W'UP ★5月16日~6月3日 ワクイアキラ個展「Wave Transitions (ウェーブ・トランジションズ) ~変容する波~」 ガラリShowcase(長野県小布施町)

ワクイアキラ個展「Wave Transitions (ウェーブ・トランジションズ) ~変容する波~」
会 期 2025年5月16日(金)~6月3日(火)
会 場 ガラリShowcase(北斎館隣カフェ& ギャラリー)(長野県上高井郡小布施町小布施485)
開館時間 10:00~16:00
休館日 水曜日
入場料 無料
ホームページ https://garari.hokusai-kan.com/pages/showcase
Instagram https://www.instagram.com/garari_showcase/
今回の展覧会では、長野県出身のアーティスト・ワクイアキラ氏による陶芸作品を展示します。葛飾北斎の代表作『上町祭屋台天井絵 怒濤図』をオマージュした土偶や火焔土器などの作品が並びます。
「ウェーブトランジションズ=変容する波」への思い。
今回の展覧会《Wave Transitions》の起点となったのは、小学生のときに社会見学で訪れた岩松院の「八方睨み鳳凰図」と北斎館で見た「怒涛図」でした。ずっと記憶の奥底に沈んでいた、あの時感じた“何か”がようやく浮かび上り、自分のかたちとして現れたような感覚を持ちました。同時に自分も「“未来の誰か”の中で、何かが動き出すようなものをつくりたい」と感じました。
北斎の波から感じた、エネルギーの動き。それはいつも変化し続けていて、だけど確かに何かを運んでいる。記憶だったり、感情だったり、祈りだったり…… 自分自身が幼い頃にみて、心のどこかに残っていたものがカタチや感情として現れたこの経験のように、この「波」が揺れ動いて、いつか別のかたちで立ち上がるなら、それがアートとして一番強く、遠くへ届いた瞬間だと思います。
都市ギャラリーではなく、この小布施町で。
自分が小学生の時にこの小布施町で出会った北斎の記憶から、自分の原点に戻ってきたという感覚があります。地域の人、特に子どもたちにとって、アートに触れる機会になればと思っています。「地元にアーティストがいて、作品があって、それが北斎とつながっている」ということを知ることで、「自分も将来、何かをつくったり、生み出したりできるかもしれない」と思うきっかけになれば嬉しい。それはとても価値のあることだと思っています。作家が帰ってくることで、地域もその記憶を更新するし、その土地で作品を見た人たちの中にも、新しい波が生まれる。それが、長く静かに広がっていったらいいなと願っています。

ワークショップ情報
オリジナル土偶ペイント体験
開催日 2025年5月17日(土)
時間 1回目 10:00~12:00、2回目 14:00~16:00
参加費 1人1500円(ガラリカフェ1ドリンク代込み)
募集人数 各回20名
場所 ガラリ1階カフェ内
備考 未就学児~7歳程度のお子様が参加する場合は保護者の同伴が必要です。絵の具を使用するため、汚れが気になる方はエプロンなどをご持参ください。
お申し込み https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSddgNC-5hmLc7xK9Ecx_HobFzQ4buQPOJh0S5l6HWT1-Ut-Ow/viewform
アーティストプロフィール
長野県生まれ。現代版の土偶や火焔土器などユーモアあふれるオリジナル作品を手がける陶芸家。VRやプロジェクションマッピングなどの現代技術を用いた3DCGアーティストとしても活動しています。東京、ニューヨーク、北京など国内外で個展やグループ展を開催。小布施町岩松院には3D作品の水晶「八方睨鳳凰乃玉」が展示されています。
Instagram https://www.instagram.com/akirawakui/
ギャラリーについて
2023年4月にオープンした北斎館プロデュースのアートギャラリーです。1階はカフェ、2階はアートギャラリーとして、食と芸術の両面から小布施の魅力を発信しています。「小布施×現代の匠」「北斎×現代の匠」の2つのテーマで地元作家や北斎にゆかりのある作品を展示・販売しています。
W'UP ★5月24日~10月5日 知られざる秀逸コレクション 東京・足立区立郷土博物館所蔵浮世絵名品展北斎館(長野県小布施町)
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