W'UP! ★10月5日~11月3日 すみだ『  』向島 EXPO 2024 すみだ向島エリア(東京都墨田区 京島・八広・文花 ほか)

W'UP! ★10月5日~11月3日 すみだ『  』向島 EXPO 2024 すみだ向島エリア(東京都墨田区 京島・八広・文花 ほか)

すみだ『  』向島 EXPO 2024
会 場 すみだ向島エリア(東京都墨田区 京島·八広·文花 ほか)
開催日 2024年10月5日(土)~11月3日(日)
開催時間 10:00~18:00 ※一部の会場やイベントなど時間外コンテンツもあります。
開催日 会期中の金・土・日・月
料金(一日券) 一般 ¥3,500 高校生·大学生 ¥2,000 中学生以下 無料
チケット購入サイト(Peatixhttps://sumidaexpo2024.peatix.com
公式ホームページ https://sumidaexpo.com
運 営 すみだ向島EXPO実行委員会

1. コンセプト すみだ『 』EXPO ー あなたが見つけた『それ』はきっとアートです ー
 日本、東京、2024年6月5日-すみだ向島EXPOは、2024年10月5日(土)から2024年11月3日(日)の約1月間の会期にて本年度の開催を発表した事をお知らせいたします。
 すみだ向島EXPOは、コロナ禍の2020年に始まり、この5年間途切れることなく続いてきた稀有な地域に密着したイベントです。本年度は、これまでの開催実績を踏まえ歴史あるこの町の営みや暮らし、空気感、そして参加する人々にフォーカスし、それぞれが自由に感じとる余白をあえてコンセプトに掲げます。なお、本コンセプトは日本各地で食を通じた地方創生や芸術祭で活躍してきた食のアーティストであるソウダルアがその経験をもとに生み出しました。EXPOではそれぞれが、空白の括弧『』の中を自由な発想と想像力で埋めていくことで、十人十色、参加者の分だけ異なるプロジェクトが生まれていきます。町にある全てのものをアートに見立て、あなたにとっての作品を見出してください。

ロゴマーク3点

2. 今年のすみだ向島EXPOが目指すこと
 この活動は社会実験であり、まちづくりであり、アートプロジェクトです。すみだ向島EXPOをきっかけに人々が町を自由な視点から楽しむことで、他に類のないこのエリアの魅力が広く伝わり、新たな価値が加わり、それが遺されていくことを願っています。全ての参加者の方々に日々変化し続け、今まさに更に注目されようとしているこの町の目撃者になって欲しいと考えています。

3.テーマ 今年のテーマは「花」と「森」。
 明治時代頃からの由緒ある面影残る京島エリア全体を舞台に、祝いやはじまりの象徴である「花」、そして町自体を有機的な「森」と見立て、さまざまなアーティストが作品をつくり、町中に花が咲くような一か月を提供します。具体的には、参加する華道家やフローリストたちは商店や家に花を飾った り、花活けのワークショップを行うことで、自ずと町の人たちとの関係性に花を咲かせます。そして画家やアーティストは古い家屋を年輪を重ねた樹木に見立て、花や森を描き、町に鮮やかな色彩と写真歴史の可視化をもたらし、町と人が主役になるようアーティストが光を差し町を演出し、町が森、建物は樹木さらには暮らす人々が花と咲くような風景の実現を想定しています。

4.コンセプト及びテーマ設定の背景
 今回のコンセプトは、この町の関係人口のさらなる拡大とより深いつながりを生み出すため、気軽に訪れた方が楽しく町と関われる方法を模索した上で考案されました。そしてテーマの「花」と「森」は大規模公園や緑の比較的多くないこのエリアの住人の方々軒先で小さなプランターや神社の樹木で四季の移ろいを楽しんでいる様子を見て想起した、生活に根差した普遍的かつ町に寄り添ったテーマとなっています。

すみだ向島 Expoとは
 「すみだ向島EXPO」は、東京都墨田区の京島・八広・文花周辺エリアの町を舞台に、古くから住む人、表現活動を求めて移り住んだ人、その他この場所の不思議な魅力に引き寄せられた人々に支えられながら2020年度より毎秋に開催している地域没入型のイベントです。戦前の長屋が今なお残るこの町の建物や商店街などを舞台に、さまざまなアート作品展示やプロジェクトの発表、ゲリライベントなどが繰り広げられる一か月間です。

主催団体:一般財団法人 八島花文化財団
 「八島花」(やつしまはな)とは、墨田区の北部に位置する八広・京島・文花の町名に由来し、広くは向島地域を指す言葉です。関東大震災を乗り越え、東京大空襲を免れたこの地域は、現在も昭和初期の町並みを色濃く残る、古き東京の伝統と生活が息づいています。その風景はどこか懐かしく温かみに溢れる一方で、地域は防災や不動産開発といった多くの課題にも直面しています。財団はこれらの課題に取り組みながら、この町の生活文化を未来へと承継することを目的として2023年に設立されました。財団ではハード(土地や建物)、ソフト(暮らしや営み)の両者をともに大切な地域資源と捉え、それらに新たな価値を創出することにより、町の魅力を向上するための様々な事業を積極的に展開しています。

出展者紹介 (一部)
本年度の出展者より下記一部をご紹介いたします。

ポートレイト

上野雄次(うえの ゆうじ) 
花道家、アーティスト 1967年京都府生まれ
勅使河原宏の前衛的な「いけばな」作品に出会い華道を学び.「花を生ける行為」を「花いけ」と名付けて、世界中のアートフェスティバル、美術館、ホール、ギャラリーなどで独自のパフォーマンスを行っている。創造と破壊を繰り返すライブパフォーマンスが特徴的で、写真家やミュージシャンらとのジャンルを横断したコラボも手がける。なお、今回のEXPOにはテーマである「花」と「森」に共感し、上野氏のほかに華道家の萩原亮太や正体不明のフラワースタイリストチーム花泥棒や古流松瀞会 石井理康らが参加予定です。

会場風景

京島駅(きょうじまえき)
アーティストコレクティブ・コモンズ
ヒロセガイによる沢山の作家達と発展し、進化を続ける日々の共同体。ヒロセガイの人生を文脈にして集うアーティストたちと共に、希望を持って生まれて夢を持って終わるような公開プロジェクトがオンゴーイングで日々続いている模様を会期中展示。
すみだ向島EXPO2024「京島駅芸術祭」の参加アーティストは、イタチョコラショウ、市川平、大木裕之、北野謙、靴郎堂本店、久保寛子、SIDECORE、さわひらき、タノタイガ、増山士郎、村尾かずこ、美山さくら、指田悠加(マスコット)、カンデル マナハリ(シェフ)、ヒロセガイ(アートディレクター)

ポートレイト

ウェンデリン・ファン・オルデンボル(Wendelien van Oldenborgh)
アーティスト 1962年ロッテルダム生まれ、在ベルリン
オランダの現代美術を代表するアーティストの一人。
20年以上にわたり植民地主義やフェミニズムなどをテーマに映像作品や映像インスタレーションを発表。2017年ヴェネチア・ビエンナーレのオランダ館代表を務めるなど、国内外で活躍中。人々と協働し撮影をしながらシナリオや設定を作り上げる映像制作の過程を通じて、生まれる関係性や視座を通じて鑑賞者の思考に働きかけることを目指している。2022年には東京現代美術館にて日本での初美術館個展を開催したほか近年、ウッチ美術館(ポーランド、2021年)、シンガポール・ビエンナーレ(シンガポール、2019年)、あいちトリエンナーレ(愛知、2016年)、キーウ・ビエンナーレ(ウクライナ、2015年)など数々の国際展に参加。

下町の路地裏の写真

中里和人 (なかざと かつひと)
写真家 三重県多気町生まれ
日本各地の地誌的ドキュメントを中心に、身体的スケールから見え出す社会的景観や夜景などのランドスケープ作品を多数発表。「すみだ向島EXPO」には初回から参加。東京の原風景が残る向島を撮影した写真集に「長屋迷路」(文、中野純)「東亰」がある。本EXPOでは10月13日に東亰ー東京ミュージアムとして上映会・座談会を開催予定。
向島の他にも、那覇農連市場、「大地の芸術祭」(2012,2015)、トルコ・カッパドキア、ドイツ・ライプチヒなどオルタナティブな場所で、景観や場所の読み解きから生まれる写真インスタレーション・写真ワークショップを多数開催。2022年三重県多気町五佐奈(実家)にギャラリーsana villageを開館し地域文化の醸成を目指している。10月13日に、「東亰ー東京ミュージアム」として上映会・座談会を開催予定。

渓流で食事を用意するアーティスト

ソウダルア (そうだ るあ)
出張料理人・すみだ向島 EXPO2024 コンセプター  1980年大阪府生まれ
全国各地でその土地の素材のみを扱い、自然の生態系と人々の営みの歴史を和紙の上に表現するパフードパフォーマンスを実施。「大地の芸術祭」(2015) や「瀬戸内国際芸術祭」 (2016)でのレストランプロデュース、食による地方創生、フードエッセイの連載、映画出演など、あらゆる食領域で活動。
各方面のアーティストとのコラボレーション映画「もったいないキッチン」(2020)に出演、クックパッドにて食にまつわる物語の連載など、様々な形で新しい食の在り方を実践し続けている。2023年夏、ウクライナのキーウ近郊の小学校始業式にて地元の子供のために祝宴を開催。2022 年より京島Tripを主宰。国内外のアーティストや地元の人々と交流し食を基軸とした文化、アートイベントを行う。

ばいおりんの演奏するアーティスト

小畑亮吾 (こばた りょうご)
音楽家・作曲家・ヴァイオリン弾き
ヴァイオリン一梃弾き語り。リアルタイムサンプリングを用いたプレイを得意とするストリングストロニカ音楽家。
EXPOでは、自身を再生装置とした時報インスタレーション『夕刻のヴァイオリン弾き』として会期中毎日18時に時報をお知らせするという形式にて、2021年より演奏を続けている。「すみだ向島EXPO」「ととのう温泉美術館」などの芸術祭での演奏の他、山形県大石田町では防災無線を使った実際の町の時報音楽も手がける。

大きな椿の花の彫刻

陳奕彰 (シユウ・ウェンチン)
1980年 台湾高雄生まれ
台湾芸術大学で彫刻を学び、金属、FRP、バルーンの作品を制作している。現在は、自身のアート会社の天印藝術の社長を努める。また高雄のオルタナティブスペースの新濱碼頭藝術の総監であり、旧軍の住居跡地の黄埔新村でカフェ、本屋、ギャラリーを兼ねたスペースを運営している。主に巨大な作品を作っていて、パブリックアートや野外芸術祭で発表している。
今回は、高雄市にあるスペース「MUHEART」のアーティストらと来日。京島劇場にて「黒潮敘事/島鏈尋遊」というタイトルのもと異なる文化との共鳴、融合や、芸術作品と地理的、史跡的な条件や空間との対話などをテーマに作品を展示予定。

洋服屋のワンシーン

西尾美也 (にしお よしなり)
美術家 1982年奈良県生まれ 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授
装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したプロジェクトを各都市の市民や学生との協業により国内外で展開。世界各地でパフォーマンスやインスタレーション、ワークショップを行う。ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」を手がける。「六本木アートナイト」(2023、2019、2014)、「東京ビエンナーレ」(2023、2020/2021)などに出展。本EXPOでは、「表現を着がえる演習」と題し、よしのやにて、「西尾美也+東京藝術大学学生」として出展予定。

ピックアップイベント
会期中は町なかを舞台に、さまざまなイベントも開催予定です。ここでは街の歴史を感じれられる特徴的な建物とともに、その場所で開催されるイベントを一部まとめました。

京島駅周辺
すみだ向島EXPO2024ガイドツアー/ U15「京島を見つける」ワークショップ付きツアー/財団メンバーシップ特別まちあるきツアー/ケンケンパ運動会/ コーラムパフォーマンス etc.
旧邸稽古場
向島芸者衆とお座敷遊び/長屋寄席/ カレー回文全写経展/まだ見ぬマニアの世界へブラアソビ vol.2 ~抹茶の世界~」
電気湯
電気湯感謝祭 ~バシャバシャ大合戦(※お風呂はありません)~/電気湯とこのまちのおはなし/ あちらこちら in

銭湯でコンサートする様子

ほかにも、ゲリラパフォーマンスやライブ、小説、音楽、建築、食などのイベントやワークショップ等ユニークな形態の出展が多数予定されています。詳細は公式サイト及びSNSアカウントからの情報を参照ください。

出展予定アーティスト・団体名一覧
小畑亮吾/中里和人/石田宗一郎/榎本祐典/松田真生/山田龍/緒賀道夫/福島伸高/遠藤清/Mark Robinson/ウェンデリン·ファン·オルデンボル/セツブンケツ/ユーシャンハ/田中菜穂子/西尾美也+東京藝術大学学生/『WPPワールドピクニックプログラム国際ピクニック計画』/『YOU more/motomo』ユーモアモトモ/MUHEART(ラヒク·タリフ、サポド·カコウ、ゼン·ウォンティング、シユウ·ウェンチン、ミズタニ アツシ、チェン·イージャン、 ラファエル·イスダント)/大西みつぐ/新葬礼製作所(三宅哲平)/小野龍一/淺野義弘/AXXY COOL/日本工業大学 勝木研究室/下町画廊/VOL VOLARE/高島史於/電気湯/ジャンボリー3/村中裕季/樋口裕一/赤星利樹/林光太郎/踏切長屋/林南沖/浅見俊哉/un-pers/ケイタタ/福島直樹/新開ジェニファー/STA土屋辰之助アトリエ/ウィヴァネストペンギン/三浦秀彦/及川博勝/平山亮太/サテライトキッチン/京島共同凸工所/山田真理子/樫内あずみ/Ichi/小針麻記子/小原 愛/有限会社 セメントプロデュースデザイン(担当:福森美晴)/大西みつぐ(写真家)+北川貴好(東向島アーティストインレジデンス)/姜泰成/Ieva Blazeviciute/totokoko(トゥートゥーコッコ)/東京都市大学大学院 都市空間生成研究室 森岡大晴/Indust 塚本 泰三/坂内奏太/とらばし/一般社団法人We are Buddies/古流松瀞会/石井理康/Food & Beverage mona モナ/菅谷真央/李太完/千葉大学 ヤマハデザイン研究所 産学共同有志/萩原亮大/千葉大学大学院 建築デザインスタジオB(安森亮雄,森中康彰,建築学コース大学院生)/戴 飴霏/DAiyOn(Aya·晴覚·佐藤采)/ハイパーデザイナーやまざきたかゆき/ドン·ヒョンジョン/クレオ·ベストペン/ロクサーヌ·メタイヤー/ファニー·フォンテーヌ/黃力文/アダム·ウルヴソン/リサ·ドゥレル/リード·シ=アーノルド/シャーロット·マクゴーワン=グリフィン/エリザベス·ジェシー/ヴィットリア·アッセンブリ/吉野潤一/KID A/片岡サトシ/晴覚-harusame-/インプロマシーン/ソウダミオ/多賀健 太郎 /1neko /からこそBOX/ ストアフロント/Imaginative Youth Collective(IYC)/コマゴテツタロウ/京島PAF実行委員会/Creative Hub DAO/WALL JAPAN + 京島共同凸工所/一般社団法人とおがったプロジェクト/平野みどり/ささきりょうた/S.Nekoyama / ヨシ田ヨシ/ヴィヴィアン佐藤/中島ひまり /Aya /山下なお/NPO法人あなたのSOGIE/井戸端青春団/あちらこちら/日常福祉合同会社/マニアなツアー/長谷川逸子/ 永井誠人/一般社団法人ビーラインドプロジェクト/田中麻衣/日本工業大学 小林研究室/ソウダルア/上野雄次/さいとうりょうじ/SAORI KANDA/叶ここ(叶湖光)/38/Takuto Nishi/o∞n musubi 緖結火 おんむすび/ナンニモナイ/やまグラフ/やまりこ&ぽごん /花泥棒/吉澤一機/日本かくれんぼ協会 高山勝/勝川東 (折葉)/森本ゆうき/前田碧/大野幸子/湯朝かりん/副田優喜/「京島駅芸術祭」イタチョコラショウ、市川平、大木裕之、北野謙、靴郎堂本店、久保寛子、 SIDECORE、さわひらき、タノタイガ、増山士郎、村尾かずこ、美山さくら、指田悠加、カンデル マナハリ、ヒロセガイ/横浜市立大学鈴木伸治研究室/うちらの居間 分館/嘉藤笑子/大野智子/高野睦子/長谷川春奈/和田哲郎/一般財団法人東京都ユース·ホステル協会/全国町並み保存連盟/ほか(順不同、敬称略)

W'UP! ★10月11日~10月14日 「日常の手触り」展  in すみだ向島EXPO イタリアンカフェほっぺ2F(墨田区京島)


※F.アツミ(Art-Phil)による2020年開催された「すみだ向島 EXPO 2020」レビューはこちら

【Art News Liminality】まちとアートの浸透圧―「すみだ向島 EXPO 2020」を歩く その1/6

【Art News Liminality】まちとアートの浸透圧―「すみだ向島 EXPO 2020」を歩く その2/6

【Art News Liminality】まちとアートの浸透圧―「すみだ向島 EXPO 2020」を歩く その3/6

【Art News Liminality】まちとアートの浸透圧―「すみだ向島 EXPO 2020」を歩く その4/6

【Art News Liminality】まちとアートの浸透圧―「すみだ向島 EXPO 2020」を歩く その5/6

【Art News Liminality】まちとアートの浸透圧―「すみだ向島 EXPO 2020」を歩く その6/6

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