W'UP★7月29日~8月9日 第2回グループ展「漂進」 AWASE gallery(新宿区新宿)

第2回グループ展「漂進」
会 期 2026年7月29日(水)~8月9日(日)
会 場 AWASE Gallery(東京都新宿区新宿3丁目32−10 松井ビル 8階)
開館時間 12:00~19:00
休館日 会期中無休
入館料 無料
ホームページ https://www.instagram.com/recruit_art
2025年に開催された前回展「回帰観測」に続く本展では、公益財団法人江副記念リクルート財団の支援を受け、アメリカ、イギリス、ドイツ、オーストラリアで活動を続ける5名のアーティストが参加します。彫刻、写真、サウンドアートなど多様な実践を通して、それぞれの経験や環境、他者との出会いが、どのように制作や視点を形成しているのかを提示します。
本展は、「私たちはいつ、何に帰属意識をもつのか?」という開かれた問いから始まります。本展において帰属意識とは、固定された単一の属性としてではなく、それぞれの記憶、価値観、関係性、社会的背景の積み重なりによって形づくられるものとして捉えられています。参加作家たちは、それぞれがなぜ今ここに立っているのか、その背景にある経験や感覚を見つめ直します。異なる文化や社会のなかで生活し、制作を続けることは、必ずしも明確な答えや安定した帰属意識を与えるものではありません。むしろその過程で、互いに共有しえない差異と、予期せぬ共通性の両方が浮かび上がります。本展では、「自分にとって何が重要なのか」を問い直すことを通して、個人を形成する複雑で重層的な条件について考察し、さらなる制作への発見点とします。
タイトル「漂進」は、確かな足場を持たないまま、それでもなお進み続ける状態を示しています。水が異なる環境を通り抜けながら、その場所の痕跡を帯び、かたちを変え続けるように、作家たちの実践もまた、土地や経験、他者との出会いを内包しながら変化し続けています。本展は、不確実さを解消することではなく、その複雑さや揺らぎのなかを進み続ける過程そのものに目を向けます。それぞれ異なる軌跡をもつ作家たちの実践を通して、本展が移動、記憶、環境、そして日常的な経験によって形づくられる現代のあり方について考える契機とします。
会期中、多数のイベントを開催します(要事前申込・7月上旬からPeatixで受付予定)。
※詳細は決まり次第、SNSでご案内します。
トークイベント1 8月1日(土)15:00~16:30
トークイベント2 8月2日(日)15:00~16:30
トークイベント3 8月9日(日)15:00~16:30
サウンドパフォーマンス 8月8日(土)17:00~
中岡尚子、田上碧(ヴォーカリスト)
会期中のイベント詳細は、Instagram( https://www.instagram.com/recruit_art )にて随時ご案内いたします。
プロフィール
鈴木理紗
2006年生まれ。
シドニー大学カレッジオブアートに在学中。
異なる文化と言語を往来し、アイデンティティ、文化、社会構造といったテーマを探求している。
自分個人の視点やバックグラウンドによる先入観が作品に激しく影響せず、自身の見解に共感しない人にも伝わる方法を模索している。
富田ネオ
2003年生まれ。
都立総合芸術高校美術科彫刻専攻を10期生として卒業後渡英し、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ ファインアート学科3D専攻に在籍中。
彫刻を主な制作媒体としている。
現在は史や私の主観自体から排除されている例外・逸脱的なものを滑稽(的)であると認めた上で、それを聖なる(美的な)ものとしての表現に取り組んでいる。
それの実践として〈通語的なもの〉に関する制作もしている。

中岡尚子
1999年生まれ。
ベルリンと東京を拠点に活動。
人は音をどのように聴き、感得するのかを考えている。
主に録音再生技術の作為や虚構性に関心を持ち、空間や時間、他者とのコミュニケーションを音を通じて身体的に捉えている。
近年は、私たちがお互いに他者であるという実感を音響的に探求し制作している。
東京藝術大学音楽学部音楽創造環境科卒業。
ベルリン芸術大学サウンドスタディーズアンドソニックアート修士課程に在学中。
平石幸一ラファエル
2005年生まれ。
ウクライナと日本の両方にルーツを持ち、広島県民という背景から、現代社会、平和、アイデンティティをテーマに扱っている。
さまざまなテーマを伝えたいと考える中で、一つの媒体にとらわれたくなく、意図に合わせて彫刻、インスタレーション、映像、グラフィックなど、さまざまな表現媒体に挑戦している。

山田誠人
2003年生まれ。
都市空間や物質に埋め込まれたイメージと機能の「ずれ」を起点に、関係や意味の不確定性を示す視覚言語を探求している。
個人的な経験から空間に立ち上げることで、見過ごされた瞬間に代替的な親密さを付与することを目的としている。
近年の主な活動に、「Safe house」(safe house, ロンドン)、「Open wide 205」(205 gallery, ロンドン)、「The Stone We Hold」(13B gallery, ソウル)、国立海洋博物館でのワークショップ(ロンドン)など。
AWASE gallery
アーティストが自由に挑戦し、新たな表現を試みることができるギャラリー/アートスペースです。作品と作家の境界が曖昧になりつつある現代において、「Landscape(風景)」という曖昧で多義的なテーマをひとつの軸とし、ここ新宿の地で、空間や構造と深く関わるアーティストや建築家を紹介しています。絵画における抽象的なアプローチや、建築分野におけるランドスケープ的視点など、視覚にとどまらない空間的・時間的な要素を含む表現に着目し、それらを取り入れたプレゼンテーションを展開します。今後、この新宿のギャラリーではアーティストと建築家の協働による展示企画に加え、アジアを中心とした海外作家の紹介や、企業と連携したワークショップなど、ジャンルや領域を横断する多様なプロジェクトを積極的に行っていく予定です。






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