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W'UP ★6月5日~6月22日 LONDON DETAILS|藤田 修 展 iwao gallery(台東区蔵前)

W'UP ★6月5日~6月22日 LONDON DETAILS|藤田 修 展 iwao gallery(台東区蔵前)
 
 

LONDON DETAILS|藤田 修 展
会 期 2025年6月5日(木)~6月22日(日)
会 場 iwaogallery(東京都台東区蔵前2-1-27 2F)
開館時間 木・金・土 12:00~19:00、日 12:00~17:00
休館日 月・火・水
入場料 無料
ホームページ https://iwaogallery.jp

 本展「LONDON DETAILS」は、コロナ禍を経て7年ぶりに渡英しロンドンの街の断片を切り取った新作を軸に開催します。
 藤田修は、感光性樹脂版を用いた新たな版画技法(フォトポリマー・グラヴュール)で注目されます。この技法は「写真では出しにくいインクによる物質感の強さ」と彼は言います。インクを版に詰め、1枚1枚紙にプレス機で刷って生まれる質感、物質性にこだわる、この〝物質化〟に重きを置いた強さこそが藤田の手から生み出される魅力です。SNSで流れくる画像を無意識に見ることとは異なり、肉眼でこそわかるイメージが浮き上がります。
 また、カラーモノタイプの新作も同時発表。油彩でのモノタイプは、原点には油画を学んだ彼だからこその表現の幅であり、具体的なイメージはない実験的な躍動感を覚えます。
 是非、この機会にご高覧ください。

 時々シリーズものを作りたくなります。版画の話です。以前、横須賀美術館の企画に誘われ横須賀の街の断片12点を集め「YOKOSUKA DETAILS」と題して発表したことがあります。あれから12年、今回はロンドンの街の断片を切り取ったものから8点の新作を発表します。そして、展覧会のタイトルを「LONDON DETAILS」としました。すべて感光性樹脂版を使った凹版画で、それをフォトポリマー・グラヴュールと呼んでいます。
 この技法で僕が目指すのは写真では出しにくいインクによる物質感の強さです。つまりイメージの物質化です。DMやモニターの画像では伝わりにくいので、ぜひギャラリーで見ていただけたら嬉しいです。
 今回の展示では他に具体的なイメージを持たない心象風景のような油彩によるカラーモノタイプの新作9点も同時発表します。フォトポリマー・グラヴュールと同様にエッチングプレス機で紙にイメージを剥ぎ取ったものです。モノタイプなので一点モノ。他にもモノクロのモノタイプや版画集なども置く予定です。

藤田 修 Osamu Fujita
 1953年神奈川県生まれ。版画家。感光性樹脂版「フォトポリマー・グラヴュール」を用いた新たな版画技法で注目される。1979年多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。1985年第2回カボ・フリオ国際版画ビエンナーレ名誉賞を受賞、1990年に第18回日本国際美術展でブリヂストン美術館賞受賞、1994年に第30回神奈川美術展で神奈川県立近代美術館賞を受賞、1995年第24回現代日本美術展横浜美術館賞受賞。パブリックコレクションは数多く、アーティゾン美術館、横浜市民ギャラリ-、国立国際美術館、和歌山県立近代美術館、神奈川県立近代美術館、横浜美術館、東京オペラシティ・アートギャラリー、山梨県立美術館。府中市美術館、横須賀美術館、町田市立国際版画美術館、他。個展、グループ展多数。
ホームページ http://fujita-osamu.main.jp
Instagram @fujita_osamu

 

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