錦絵は、興行の熱狂を支えた立役者であり、スター力士が人気を誇るためにもなくてはならないものでした。
 本展では、相撲博物館と国立劇場の協力を得て、相撲錦絵を中心に、江戸の相撲の多様な魅力を紹介します。

小野川 谷風 引分の図 勝川春英 画 1791年(寛政3)頃 東京都江戸東京博物館所蔵

第1章 黄金期の幕開け
 江戸時代、相撲観戦は庶民の楽しみとなります。
 18世紀末には、強豪力士を格付ける「横綱」が登場し、将軍が江戸城内で相撲を直々に観覧する「上覧相撲が催されました。将軍のお墨付きを得て、相撲の社会的地位は飛躍的に向上します。
 その背景には空前の相撲ブームがありました。なかでも世間を沸かせたのが、初の横綱となった二人の力士、谷風梶之助(たにかぜかじのすけ)(1750-1795)とそのライバル小野川喜三郎(おのがわきさぶろう)(1758-1806)です。勝川春章(かつかわしゅんしょう)(1743-1792)とその一派は、彼らの個性を捉えた似顔絵や取り組みの光景を描き、興行の熱狂を伝えました。
 谷風や小野川が活躍した天明(てんめい)・寛政(かんせい)年間(1781-1801)、多色摺(たしょくずり)の木版画「錦絵(にしきえ)」もまた、東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)(生没年不詳)や喜多川歌麿(きたがわうたまろ)(1753-1806)といったスター絵師の名が飛び交う黄金期を迎えていました。

高根山宗吉 勝川春英 画 1815-1819年(文化12-文政2)
東京都江戸東京博物館所蔵

 

稲妻雷五郎 歌川国安 画 1829-1832年(文政12-天保3)
東京都江戸東京博物館所蔵

 

不知火諾右エ門 横綱土俵入の図 歌川国貞(初代) 画
1840-1844年(天保11-15) 東京都江戸東京博物館所蔵

 

小柳荒馬取組図 歌川国貞(初代) 画 1839-1844年(天保10-15)頃
東京都江戸東京博物館所蔵

 

第2章 力士と絵師の協奏
 役者絵で一家を成した春章の円熟期と、天明・寛政年間(1781-1801)の谷風・小野川の活躍期が重なったことは、浮世絵と相撲の双方にとって幸運でした。勝川派の絵筆は力士にも及び、面貌や表情のみならず、体格や肉付き、土俵入(どひょういり)や取組の姿態にいたるまで、各々の特徴を捉えました。個性あふれる力士の姿が役者絵や美人画と並んで江戸市中を彩り、観衆であふれかえる取組の光景は興行の熱狂を喧伝しました。
 東洲斎写楽の約10カ月というあまりに短い作画期も、そのブームと重なっていました。
 文政年間(1818-1830)に勝川派の絵師が相次いで没すると、役者絵とともに相撲絵も歌川派の独壇場となり、なかでも売れっ子の歌川国貞(1786-1865)は、千数百点にのぼる相撲絵をのこしたといいます。
 相撲と錦絵、力士と絵師は、相互に刺激し合い支え合いながら人々を魅了し続けました。

 

両国大相撲繁栄図 歌川国郷 画 1847-1852年(弘化4-嘉永5)
東京都江戸東京博物館所蔵

 

銘酒つくし 江戸時代後期 東京都江戸東京博物館所蔵

 

​第3章 相撲と錦絵と都市・江戸
 「江戸の繁華の代表は、年二回の相撲、三座の歌舞伎、五町から成る吉原である。」江戸の繁栄の様子を綴った『江戸繁昌記』の序文で、作者の寺門静軒はそう述べます。
 『江戸繁昌記』が書かれた頃、1833年(天保4)10月、それまで各所で行われていた相撲の興行は、両国回向院(えこういん)境内に固定されます。回向院や両国橋、隅田川と相撲の組み合わせが定着し、両国は相撲の町になっていきます。さらに相撲は、興行以外でも、さまざまなかたちで人々の生活に根付いていきました。
 相撲にまつわる言葉とイメージは、人々の暮らしに染み渡り、今日に引き継がれています。

会 期 2021年7月17日(土)~9月5日(日)
開館時間 午前9時30分~午後5時30分 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 7月19日、8月10日・23日
※展覧会会期や閉館時間等の最新情報は、公式ホームページ、Twitterでご確認ください。
観覧料 一般 600円、大学・専門学校生 480円、高校生・中学生(都外)・65歳以上 300円、中学生(都内)・小学生以下無料
※企画展は常設展観覧料でご覧になれます
会 場 東京都江戸東京博物館 常設展示室・5F企画展示室
※会期中に一部の資料の展示替があります。
※本展会期中は当館駐車場及び駐輪場がご利用いただけません。車でご来館予定の身体障害者手帳等をお持ちの方は、事前に当館までご相談ください。

土俵軍配意匠煙草盆 珉雪斎久甫 銘 江戸時代後期
東京都江戸東京博物館所蔵

関連イベント
えどはくカルチャー「相撲と錦絵―黄金期の協奏―」
日 時 8月19日(木)午後2時~午後3時
講 師 春木晶子(当館学芸員)
※事前予約制。申込締切日7月30日(金)。
応募方法や受講料などは、えどはくカルチャーのページをご覧ください。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/event/culture/

住所東京都墨田区横網1-4-1
TEL03-3626-9974(代表)
WEBhttp://www.edo-tokyo-museum.or.jp
開館時間*19:30 ~ 17:30、土19:30まで(現在は中止しています)※入館は閉館の30分前まで
休み月(祝日は開館、翌日閉館)
ジャンル*2歴史、文化
入場料*3常設展観覧料:大人 600円、大・専門学校生 480円 高・中学生(都外)、 65歳以上 300円、中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童は無料 ※特別展は別
アクセス*4JR両国駅西口より徒歩3分
収蔵品 
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 空欄はオールジャンル *3 特別展などは異なります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認 *4 表示時間はあくまでも目安です

東京都江戸東京博物館

■コロナ感染拡大防止のための注意事項
 詳しくはホームページをご覧ください。
   https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/news/other-news/28770/announcement-june2020

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

地図で探す

コメント

*
*
* (公開されません)