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W'UP★8月14日~8月30日 Group Exhibition “GOLEM” SAI(渋谷区神宮前)

W'UP★8月14日~8月30日 Group Exhibition “GOLEM” SAI(渋谷区神宮前)

Group Exhibition “GOLEM”
会 期 2026年8月14日(金)~8月30日(日)
※初日8月14日(金)のみ11:00~17:00
会 場 SAI(東京都渋谷区神宮前6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F)
開館時間 11:00~20:00
休館日 会期中無休
入館料 1,000円
ホームページ https://sai-gallery.com/
※8月14日(金)は、オープニングレセプションを開催するため、ご招待者様限定でのご案内となります。
一般営業は11:00~17:00となります。

 GOLEM代表・石野平四郎(いしのへいしろう)がキュレーションを務める本展には、彫刻家、コンセプトデザイナー、原型師、3DCGアーティストなど、それぞれ異なる領域で活動する計8名のアーティストが参加します。
 GOLEMとは、展覧会シリーズであると同時に作家たちのコミュニティであり、ひとつの運動でもあります。2022年に3331 Arts Chiyodaで産声を上げて以降、「GOLEM Ph1.5」「GOLEM Ph2」と実践を重ねてきました。参加作家の多くは、ゲームや映像産業の第一線、あるいはワンダーフェスティバルに代表されるフィギュア文化の現場で技術を磨いてきた造形作家たちです。家庭用ゲーム、トレーディングカード、特撮、アニメーション。そうした視覚文化のなかで反復的に生成・流通し、世代的な身体記憶として沈殿してきた異形のイメージは、彼らの手を経ることで、工芸でもフィギュアでもグッズでもない、しかし既存の彫刻の言葉でも語りきれない被造物として、圧倒的な精度と質量をもって私たちの眼前に立ち現れます。


 GOLEMという名は、ユダヤの伝承において額に「אמת(真理)」と刻まれることで動き出す土塊の被造物に由来します。最初の一文字を消せば「מת(死)」となり、崩れ落ちる。ゴーレムとは、未完成であり、常に崩壊の可能性を抱えた仮初めの生命です。永続性を前提とする素材も、そうでない素材も含め、多様な物質と技法を横断する作家たちの造形は、堅牢さや保存性ではなく、脆さを抱えながらなおも生きようとする物質への賛美であり、命なき存在に宿る生命力への問いかけでもあります。応答なき物質を、いつか応えうる他者として遇し、細部を刻み続けること。その手つきこそが、GOLEMの作家たちを貫く共通項です。
 本展「GOLEM」は、これまでの活動の成果と課題を総括し、展覧会の企画理念、展示の組み立て方、発信方法を再検討したうえで再出発を図る、コレクティブにとっての節目となる展覧会です。それは造形表現を現代美術の文脈へ接続すること自体を目的とするものではありません。「イラスト」や「ゲーム」が芸術領域において独自のジャンルとして定着してきた流れを踏まえ、立体造形を起点とした新たな表現の可能性を探るものです。AI技術の急速な進化によって創造の意味が問い直される現在、本展は身体性、物質性、思想性を武器に、創造の根源へと正面から向き合う場となるでしょう。
 なお、会期中に発行される図録には、アーティストの布施琳太郎による本展のための書き下ろし展評を収録。GOLEMという運動に対する批評的な応答は、図録を手に取った方だけが読むことのできるもうひとつの作品となります。効率や最適化とは異なる時間のなかで生成された被造物たち。まだ生きていないものが、いつか何かを返してくるかもしれない。GOLEMは、その予感を造形という実践の中で問い続けます。ぜひ、その到来に立ち会ってください。

プロフィール
石野平四郎
アーティスト・コレクティブ[GOLEM]のキュレーター兼アーティスト。
フィギュア造形の技法と彫刻表現を融合した独自の制作工程を用い、目に見えないエネルギーや存在を、メタ的なクリーチャーとして可視化する制作を行っている。

植田明志
アーティスト・コレクティブ[GOLEM]のアーティスト。
ポップシュルレアリスムの系譜を基盤に、日本的な嗜好性や個人的なノスタルジアを内包した世界観を、物語を綴るように連続的な造形作品として展開している。

Entei Ryu
アーティスト・コレクティブ[GOLEM]のビジュアル・プロダクション兼本展ゲストアーティスト。
建築的思考に裏打ちされた空間感覚と、流体や風、質量の変化を想起させる有機的な造形言語を横断させ、形態が変容し続けるような表現を特徴とする。

タンノハジメ
アーティスト・コレクティブ[GOLEM]のアーティスト。
3D彫刻ソフトウェア上での造形行為を彫刻的実践として捉え、膨大な作業量と密度によって、重力や物理法則から解放された空間に形態を立ち上げる。

蔦本大樹
アーティスト・コレクティブ[GOLEM]のプロダクション兼アーティスト。
「時間の痕跡」を主題に、架空考古学の視点から、実在しない古代遺物や失われた文明の断片を想起させる立体作品を制作する。

中西宏彰
アーティスト・コレクティブ[GOLEM]のアーティスト。
自然生物が持つ構造や機能に基づく造形美を起点に、有機物・無機物を横断する立体表現を行う。質感のディテールや形態の流れに徹底して向き合い、架空の存在でありながら高い説得力を備えたキャラクター造形を追求している。

森田悠揮
アーティスト・コレクティブ[GOLEM]のアーティスト。
デジタル空間における無限の自由と、現実世界における厳密な物理的制約とのあいだを往還する行為そのものを、独自の「彫刻」として位置づけている。

米山啓介
アーティスト・コレクティブ[GOLEM]のアーティスト。
キャラクターデザインや原型制作の現場で培った造形技術を背景に、人間の内面に潜む不完全さや歪んだ精神性を主題とした立体作品を制作する。

ギャラリー風景写真

本記事は各施設配布のプレスリリースおよび提供情報をもとに作成しています。

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