W'UP ★10月11日~12月7日 なんという目だ!―北斎にはこう見える― 北斎館(長野県小布施町)

なんという目だ!―北斎にはこう見える―
会 期 2025年10月11日(土)~12月7日(日)
会 場 北斎館(長野県上高井郡小布施町小布施485)
開館時間 9:00~17:00(最終入館16:30)
休館日 会期中無休
入館料 大人1200円/大学生・高校生500円/中学生以下300円
ホームページ https://hokusai-kan.com/exhibition2025-what_an_eye/
- 『冨嶽百景』より「宝永⼭出現」
- 「冨嶽三⼗六景」より「駿州江尻」
- 「冨嶽三⼗六景」より「⼭下⽩⾬」
- 『冨嶽百景』より「⼣⽴の不⼆」
本展覧会では、生涯にわたり数万点もの絵を描いた葛飾北斎の、驚異的な描写力と鋭い観察眼に焦点を当てます。北斎が描く動物や植物は躍動感と生命力に満ち、空に渦巻く雲や激しく降り注ぐ雨、一瞬で駆け抜ける雷といった自然現象までも、彼の目を通して見事に捉えられています。読本の挿絵などに見られる爆発の閃光の表現は、モノクロながらも目を覆いたくなるような眩しさを感じさせ、その確かなデッサン力と描写力は、北斎のものを見極める鋭い「目」に由来するものです。本展をご覧になった皆様も、きっと「北斎の目はなんという目だ!」と口にすることでしょう。
主な展示作品として、「冨嶽百景」より「宝永山出現」では、富士山の噴火に伴う災害を、山の姿ではなく崩れゆく家屋や土煙で表現し、自然界の巨大な力と恐怖を描き出します。「冨嶽三十六景」より「山下白雨」では、雲間から走る稲妻をユニークな描線で表現し、一瞬の光の現象を捉えています。また、「北海漫画 七編 阿波の鳴戸」では、鳴門海峡の渦潮を力強く描写し、北斎の水に対する深い観察眼を示します。さらに、『今様櫛きん雛形』に収録された波をモチーフにした櫛のデザインからは、様々な水の表情をとらえる北斎の卓越した技術が見て取れます。
関連イベント
ワークショップ:北斎館×SAKE ART LAB. 特別企画「ほろ酔いで 北斎気分!(仮)」
日時 2025年10月26日(日)14:00~16:00
会場 北斎館内を予定
内容 地元の日本酒やワイン、果汁飲料を楽しみながら、「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を描くワークショップです。
定員 12名
対象年齢 10才以上(当日身分証提示が必要、飲酒される方は車での来場不可)
参加費 1人3500円(当日現金支払い)
申込期間 10月11日(土)10:00より受付(定員になり次第終了)
学芸員によるギャラリートーク
日時 第1回 2025年10月19日(日)14:00~(約1時間)、第2回 2025年11月9日(日)14:00~(約1時間)
※その他随時開催の場合あり
会場 北斎館展覧会場内(集合:映像ホール前廊下)
参加方法 入館券をお持ちの方はどなたでも参加可能です。
開催場所 北斎館について
葛飾北斎が描いた肉筆画60余点を収蔵、季節ごとの企画展で展示し、80歳を超えた晩年に信州小布施で描いた東町·上町の祭屋台天井絵「龍」「鳳凰」、「男浪」「女浪」は、常設展示されています。ご来館の皆様には、ワンフロアで映像ホール、第一·二展示室(企画展示室)、第三展示室(肉筆展示室)、第四展示室(祭屋台展示室)をご観覧いただくことができます。ぜひこの機会にご来館ください。







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