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W'UP ★8月27日~9月20日 出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝 東京都写真美術館(目黒区三田)

W'UP ★8月27日~9月20日 出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝 東京都写真美術館(目黒区三田)

出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝
会 期 2026年8月27日(木)~8月30日(日)、9月17日(木)~9月20日(日)
会 場 東京都写真美術館 1階ホール(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)
開館時間 10:00~18:00(木曜・金曜は20:00まで)※入館は閉館時間の30分前まで
休映日 8月31日~9月16日
入館料 一般およびシニア 500円(1プログラム)。学生および高校生以下、障害者手帳をお持ちの方(介護者2名まで1名につき)は無料。
※「出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝」展のチケット提示で100円引き。学生、高校生·中学生、各種お手帳をお持ちの方は、いずれも証明できるものの提示が必要。
ホームページ https://topmuseum.jp/movie/12180/

 東京都写真美術館では、開催中の展覧会「出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝」(2026年9月21日(月・祝)まで https://topmuseum.jp/exhibition/5417/ )にあわせ、館内1階ホールにて、出光真子の映像作品全40点を全9プログラムで上映します。
 『Woman's House』『At Yukigaya 2』など5作品は、ニュープリントによる16ミリフィルムで上映します。展示空間とは異なる、スクリーン上映ならではの鑑賞体験をお楽しみいただけます。また、17作品は本上映会でのみご覧いただけます。展覧会とスクリーン上映の両方を通して、出光真子の創作の軌跡を展覧いただけます。
 上映会のポイントとして、出光真子の残存する映像作品全40点を年代順·全9プログラムで上映します。上映会限定の17作品を含み、出光真子の創作の全貌を体系的にたどることができる貴重な機会です。
 『Woman's House』(1972)、『At Yukigaya 2』(1974)、『At Santa Monica 3』(1975)、『たわむれときまぐれと』(1984)、『ざわめきの下で』(1985)の5作品はニュープリント16ミリフィルムで上映します。
 学生·高校生以下は無料です。さらに、「出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝」展のチケットをご提示いただくと、上映会料金が割引となる「上映割」を実施します。

上映プログラム
プログラムA 最初期の8作品
女性による初期フェミニズム・アートの金字塔と呼ばれるプロジェクト「ウーマンハウス」。それを記録した、出光が最初に手掛けたフィルム作品『Woman's House』を、ニュープリント16ミリフィルムで上映します。あわせて、ユング心理学の影響が直接的に反映された『Inner Man』、初めてのビデオ作品『おんなのさくひん』、コラージュの手法を用いた「At」シリーズなど、挑戦的な初期作全8作品を紹介します。
『Woman's House』1972年 13分40秒 ※フィルム上映
『Inner Man』1972年 3分40秒
『Next』1973年 3分30秒
『おんなのさくひん』1973年 11分
『At Santa Monica 1』1973年 5分30秒
■『At Santa Monica 2』1974年 3分40秒
『Baby Variation』1974年 8分
■『At Yukigaya 1』1974年 3分

《At Santa Monica 2》1974年
《At Santa Monica 2》1974年

プログラムB 「こまぎれの時間」から生まれた心象風景
このまま何もしないでいたら気が狂ってしまうのではないか――二人の息子を育てながらフィルムカメラを手にした出光が、家事の合間の「こまぎれの時間」に撮り重ねた5作品です。高感度フィルムを用い、光の煌めきを繊細かつ実験的に捉えた『At Yukigaya 2』と『At Santa Monica 3』。アメリカと日本、意識と無意識、両者の間で揺らぐ心を描く『Something Within Me』。空に浮かぶ雲を捉えた『At New Mexico 1』と行き交う人々が重ねられた『At Any Place1』。
『At Yukigaya 2』1974年 11分10秒 ※フィルム上映
『At Santa Monica 3』1975年 15分30秒 ※フィルム上映
『Something Within Me』1975年 9分30秒
■『At New Mexico 1』1975年 12分30秒
■『At Any Place 1』1975年 16分

《At Any Place 1》1975年
《At Any Place 1》1975年

プログラムC フィルムからビデオへ
「At Any Place」と名付けられた4つのフィルム作品は、空や街の光景にカップヌードルや人物が重ね焼きされ出光のユーモアを感じさせます。高感度フィルムを用いた『At Karuizawa 1』を含むフィルム作品に加え、出光本人が被写体となって、見られる女性の日常を映し出す初期のビデオ作品『主婦の一日』『Make Up』を合わせた8作品です。
■『At Any Place 2』1975年 3分
『主婦の一日』1977年 9分50秒
■『At Any Place 3』1977年 3分40秒
■『At Yukigaya 3』1977年 2分30秒
『At Any Place 4:ヨネヤマ・ママコ作「主婦のタンゴ」より』1978年 12分30秒
■『At Any Place 5』1978年 12分
■『At Karuizawa 1』1978年 8分10秒
『Make Up』1978年 9分

《At Yukigaya 3》1977年
《At Yukigaya 3》1977年

プログラムD 女性たちの日常と心理
出光の住む雪谷の家と実母が住む家を舞台に、日常的な光景をリズミカルに捉えた『At Yukigaya 4』。中流階級の主婦が互いの生活を語り合う『主婦たちの一日』と、女性たちの抑圧されたパーソナリティを描く『シャドウ パート1』。フィルムとビデオ、計3作品を上映します。
■『At Yukigaya 4』1979年 16分
■『主婦たちの一日』1979年 21分50秒
『シャドウ パート1』1980年 25分30秒

《At Yukigaya 4》1979年
《At Yukigaya 4》1979年

プログラムE アメリカ、父、そして女性の生き方
アメリカと自らの関係を見つめた『わたしのあめりか、あなたのあめりか』、父の死に際し制作された『父の情景』。自身を構成する存在に対峙した2つのフィルム作品に加え、主婦や姉妹等の間に生じる軋轢を鋭く描き出したビデオ『シャドウ パート2』の3作品です。
■『わたしのあめりか、あなたのあめりか』1980年 10分
『父の情景』1981年 5分50秒
■『シャドウ パート2』1982年 41分40秒

《シャドウ パート2》1982年
《シャドウ パート2》1982年

プログラムF 人間の深層心理をみつめる
女性のなかにいる男性、家族、親子、恋人――人間の深層心理を独自の方法で浮かびあがらせる4作品です。ユング心理学の概念「アニムス」を擬人化し表現した『アニムス パート1』『アニムス パート2』、息子への異常な執着を見せる母を描いた『英雄ちゃん、ママよ』。ゲイカップルの休日を、投影された映像の再撮影という手法で制作した『通りゃんせ』の4作品です。
■『アニムス パート1』1982年 13分10秒
『アニムス パート2』1982年 19分40秒
■『通りゃんせ』1982年 12分20秒
『英雄ちゃん、ママよ』1983年 27分

《通りゃんせ》1982年
《通りゃんせ》1982年

プログラムG 〈グレート・マザー〉シリーズ一挙上映
グレート·マザーとはユングが提唱した元型の一つで、本作では子どもを束縛し自立を阻む母として描かれます。画面内のモニターは深層心理や記憶、別の場所で進行する物語を映し、母娘間の摩擦を複層的に描き出します。
『グレート·マザー 晴美』1983年 13分
■『グレート·マザー ゆみこ』1983年 24分30秒
『グレート·マザー 幸子』1984年 18分50秒

《グレート・マザー ゆみこ》1983年
《グレート・マザー ゆみこ》1983年

プログラムH 家族の記憶
前夫との離婚と息子たちの渡米後に制作された『たわむれときまぐれと』、母の死に直面した『ざわめきの下で』をニュープリント16ミリフィルムで上映します。ビデオ作品『やすしの結婚』『洋二、どうしたの?』では、息子への過度な愛情を向ける母を描くシリーズとして、夫婦間、親子間の確執などの関係が、映像内のビデオモニターによっても複雑に示されていきます。
『たわむれときまぐれと』1984年 16分 国立映画アーカイブ所蔵 ※フィルム上映
『ざわめきの下で』1985年 11分 国立映画アーカイブ所蔵 ※フィルム上映
『やすしの結婚』1986年 25分20秒
■『洋二、どうしたの?』1987年 18分

《洋二、どうしたの?》1987年
《洋二、どうしたの?》1987年

プログラムI 長編ビデオ2作品
出光真子の集大成とも言える長編ビデオ2作品です。どちらも主人公はアーティスト志望の女性。表現者への道を閉ざされた悲劇を描く『清子の場合』、周囲からの「女の子でしょ」という圧力に抵抗し表現者への道を切り開く『加恵、女の子でしょ!』。なお、『加恵、女の子でしょ!』はDCP上映です。
『清子の場合』1989年 24分20秒
『加恵、女の子でしょ!』1996年 47分 国立映画アーカイブ所蔵

《加恵、女の子でしょ!》1996年
《加恵、女の子でしょ!》1996年

※フィルム上映はニュープリント16ミリフィルム上映です。■は上映会のみで鑑賞できる作品です。画像はすべて東京都写真美術館蔵 ©Mako Idemitsu。
※事業の内容は諸般の事情により変更する場合があります。
上映スケジュール

2026年8月27日(木) ~8月30日(日) 、9月17日(木)~9月20日(日)

上映スケジュール

プロフィール
出光真子(いでみつ・まこ) 
 1945年、アメリカ・ロサンゼルス生まれ。幼少期をアメリカと日本で過ごし、10歳で日本に移住。1969年、上智大学外国語学部英語学科卒業後、渡米。ロサンゼルスで開催された女性アーティストによるグループ展「ウーマンハウス」(1972年)に参加し、映像制作を開始。帰国後も映像作品の発表を続け、1997年、文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2018年には東京国立近代美術館で大規模な個展「Mako Idemitsu:おんなのさくひん」を開催した。現在も精力的に作品を制作し、国内外で高い評価を得ている。

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本記事は各施設配布のプレスリリースおよび提供情報をもとに作成しています。

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