W'UP★4月28日~7月15日 中原佑介の言葉―コレクションを見るあたらしい眼 兵庫県立美術館(神戸市中央区)

中原佑介の言葉―コレクションを見るあたらしい眼
会 期 2026年4月28日(火)~7月15日(水・祝)
屋上防水改修工事のため、7月16日(木)から9月23 日(水・祝)まで「コレクション展 I 中原佑介の言葉―コレクションを見るあたらしい眼」の3階展示室を臨時閉室します。これに伴い、7月7日(火)から予定していた後期展示は中止し、前期展示を 7月15日(水)まで延長します。
2階(展示室6、小磯良平記念室、金山平三記念室)は通常通りご覧いただけます。
会 場 兵庫県立美術館(兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
開館時間 10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日
※ただし5月4日(月・祝)、7月20日(月・祝)、9月21日(月・祝)は開館、5月7日(木)、7月21日(火)は休館
入館料 一般550円、大学生400円、高校生以下無料、70歳以上250円、障害者手帳等をお持ちの方(一般100円、大学生100円)
※ひょうごプレミアム芸術デー期間中(7月9日(木)~7月15日(水))の入場料は無料となります。
※一般以外の料金は証明できるものの提示が必要です
※障害者手帳等をお持ちの方1名につき介助の方1名は無料
※公益財団法人伊藤文化財団の協賛による無料日
・美術館の日 4月29日(水・祝)
・第2日曜日(自由に話せる観覧日) 5月10日(日)、6月14日(日)、7月12日(日)、8月9日(日)、9月13日(日)
「敬老の日」は県内居住の70歳以上の方は無料
ホームページ https://www.artm.pref.hyogo.jp/
戦後日本を代表する美術評論家、中原佑介。1955年、23歳のデビュー作「創造のための批評」以降、月刊美術誌『美術批評』をはじめとする様々な美術雑誌や新聞において、非常に多くの展評や作家論、芸術論を執筆し、また、『ナンセンスの美学』(1962年)や『見ることの神話』(1972年)など、美術に関する書籍を数多く残しました。本展では、中原の著作物とあわせて、彼が論じた当館所蔵作家たちの作品や、当時、彼が実際に見たであろう館蔵作品を展示します。
1931年生まれの中原佑介(本名:江戸頌昌)は、神戸市立成徳国民学校、兵庫県立神戸第一中学校を卒業し、戦後、旧制第三高等学校理科、京都大学理学部へ進学、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹教授のもとで理論物理学を研究しながら、美術の世界へと足を踏み入れた異色の経歴の持ち主です。そんな彼の文章には「物質」というキーワードが頻繁に登場します。本展では、中原の代表的な仕事として、著書『現代彫刻』(1965年)や、第10回日本国際美術展(東京ビエンナーレ)「人間と物質」(1970年)を参考に、多様に展開した20世紀以降の“彫刻”作品を通して中原の考える「物質」という概念に迫ります。
- 河口龍夫《関係-種子》 1986年 鉛、種子(りんご)
- 菅井汲《ハイウェイの朝》 1965年 油彩・布
- 片山昭弘《日本列島シリーズ 重油富士》 1956年 油彩・布
- コンスタンチン・ブランクーシ《新生》 1920年(1976年鋳造) 研磨ブロンズ
- 榎倉康二《Figure – No. 35》1984年 アクリル・綿布 山村コレクション
見どころ① 美術評論家、中原佑介と読む戦後美術
本展では、中原の著作物とあわせて、彼が論じた当館所蔵作家たちの作品や、当時、彼が実際に見たであろう館蔵作品を展示します。
見どころ② 3階の大空間でみる“彫刻”たち
本展では、中原の代表的な仕事として、著書『現代彫刻』(1965年)や、第10回日本国際美術展(東京ビエンナーレ)「人間と物質」(1970年)を参考に、多様に展開した20世紀以降の“彫刻”作品を通して中原の考える「物質」という概念に迫ります。
展示構成
3階展示室
Ⅰ 美術批評と中原佑介の誕生 3階 展示室2
第1章では、『美術批評』における中原の活動を紹介します。1952年から5年間、美術出版社より刊行された月刊美術誌『美術批評』。1955年5月発刊の本誌第41号に、第2回美術評論募集で第一席に選ばれた「創造のための批評」が掲載されています。この評論を応募したのが、当時23歳、修士論文執筆中の中原佑介でした。
(出品作家:岡本太郎、片山昭弘、浜田知明ほか)
Ⅱ 序文、展評、作家論・・・ 3階 展示室2
第2章では、1960年代から1970年代にかけて中原が取り上げてきた国内外の作家を、当館のコレクションから一部紹介します。
(出品作家:磯辺行久、伊藤隆康、オノサト・トシノブほか)
Ⅲ 物質から空間へ 3階 展示室2、3
第3章では、中原が美術評論家として文章を書くだけではなく、現在でいうキュレーターのように作家や作品を選び、展覧会を企画した仕事のひとつとして、1963年に東京の内科画廊で企画された「不在の部屋」展に触れます。あわせて、他の美術評論家や作家たちと交わした「影」に関する議論を紹介します。
(出品作家:荒川修作、高松次郎、ジャスパー・ジョーンズほか)
Ⅳ 現代彫刻 3階 展示室3
第4章では、中原が残した数多くの著作の中から、1965年に角川書店より出版された『現代彫刻』を取り上げます。
(出品作家:山口勝弘、アレキサンダー・アーキペンコ、コンスタンチン・プランクーン、ジョージ・シーガルほか)
Ⅴ 人間と物質のあいだへ 3階 展示室3、1
第5章では、中原の代名詞とも言える仕事のひとつとして、1970年に開催された第10回日本国際美術展(東京ビエンナーレ)「人間と物質」を取り上げます。コミッショナーを務めた中原によって、国内外から新進気鋭の現代美術作家40名(平均年齢は当時31歳)が集められました。
(出品作家:糧倉康二、小清水漸、野村仁、クリスト&ジャンヌ=クロードほか)
Ⅵ コミッショナー・中原佑介 3階 展示室1
第6章では、作家・作品を選定し、展覧会を企画・統括する「コミッショナー」としての中原の活動に触れます。ヴェネチア・ビエンナーレやユーロバリア’89 ジャパンをはじめとする国際美術展において、中原はコミッショナーとして日本人作家たちを国内外へ紹介してきました。
(出品作家:菅木志雄、辰野登恵子、堀浩哉、李禹煥ほか)
Ⅶ 元館長・中原佑介のことば 3階 展示室1
第7章では、当館の2代目館長としての中原を紹介します。2006年4月から2010年3月までの在任期間中には、コレクション展Ⅲ 特集展示「没後10年-菅井汲」(2006-07年)や、特別展「河口龍夫-見えないものと見えるもの-」(2007年)を通して、40年来の交友のあった同郷の作家たちについて語っています。
(出品作家:河口龍夫、菅井汲)
2階展示室
中原佑介の初期作「日本近代美術史」を手がかりに
美術評論家として同時代の美術を取り上げることの多かった中原ですが、デビューまもない1957年から58年にかけて、『美術批評』ついで『美術手帖』で「日本近代美術史」を連載しています。2階の展示室では、「日本近代美術史」の問題意識を念頭に、当館収蔵の日本近代の洋画を展示します。
小磯良平記念室・金山平三記念室
小磯良平記念室では、中原が「日本近代美術史」を執筆した頃、つまり1950年代から60年代にかけての小磯良平の作品を主に展示します。金山平三記念室においても同様に、1956年の『画業五十年展』出品作を中心にとりあげます。
常設展示室 6
常設展示室6では、若き美術評論家・中原佑介がそれまで語られてきた「日本近代美術史」のあり方に抱いた怒りを念頭に、令和7年度の新収蔵品を交えながら当館の近代洋画の名品を展示します。
関連イベント
1. HART TALK 館長といっしょ!Vol.21
出演 北川フラム(アートフロントギャラリー代表)
日時 2026年7月4日(土)14:00~15:30(予定)
会場 KOBELCOミュージアムホール
定員 150名 ※先着順、参加無料(要観覧券)
2. 学芸員によるギャラリー・トーク
日時 2026年5月23日(土)、6月27日(土)、7月25日(土)、8月22日(土) 各日11:00~11:30(10:45より受付開始)
受付 1階エントランス
定員 20名 ※先着順、参加無料(要観覧券)
3. ゆっくり解説会 in Spring(手話通訳・要約筆記付き解説会)
日時 2026年5月10日(日)13:30~14:10
会場 レクチャールーム
定員 60名 ※先着順、参加無料
4. ミュージアム・ボランティアによるガイドツアー
日時 会期中の毎週土日 13:00~13:30
受付 1階エントランス
定員 先着順、参加無料(要観覧券)
※その他の関連イベントは、詳細が決まり次第お知らせします。
中原佑介(なかはら・ゆうすけ)
1931年 兵庫県神戸市生まれ。
神戸市立成徳国民学校、兵庫県立神戸第一中学校を卒業後、旧制第三高等学校理科、京都大学理学部へ進学。
ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹教授のもとで理論物理学を研究しながら美術の世界へ入る。
1955年 「創造のための批評」でデビュー。
以降、月刊美術誌『美術批評』をはじめとする様々な美術雑誌や新聞で展評、作家論、芸術論を執筆。
『ナンセンスの美学』(1962年)、『見ることの神話』(1972年)など多数の著書を残す。
1963年 「不在の部屋」展を企画。
1970年 第10回日本国際美術展(東京ビエンナーレ)「人間と物質」でコミッショナーを務める。
2006年4月~2010年3月 兵庫県立美術館の2代目館長を務める。
2011年 逝去。
主 催 兵庫県立美術館
協 賛 公益財団法人伊藤文化財団、サンシティタワー神戸(株式会社ハーフ・センチュリー・モア)、一般財団法人安藤忠雄文化財団
協 力 株式会社アートフロントギャラリー、株式会社現代企画室、BankART1929
宣伝美術 北風総貴(ヤング荘)
同時開催の展覧会
・特別展(兵庫県立美術館1階展示室)
「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」(2026年3月25日(水)~5月6日(水・振休))
県立ミュージアムズ連携企画「ミュージアムのミステリー」(2026年6月6日(土)~9月13日(日))
・横尾忠則現代美術館
「大横尾辞苑 これであなたもヨコオ博士!?」(2026年1月31日(土)~5月6日(水・振休))
「横尾忠則 連画の河」(2026年5月23日(土)~8月30日(日))
「Curators in Panic 2 ~横尾忠則展 学芸員危機2髪?」(2026年9月19日(土)~12月27日(日))
アクセス 阪神岩屋駅から徒歩約8分、JR灘駅南口から徒歩約10分、阪急王子公園駅西口から徒歩約20分、JR三ノ宮駅から市バス(29・101系統)で約15分「県立美術館前」下車すぐ。地下駐車場(有料)あり。

W'UP★6月6日~9月13日 県立ミュージアムズ連携企画 ミュージアムのミステリー 兵庫県立美術館(神戸市中央区)
W'UP★7月17日~8月30日 攻殼機動隊展 Ghost and the Shell 関西巡回展 兵庫県立美術館(神戸市中央区)
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チケットありがとうございます。早速、あまり美術に興味のない、妻がインテリアには興味があり、今回の展覧会には行きたいと言ってくれたので、一緒に行くことが出来ました。妻が一番気にっていたのは、ミラー邸の調度品、カラフルでビビットな色合いが好きとの事。私は、ル・コルビュジエの小さな住宅、大きな窓からレマン湖畔の雄大な景色、庭に出ると石枠でできた窓があり、終の棲家には最高だなと感じました。甥っ子が将来建築家になりたいと言っていたので、刺激を受ける展覧会で勧めたいと思います。
映画「アアルト」で知ったフィンランドの建築家、今回の展覧会でその作品が見られるとの事で楽しみにしてきました。近くに湖がある別荘として、その土地との関係を考えられた邸宅、景色が最高だと感じました。