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W'UP★6月27日~8月31日 越後妻有MonET連続企画展Vol.11 肥後亮祐「カンサークイーン」/アントニー・ゴームリー《Fill》 越後妻有里山現代美術館 MonET(新潟県十日町市)

W'UP★6月27日~8月31日 越後妻有MonET連続企画展Vol.11 肥後亮祐「カンサークイーン」/アントニー・ゴームリー《Fill》 越後妻有里山現代美術館 MonET(新潟県十日町市)

越後妻有MonET連続企画展Vol.11 肥後亮祐「カンサークイーン」
会 期 2026年6月27日(土)~8月31日(月)
会 場 越後妻有里山現代美術館MonET(新潟県十日町市本町6-1-71-2)
開館時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
休館日 火曜日・水曜日
入館料 個別鑑賞料 一般1,200円/小中学生600円 または「2026年の越後妻有」共通チケット
ホームページ https://www.echigo-tsumari.jp/

 本展の「カンサークイーン」というタイトルはトンマーゾ・ランドルフィによる同名SF小説に由来します。カンサーは蟹(座)と癌という意味を共有し、小説内でもカンサークイーンと名付けられた宇宙船は甲殻類と病気の比喩を往来し、物語が展開していきます。肥後亮祐もまた比喩に比喩を重ねてあるものとあるものを引き合わせ、飛躍させ、別の(これもまた!)比喩をつくりだすことを作品の主題としてきました。未知なるものや新たなるものへの想像力を特に大きな原動力としてきたSFというジャンルにおいて、ことさら、肥後はサイバーバンクというサブジャンルへの影響を隠しません。ストーリーや構造よりもイメージや世界観が前傾して、言葉を理解するための直観が言語よりも重要にもなってくる。そのようなサイバーバンク的語法は本展ではさらに推し進められ、話法そのものを制作方法へと取り込もうとします。
 かつてアーティストはインフラのようなものをつくりたいと言いました、フリーポートを、サーバーをつくると言いました、スコアをつくると言いました、楽器をつくると言いました。しかし、これらのすべては比喩としての表現だと言います。私たちはアーティストの言葉を正しく理解する必要はなく、話法の違いを理解することが本展に、いや、この世界において求められるものだといえるのかもしれません。

《Sandy Island》「クリテリオム 97 肥後亮祐」展⽰⾵景(2020年、⽔⼾芸術館現代美術ギャラリー)Photo:仲⽥絵美
《Sandy Island》「クリテリオム 97 肥後亮祐」展⽰⾵景(2020年、⽔⼾芸術館現代美術ギャラリー)Photo:仲⽥絵美
Osaka Directory 5 supported by RICHARD MILLE 肥後亮祐 2024年 写真提供:大阪中之島美術館
Osaka Directory 5 supported by RICHARD MILLE 肥後亮祐 2024年 写真提供:大阪中之島美術館

関連イベント
ワークショップ「想像の定規体~蟹座までの距離を測ろう~」
日時 8月2日(日)13:00~
会場 越後妻有里山現代美術館MonET
参加費 無料(入館料別途)
内容 私たちの身の回りにあるものの長さを想像し、ものさしをつくります。そのものさしの単位をみんなで考えて、蟹座までの距離に想いを馳せてみましょう。

ポートレイト

肥後亮祐
1995年北海道生まれ。
2024年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程美術専攻構想設計領域修了。博士(美術)。
「Google Map上に誤記載された幻島」や「実在しない単語」など、流通する情報における盲点を遺物と捉え、社会や個人が無自覚にまたは意図的につくりだす事象や状況を考察し新たなかたちでの継承を試みている。
主な展覧会に個展「Osaka Directory 5 supported by RICHARD MILLE 肥後亮祐」(大阪中之島美術館、大阪、2023年)、個展「クリテリオム97 肥後亮祐」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、茨城、2020年)、「Parallel Circuit」(東京藝術大学大学美術館陳列館、東京、2025年)、「VOCA展2024 現代美術の展望―新しい平面の作家たち―」(上野の森美術館、東京、2024年)、「828.45K Come & Go」(ソウル市立大学ギャラリー赤煉瓦、ソウル、韓国、2024年)など。

ゲストキュレーター 檜山真有(キュレーター/リクルートアートセンター)
今後の越後妻有MonET連続企画展Vol.12 2026年9月12日(土)~11月23日(月祝) 作家:臼井良平 ゲストキュレーター:塚本麻莉(高知県立美術館主任学芸員)
連続企画展開催によせて(大地の芸術祭総合ディレクター・北川フラム)
大地の芸術祭は、美術を契機に地域を活性化すべく活動を行なってきました。さらなる地域に根ざした芸術祭にしていくため、地域と芸術の新しい可能性を探り、未来を担う作家と出会い、新たな協働を生み出していきます。越後妻有里山現代美術館MonETでは、ゲストキュレーターが広く今後の美術をひらいていく作家を選び、2か月ごとに個展を行います。2023年から長期にわたる連続企画展シリーズとして開催しています。

越後妻有里山現代美術館MonETについて
2003年建築、原広司+アトリエ・ファイ建築研究所による設計。世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭」の拠点施設として国内外から注目される作家の作品を、いつでもご覧いただけます。2021年には、常設展示を大幅に入れ替え、リニューアルオープンしました。
主 催 大地の芸術祭実行委員会 NPO法人越後妻有里山協働機構


 
作品画像
アントニー・ゴームリー《Fill》 

アントニー・ゴームリー《Fill》
会 期 2026年2月21日(土)~ ※常設展示の一部として公開
会 場 越後妻有里山現代美術館MonET(新潟県十日町市本町6-1-71-2)
開館時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
休館日 火曜日、水曜日(祝日を除く)
入館料 企画展(常設展示含む)一般 1200円、小中学生 600円
    常設展示のみの期間は一般 1000円、小中学生 500円
※期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売
ホームページ https://www.tsumari-artfield.com

 越後妻有里山現代美術館MonETにて、アントニー・ゴームリー《Fill》を十日町雪まつりにあわせて2月21日(土)より公開します。
 《Fill》は、作家自身の身体を型取り、鉛を用いて制作された初期の作品で、作家の思考の原点を示す重要な一点です。身体の内部に潜む闇と外部に広がる空や光との対比を主題とし、伝統的な彫刻に見られる直立した英雄的身体像に異議を唱え、身体を地球や惑星との関係のなかに置き直す試みでもあります。ヴァーチャル化が進む現代にあってなお、ゴームリーの作品は、物質としての彫刻を通して、私たちと大地との関係を静かに問いかけています。

見どころ
 作家自身の身体を型取り、鉛を用いて制作された初期の代表作であり、身体の内部に潜む闇と外部に広がる空や光との対比を主題としています。伝統的な彫刻に見られる直立した英雄的身体像に異議を唱え、身体を地球や惑星との関係のなかに置き直す試みとして、作家の思考の原点を示す重要な作品です。

アントニー・ゴームリー
 イギリス出身。人間の身体と空間との関係を探求する彫刻、インスタレーション、パブリックアート作品で広く評価されている。1960年代以来、彫刻が切り開いてきた可能性を、自然や宇宙との関係において人間の立ち位置はどこにあるのかという根源的な問いに向き合う形で、彼自身や他者の身体との批評的な関わりを通して発展させてきた。ゴームリーは、新しい行動、思考、感情が生まれる場所として、芸術の空間を捉え続けている。
 2012年に大林賞、2013年に高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。1997年に大英帝国勲章(OBE)を受章し、2014年には新年の栄誉一覧でナイトの称号を授与。

ポートレイト

関連情報
大地の芸術祭でのアントニー・ゴームリー作品

MAN: ROCK V, 2024 (2024)
MAN: ROCK V, 2024(2024)Photo by Nakamura Osamu ※冬季公開休止中
もうひとつの特異点(2009)
もうひとつの特異点(2009)Photo by Miyamoto Takenori + Seno Hiromi ※冬季休館中
美術館外観 レアンドロ・エルリッヒ「Palimpsest: 空の池」
美術館外観 レアンドロ・エルリッヒ「Palimpsest: 空の池」Photo by Kioku Keizo

大地の芸術祭と越後妻有里山現代美術館 MonETについて
 大地の芸術祭は、美術を契機に地域を活性化する活動を行ってきました。越後妻有里山現代美術館MonETでは、ゲストキュレーターが今後の美術をひらいていく作家を選び、2か月ごとに個展を行う連続企画展シリーズを2023年から開催しています(大地の芸術祭総合ディレクター・北川フラム)。
 越後妻有里山現代美術館MonETは2003年に建築され、原広司+アトリエ・ファイ建築研究所による設計です。世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭」の拠点施設として、国内外から注目される作家の作品を常時ご覧いただけます。2021年には常設展示を大幅に入れ替えリニューアルオープンしました。

本記事は各施設配布のプレスリリースおよび提供情報をもとに作成しています。

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