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W'UP ★10月18日~12月14日 アートでつながる世界と未来 長坂真護展 Still A BLACK STAR 金津創作の森美術館 アートコア、野外美術館ほか(福井県あわら市)

W'UP ★10月18日~12月14日 アートでつながる世界と未来 長坂真護展 Still A BLACK STAR 金津創作の森美術館 アートコア、野外美術館ほか(福井県あわら市)

アートでつながる世界と未来 長坂真護展 Still A BLACK STAR
会 期 2025年10月18日(土)~12月14日(日)
会 場 金津創作の森美術館 アートコア、野外美術館ほか(福井県あわら市宮谷57−2−19)
開館時間 10:00~17:00(最終入場 16:30)
休館日 月曜日(祝日開館、翌平日休館)
入館料 一般 300円(200円)、65歳以上・障がい者 150円、高校生以下、障がい者の介護者(当該障がい者1人につき1人)無料 ※( )は20名以上の団体料金 ※観覧料の一部は、ガーナでの支援活動に活用されます。 ※前売券:一般のみ250円で販売(販売期間:9月13日(土)~10月17日(金))(販売場所:金津創作の森美術館、FUKUI MAGO GALLERY)
ホームページ https://sosaku.jp/event/2025/nagasaka/

 本展は、福井県出身の美術家・長坂真護氏による、故郷で初となる美術館個展であり、北陸地方でも初の開催となります。絵画から立体作品まで、金津創作の森の豊かな自然環境を活かした展示構成により、長坂氏の創作活動の軌跡を包括的に紹介する貴重な機会となります。
 「美術は人を救うためにある」という理念のもと、長坂氏は世界平和への強い意志を持って、環境問題や貧困といった社会課題にアートを通じて取り組んでいます。本展ではその活動を支援する一環として、上野の森美術館に次ぐ規模での作品販売にも挑戦し、売上の一部はガーナでの教育・医療支援などに活用されます。
 本展を通じて、作品に込められた長坂氏の情熱と社会的メッセージを体感いただくとともに、アートが持つ新たな役割や可能性を広く伝え、持続可能な文化の創造へとつながる契機となることを目指しています。

主な展示作品(一部)

≪真実の湖 Can you hear me?≫
≪真実の湖 Can you hear me?≫

 ガーナ・アグボグブロシーの大地を切り取ったかのように、キャンバスの上には電子機器散りばめられた作品です。その中心には現地の子供の姿が描かれています。ゴミで覆い尽くされているその場所はかつて湿地帯で美しい湖がありました。しかし、現在は廃棄物によって美しい湖は姿を消しています。この作品はタイトルが「真実の湖 Can you hear me?」ということから、音の出るピアノ、電話、ヘッドセットなど聴覚に関わる電子廃棄物を多く使用されています。

≪真実の海≫
≪真実の海≫

 アグボグブロシーには電子廃棄物の問題だけではなく、寄付過多によるアパレルゴミの問題も存在します。このアパレルゴミを使ってアートを制作し、さらに低音熱分解炉によって灰にし、その灰から抽出したカーボンを原料にダイヤモンドを作り出すことに成功しています。

≪月シリーズ≫
≪月シリーズ≫

 長坂真護がガーナに出会う以前から手がける「月」シリーズ。フランスのパリで起きた同時多発テロがきっかけに”世界平和“への願いを込め、このシリーズを描くようになります。「月」シリーズは越前和紙を素材に描かれています。

≪ボラトップの原風景≫
≪ボラトップの原風景≫

 印象派描画方法を取り入れた、これまでの作風とは違った作品です。印象派の描画方法であれば使用を避ける黒色をあえて使うことで、奥に描かれるかつてのアグボグブロシーの綺麗な川と、手前に黒を使って描かれた電子廃棄物に覆われた現在の川の対比を強調させています。

展覧会の見所
 1.ガーナのスラム街を再現。室内展示では、ガーナのスラム街を再現したインスタレーションを一つの空間に設け、来場者がその環境を体感しながら作品を鑑賞できます。
 2.森でのインスピレーションで得られた体験や記憶が作品に。滞在制作によって生まれた陶芸作品や廃ガラスを使用したガラスも展示し、金津創作の森で得たインスピレーションがどのように作品に反映されているかも見どころです。
 3.ガーナで誕生した作品を金津創作の森で再制作。野外展示では、アグボグブロシーで誕生したスラムのシンボル的な存在である《Moon Tower》や《E-waste Tree》を金津創作の森のオリジナルバージョンとして再制作されます。《Moon Tower》の廃ペットボトルを素材に作られた球体は、地元の中学生や一般募集で参加されたボランティアの皆さんの協力のもと共同制作され、環境問題と世界平和への願いを込めた壮大なプロジェクトとなっています。また、汚染されたアグボグブロシーの養分を吸って育った樹木をイメージした作品《E-waste Tree》は高さ5mの大型作品として水辺の広場に制作されます。これらの野外作品の制作には、大工アーティストの菱田昌平氏にもご参加いただきます。金津創作の森の屋内外にわたり豊かな自然環境を活かしたこれまでにないスケールで作品が展開し、長坂氏の幼少期のスケッチから、ガーナ・アグボグブロシーにおける廃棄物を素材とした新作まで約100~150点と多岐にわたる創作活動の軌跡をご覧いただけます。

関連イベント
※最新情報は当館の各種SNSをご覧ください。
1.長坂真護によるギャラリートーク
長坂真護氏が展覧会の作品について解説を行います。
開催日時 10月18日(土)14:00~15:00
会場 美術館アートコア、他  ※要展覧会観覧券
2.スペシャルトークイベント
長坂氏と親交のあるGLAY・TERU氏を迎えてトークを開催します。
開催日時 11月22日(土)14:00~15:00
会場 美術館アートコア ミュージアムー2
料金 無料(要展覧会観覧券) 定員/200名(事前申込制・全席自由)
※応募多数の場合は抽選
申込・詳細/本展Webサイト内申込フォームより10月22日(水)10:00~申込開始します。
※応募者が一定数に達した時点で受付を終了します。

長坂真護さん
長坂真護さん ©写真:鷲崎浩太郎(hannah)

作家紹介
長坂真護(Nagasaka Mago) 美術家
MAGO CREATION 株式会社 代表取締役
MAGO MOTORS JAPAN 株式会社 代表取締役
MAGO MOTORS LTD CEO
1984年福井県生まれ。2017年にガーナのスラム街・アグボグブロシーを訪れ、先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てる人々と出会う。以降、廃棄物で作品を制作し、その売上げから生まれた資金で現地にリサイクル工場建設を進める他、環境を汚染しない農業やEVなどの事業を展開。経済・文化・環境(社会貢献)の3軸が好循環する新しい資本主義の仕組み「サステナブル・キャピタリズム」を提唱し、スラム街をサステナブルタウンへ変貌させるため、日々精力的に活動を続けている。また、ガーナにMAGO MOTORS LTDを設立し、現在119名が働いている。(2025年8月時点)
2022年には、東京・上野の森美術館で自身初となる美術館個展を開催。第51回ベストドレッサー賞(学術・文化部門)を受賞。『大阪・関西万博』では、廃ペットボトルを再利用した作品「ミドルクラゲ ”海月(うみつき)”」を展示。

主 催 (公財)金津創作の森財団
共 催 あわら市、あわら市教育委員会
後 援 福井県、(公財)福井県文化振興事業団、福井新聞社、北國新聞社、北日本新聞社、FBC、福井テレビ、MRO北陸放送、FM福井、福井ケーブルテレビ・さかいケーブルテレビ、(一社)あわら市観光協会、月刊URALA編集室
特別協賛 セーレン株式会社
協 賛 日華化学株式会社、REIHOKU、株式会社アルソア慧央グループ、株式会社福井銀行、株式会社天晴データネット、株式会社エス・ワイ・エス、コマニー株式会社、足羽川リトアート asunowa、株式会社タマヤ、日置電機株式会社、暁産業株式会社、レンゴー株式会社 金津工場、福井鋲螺株式会社、フクビ化学工業株式会社、YK建設株式会社

情報掲載について

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