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W'UP★4月27日~2027年1月17日 2026年度五十嵐威暢アーカイブ 企画展「モノのレトリック」 五十嵐威暢アーカイブ 金沢工業大学ライブラリーセンター(石川県野々市市)

W'UP★4月27日~2027年1月17日 2026年度五十嵐威暢アーカイブ 企画展「モノのレトリック」 五十嵐威暢アーカイブ 金沢工業大学ライブラリーセンター(石川県野々市市)

2026年度五十嵐威暢アーカイブ 企画展「モノのレトリック」
会 期
 前期 2026年4月27日(月)~8月30日(日)
 後期 2026年9月21日(月・祝)~2027年1月17日(日)
会 場 五十嵐威暢アーカイブ 金沢工業大学ライブラリーセンター2F(石川県野々市市扇が丘7-1)
開館時間 10:00~17:00
休館日 五十嵐威暢アーカイブウェブサイトからご確認ください
入館料 無料
ホームページ https://igarashiarchive.jp/

 「レトリック」とは、言葉を巧みに用いて効果的に表現する技法のことで、直喩や隠喩、対比、倒置などがその例として挙げられます。言語哲学者の佐藤信夫は『レトリック感覚』(1978)において、レトリックを物事に対する新たな視点や思考の獲得を可能にする「発見的認識」の技術と捉えています。同じ内容でも表現の仕方によって異なるイメージや意味が喚起されるように、レトリックは私たちの認識そのものに影響を与えているのです。
 こうした働きは、美術やデザインにも見出されます。たとえば、穏やかな丸みを帯びた白い大理石の彫刻は、雲のような軽やかさを想起させます。ここで操作されているのは色彩や素材、形態など、モノが持つ物理的、視覚的な要素です。それらは、特にデザインの領域で重視されてきた機能性とは異なる次元において、見る人に多様な印象を与え、新たな発見をもたらします。
 本展には、美術家の船越晴稀氏に参画いただきました。船越氏は、独自の視点と感性によって展示作品を起点とする意味のネットワークを展示室内に張り巡らせています。しかし同時に、船越氏はあくまで1人の鑑賞者として振る舞うことで、見る人もまた創造の主体であることを示唆しているようです。だとすれば、この展示室は、鑑賞が創造へと広がる場と言うことができるかもしれません。
 会期中は、五十嵐威暢の創作活動を紹介する常設展もご覧いただけます。

展示協力・作品制作 船越晴稀
グラフィックデザイン 和田悠馬

五十嵐威暢アーカイブ
五十嵐威暢アーカイブ

常設展示「五十嵐威暢-「環境」を求めて」
 五十嵐威暢は多摩美術大学、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)にてグラフィックデザインを学びました。留学直前の1966年、五十嵐は松屋銀座で開催されていた「空間から環境へ」展を鑑賞し、大きな衝撃を受けたと言います。五十嵐が芸術家としての原体験に位置付けるこの展覧会は、絵画、彫刻、デザイン、建築から音楽まで、領域を横断した芸術家の集いによって企画されたものでした。作品と鑑賞者が動的に関係づけられる場としての「環境」を模索した彼らはその後、1970年の日本万国博覧会でさまざまな実験を繰り広げることになりました。この展覧会から五十嵐が受けた影響は、帰国後すぐに設立した会社の名前、EDI(Environmental Design International)にも見て取れます。1970年代より盛んになる景観や公害の議論と並走するなかで、五十嵐は人々の生活と密接に結びついたデザインやアートの実践に取り組むことになりました。五十嵐の「環境」への意識は、建築や都市に展開されるグラフィックデザイン、作品が設置される場やそこに集う人々との関係を重視する彫刻作品へと結実します。平面と立体を自由に往来し、領域をも飛び越える五十嵐の芸術の数々。それを成し得た「環境」への意識を補助線に、五十嵐の歩みを概観します。

五十嵐威暢
多摩美術大学、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)にてグラフィックデザインを学ぶ。1966年、「空間から環境へ」展を鑑賞し、大きな衝撃を受ける。帰国後、EDI(Environmental Design International)を設立。建築や都市に展開されるグラフィックデザイン、作品が設置される場やそこに集う人々との関係を重視する彫刻作品を手がける。

五十嵐威暢アーカイブ
 金沢工業大学は、急速に変化する社会からの要請に応えるべく、これまで取り組んできたSTEM教育に「デザインとアート」を柱とした感性教育を融合すること、そしてその研究の充実と実践を行うことを目指しています。五十嵐威暢アーカイブは、そのための新たな学びの場として2023年にオープンしました。本施設には、彫刻家、デザイナーの五十嵐威暢氏から寄贈された5000点もの作品や資料が収蔵されています。多様なコレクションを活用した独自のプログラムを通じて、学生たちが独自の視点で世界を感受し、創造する力を引き出す活動を推進しています。

W'UP ★7月1日~9月6日 PMCジャケット・アート展「CITY POP COLORS」 金沢工業大学ライブラリーセンター1F展示室(石川県野々市)

本記事は各施設配布のプレスリリースおよび提供情報をもとに作成しています。

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