W'UP ★8月7日~ 11月11日 田名網敬一 記憶の冒険 国立新美術館 企画展示室1E(港区六本木)

W'UP ★8月7日~ 11月11日 田名網敬一 記憶の冒険 国立新美術館 企画展示室1E(港区六本木)
本展ポスタービジュアル
 

田名網敬一 記憶の冒険
Keiichi Tanaami: Adventures in Memory
会 場 国立新美術館 企画展示室1E
開催日 2024年8月7日(水) ~ 11月11日(月)
開館時間 10:00~18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
休館日 毎週火曜日
観覧料 一般 2,000円、大学生 1,400円、高校生 1,000円
※中学生以下は入場無料。
※障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料。
展覧会ホームページ https://www.nact.jp/exhibition_special/2024/keiichitanaami/
お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)

 田名網敬一氏は、8月9日逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 田名網敬一(1936-)は幼少期に経験した戦争の記憶とその後に触れたアメリカ大衆文化からの影響が色濃く反映された、色彩鮮やかな作品で知られています。本展は当時の資料を含めて田名網が手掛けた膨大な作品を紹介することで、これまで包括的に捉えられることがなかった、その60年以上におよぶ活動を「記憶」というテーマのもとに改めて紐解こうとするものです。
 88歳となった今も旺盛な創作活動を続ける田名網の存在は、世代や国を超えたアーティスト、そしてデザイナーたちを魅了し続けており、コラボレーションを求める声は後を絶ちません。これは60年以上にわたる活動のなかで、田名網自身が常に自らの表現方法を刷新し続けてきた稀有な感性を持ったアーティストであるからだといえるでしょう。また近年、田名網は海外文化を独自に受容した戦後日本の作家としても世界的に評価が進み、ニューヨーク近代美術館(アメリカ)、ウォーカー・アート・センター(アメリカ)、シカゴ美術館(アメリカ)、M+(香港)、ハンブルガー・バーンホフ(ドイツ)にも作品が所蔵されています。
 本展は多方面から注目が集まる田名網が現在まで探究を続けている、虚実が入り混じった記憶のコラージュのような作品世界を存分に体感していただける待望の機会となるでしょう。

展覧会の見どころ
1 日本の戦後文化史と密接に結びついた作品
 アンディ・ウォーホルから影響を受けて制作された日本最初期のポップアートとも呼べる「ORDER MADE!!」シリーズ(1965)や、アメリカの『Avant Garde』誌が主催したベトナム反戦ポスターコンテストに入選した「NO MORE WAR」シリーズ(1967)、テレビ番組『11PM』のために制作されたコラージュの手法を用いたアニメーション《Good-by Marilyn》(1971)など、戦後日本で展開されたカウンターカルチャーを物語る作品の数々が出品されます。
2 増幅を続ける「記憶」 
 近年、田名網は自身の過去の記憶や夢を主題とした作品を数多く制作しています。幼少期に体験した戦争や生死を彷徨った大病の経験を大きなきっかけとし、「人間は自らの記憶を無意識のうちに作り変えながら生きている」という説に基づいて、自身の脳内で増幅される「記憶」を主題に創作活動を続ける田名網。「記憶の冒険」と題された本展では、未発表の新作に加え、田名網が70年代から断続的に記録してきた夢日記やドローイング、関連するインスタレーションも展示することで、尽きることのないその創造力の源泉に迫ります。
3 変幻自在なコラボレーション
 田名網は、その長いキャリアを通して多種多様なクライアントワークやコラボレーションを行ってきました。Mary Quant、adidas、JUNYA WATANABE、Ground Yなどのファッションブランドや、GENERATIONS from EXILE TRIBE、八代亜紀、RADWIMPSといったミュージシャンと協働する一方で、ウルトラマンなどのキャラクターや生前交流があった赤塚不二夫とコラボレーションした作品も制作しています。本展では田名網のデザイナーとしての活動にも焦点を当て、当初からコラボレーションの意識を強く持ち、それによって生じる化学反応から新たな作品を作り出していこうとする田名網の仕事についても紹介します。

田名網敬一(たなあみ・けいいち)プロフィール
 1936年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。アートディレクター、実験映像及びアニメーション作家、アーティストなど、そのジャンルを横断した類まれな創作活動により、他の追随を許さない地位を築いている。近年の田名網の主要な展覧会として、「PARAVENTI: KEIICHI TANAAMI」(プラダ青山店、東京、2023年)、「マンハッタン・ユニヴァース」(ヴィーナス・オーヴァー・マンハッタン、ニューヨーク、2022年)、 「世界を映す鏡」(NANZUKA UNDERGROUND、東京、2022年)、「Keiichi Tanaami」(ルツェルン美術館、スイス、2019年)、「Keiichi Tanaami」(ジェフリー・ダイチ、ニューヨーク、2019年)。 また、グループ展としてポップアートの大回顧展「インターナショナル・ポップ」(ウォーカー・アート・センター、ダラス美術館、フィラデルフィア美術館、アメリカ、2015-2016年)、「世界はポップになる」(テート・モダン、ロンドン、2015年) などがある。パブリックコレクションに、ニューヨーク近代美術館(アメリカ)、ウォーカー・アート・センター(アメリカ)、シカゴ美術館(アメリカ)、M+(香港)、ナショナル・ポートレート・ギャラリー(アメリカ)、ハンブルガー・バーンホフ(ドイツ) など多数。

主 催 国立新美術館、朝日新聞社、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
協 賛 集英社、adidas、MATTEL CREATIONS(TM)
制作協力 ソニー・ミュージックエンタテインメント
協 力 NANZUKA
後 援 J-WAVE

無料ご招待券プレゼントは定員に達したため、締め切りました。ご応募どうもありがとうございました。当選者:門脇様(所沢市)、水島様(京都市)、藍原様(千葉市)

住所東京都港区六本木7-22-2
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
WEBhttps://www.nact.jp/exhibition_special/2024/keiichitanaami/
開館時間*110:00 ~ 18:00 ※入場は閉館の30分前まで。金・土曜日は20:00まで
休み*2火(祝日、又は振替休日に当たる場合は開館、翌平日休館)
ジャンル*3 
入場料*4観覧料は展覧会により異なります
アクセス*5千代田線乃木坂駅6出口直結、日比谷線六本木駅4a出口より徒歩約5分、大江戸線六本木駅7出口より徒歩約4分
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 空欄はオールジャンル *4 イベントにより異なることがあります。高齢者、幼年者、団体割引は要確認 *5 表示時間はあくまでも目安です

国立新美術館(港区六本木)

W'UP!★7月3日~9月23日 CLAMP展 国立新美術館 企画展示室2E(港区六本木)

■コロナ感染拡大防止のための注意事項
 こちらをご覧ください。https://www.nact.jp/release/20201104.html

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