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W'UP! ★7月1日~8月2日 武田陽介展「STRUCT.RE:CALL」 KOSAKU KANECHIKA(品川区東品川)

W'UP! ★7月1日~8月2日 武田陽介展「STRUCT.RE:CALL」 KOSAKU KANECHIKA(品川区東品川)
武田陽介 Yosuke Takeda 122445 2014 LightJet print Image
size: 150.0 x 100.0 cm, Paper size: 170.0 x 120.0 cm
©Yosuke Takeda, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA
 

武田陽介展「STRUCT.RE:CALL」
会 期 2025年7月1日(火)~8月2日(土)
会 場 KOSAKU KANECHIKA(東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA ART COMPLEX I 5F)
開館時間 11:00~18:00
休館日 日曜・月曜・祝日
入場料 無料
ホームページ https://kosakukanechika.com

武田陽介 Yosuke Takeda 0820552015
武田陽介 Yosuke Takeda 082055 2015
LightJet print Image size: 90.0 x 60.0 cm, Paper size: 100.5 x 70.5 cm ©Yosuke Takeda, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

 武田陽介は、写真というメディウムの可能性を追求し続けています。代表作である《Digital Flare》シリーズは、デジタルカメラを強い光に向けた際に生じるフレアという現象を捉えています。その光とは、カメラのシステムがとらえた純粋な被写体ではなく、その被写体とシステムの関係性から生じ、カメラフレームの内部に溢れた光であり、それを作品化することを武田は「手段の形跡、存在の刻印」と表現します。つまり写真において、被写体はカメラシステムの外部にあり、客観化され、カメラはそれを写しとる、という前提を相対化しています。「手段(カメラ)と目的(被写体)の錯綜した関係性」をこそ被写体とする彼のコンセプトは、写真の歴史においてこれまでに行われてきた様々な実験に連なるものであるだけではなく、美しく、強度があり凝縮された作品を生み出しています。

 KOSAKU KANECHIKAでの2回目の個展となる本展で、天王洲ではキャリア初期の2006年に撮影された作品から、デジタルカメラを強い光に向けた際に生じる現象をとらえた武田の代表作《Digital Flare》シリーズ、そして新作までを展示いたします。
 本展タイトル「STRUCT.RE:CALL」は、構造的な記述法としての「再呼出し」と記憶の位相を示しています。その構造の定義と仕様について、武田は以下のように提示します。

module: STRUCT.RE:CALL
descriptor: |
 No field stores the soul. Still, it echoes.

 STRUCT.RE:CALL is a structure-reference protocol.
 It reactivates elements not formally archived via latent resonance or external alignment.

interface:
 type: structure_reference
 syntax: STRUCT.RE:CALL
 access_mode: indirect
 trigger: interface_activation

state:
 archive_state: not_stored
 naming_state:
 activation_state: latent
 temporality: non_linear
 interruptibility: true

output:
 type: residual_echo
 form: structural_reflection
 persistence: transient

use_case:
 - access memory units with no formal archival
 - trace unnamed structural imprints
 - invoke relational remnants without explicit address

会場では、作家自身によるテキストも併せて配布いたします。
天王洲のスペースでは16点を展示します。この機会にぜひご高覧ください。

武田陽介(たけだ ようすけ)
 1982年愛知県生まれ。2005年に同志社大学文学部哲学科を卒業。現在は東京を拠点に制作しています。主な個展に「キャンセル」(3331 GALLERY、2012)、「Stay Gold」(タカ・イシイギャラリー、2014)、「Stay Gold: Digital Flare」(空蓮房、2014)、「Ash without fire here」(タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム、2019)、主なグループ展に「SHOWCASE #1 curated by minoru shimizu」(eN arts、2012)、「FOUR FROM JAPAN: CONTEMPORARY PHOTOGRAPHY」(Condé Nast Gallery、2015)、「The Sun Placed in the Abyss」(コロンバス美術館、2016)、「Japanese Photography from Postwar to Now」(サンフランシスコ近代美術館、2016)があります。作品はカディスト美術財団、サンフランシスコ近代美術館、スペイン銀行、ニューヨーク・プレスビテリアン病院などにパブリックコレクションとして収蔵されています。KOSAKU KANECHIKAでは昨年に続き、2回目の個展になります。

同時開催
武田陽介展「Lost in Translation」
会 期 2025年7月5日(土)~8月9日(土)
会 場 KOSAKU KANECHIKA(東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 3F)

W'UP★7⽉5⽇〜8⽉9⽇ 武⽥陽介展「Lost in Translation」  KOSAKU KANECHIKA(中央区京橋)

住所東京都品川区東品川1-33-10 Terrada Art Complex 5F
TEL03-6712-3346
WEBhttps://kosakukanechika.com/
営業時間*111:00 〜18:00
休み*2日、月、祝
ジャンル*3現代美術
アクセス*4天王洲アイル駅より徒歩8分、新馬場駅より徒歩7分
取扱作家https://kosakukanechika.com/artist/
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

 

情報掲載について

当サイトへの掲載は一切無料です。こちらからご登録できます。https://tokyo-live-exhibits.com/about_information_post/

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