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W'UP★7月4日~7月26日 Natan Heber 個展「Mubins — 眠る、夢見る、なりゆく」 JPS Gallery 東京(渋谷区神宮前)

W'UP★7月4日~7月26日 Natan Heber 個展「Mubins — 眠る、夢見る、なりゆく」 JPS Gallery 東京(渋谷区神宮前)

Natan Heber 個展「Mubins — 眠る、夢見る、なりゆく」
会 期 2026年7月4日(土)~7月26日(日)
会 場 JPS Gallery Tokyo(東京都渋谷区神宮前6-27-4 東武第二ビル1階)
開館時間 12:00~19:00
休館日 月曜日・火曜日
入館料 無料
ホームページ https://jpsgallery.com/exhibition/mubins/

 本展では、17点の油彩画と10点の紙作品、また、没入型の映像インスタレーションを発表し、Natan Heberの制作における深い進化を示すものとなっています。長年にわたりさまざまなメディウムを探求してきた彼にとって、「Mubins」は静かな集中の時間をもたらし、よりジェスチャラルで、根源的で、直感的な絵画表現へと向き合う契機となりました。その結果生まれたのは、深く個人的で成熟した、コンセプチュアルに豊かな作品群――どこか新しさを帯びた、確かな手応えのある仕事です。

「Mubins」――眠りに身をゆだねる者たち
 展覧会の中心に据えられているのは、Natan Heberが長年にわたり描き続けてきた世界によく登場する、おなじみのキャラクター「Mubins」です。その名前はブラジル北東部の地域方言に由来し、「いたずら好きで、愛嬌のある小さな子」を意味します。本シリーズでは、そんな「Mubins」たちがあくびをし、布団に包まり、眠りに身をゆだねる――その親密な休息のひとときが描かれています。意識がぼんやりと漂い始めるこの過渡的な状態こそ、潜在意識が情報を整理し、再構成し、新しい発想を生み出すための大切な時間です。Natan Heber自身が語るように、「あるものを静かに終わらせることで、もっと大きな何かを目覚めさせたかったんです。」

Dusk, 2026,  Oil on Linen, 38 by 52 cm © Courtesy of the artist and JPS Gallery
Dusk, 2026, Oil on Linen, 38 by 52 cm © Courtesy of the artist and JPS Gallery
The Fullness Before Dark, 2026,  Oil on Linen, 85 by 82.5 cm © Courtesy of the artist and JPS Gallery
The Fullness Before Dark, 2026, Oil on Linen, 85 by 82.5 cm © Courtesy of the artist and JPS Gallery
Face of Summer, 2026, Oil on Linen, 145 by 135 cm © Courtesy of the artist and JPS Gallery
Face of Summer, 2026, Oil on Linen, 145 by 135 cm © Courtesy of the artist and JPS Gallery
Lux Mundi, 2026, Oil on Linen, 89.5 by 52 cm © Courtesy of the artist and JPS Gallery
Lux Mundi, 2026, Oil on Linen, 89.5 by 52 cm © Courtesy of the artist and JPS Gallery

ブラジルからイギリスへ
 この展覧会に流れる感情の深みは、遠く離れた二つの風景が強く結びつくところにあります。2025年、Natan Heberは両親の故郷であるパライバ州、マラゴジ、そしてマセイオを訪れました。そこで彼は自らのルーツと深く向き合い、言葉では語り尽くせない、美しくも手つかずの広大な自然に触れました。その旅は彼に深い感銘を与え、言葉では伝えきれない感情を視覚的に表現したいという強い衝動をかき立てました。
 その思いを形にする拠り所となったのが、ロンドンのリッチモンド・パークです。955ヘクタールの広大な王室公園は、J.M.W. ターナーも愛したイギリス美術史においても名高い場所です。Natan Heberにとってこの公園は制作に欠かせない存在となりました。四季折々にその小道を歩きながら、森の静かな息遣いが自身の制作に染み込み、キャンバスに向き合う時間がよりゆっくりと、より瞑想的なものへと変わっていくのを感じたといいます。この深い土地への共鳴は、公園が持つ途方もない歴史に起因します。この場所は、350年以上にわたる生態の営みを今に伝える生きた避難所であり、原生林以外では世界最大級の古木群を擁しています。
 樹齢700年を超えるオークの木々の下で、Natan Heberは自然の永遠性に圧倒されると同時に、ブラジルの大西洋岸森林に通じるものを感じました。どちらの風景も、何世紀にもわたる生命の積み重ねによって形作られ、現代の喧騒が遠ざかる静けさと安らぎをたたえています。Natan Heberはこう語ります。「リッチモンドであれブラジル北東部であれ、古い森には、最良の意味で自分がいかに小さな存在かを思い知らせてくれる何かがあります。そして、物事の本質へと立ち返らせてくれるのです。」

フランドル絵画の伝統と現代のポップが出会うとき
 その永遠とも思える古代のリズムを描き出すために、Natan Heberはレンブラントやフェルメールといった17世紀オランダ絵画の巨匠たちが用いた、厳格な古典技法を採用しています。17点の作品はすべてリネンやキャンバスに油彩で描かれ、透明な油絵の具を何層にも重ねることで、丹念にイメージが積み上げられています。この時間をかけた緻密なプロセスは、絵画という媒体への深い敬意の表れであり、並々ならぬ忍耐と技術を要します。その結果生まれる画面は、この古典技法ならではの豊かな輝きと、どこか奥行きのある光を放ちます。この古典的な枠組みの中で、Natan Heberは現代的な緊張感をもたらします。それは、古い巨匠の技法と、現代的なキャラクターデザイン、ポップな色彩、そしてブラジルの文化的な温かみとが、意図的にぶつかり合うことで生まれるダイナミズムです。

動く光――キャンバスを超えて
 絵画作品と並行して、プロジェクションによる映像インスタレーションも展示されます。この映像は、リッチモンド・パークの古木の間を縫うように移ろう季節の光と、ブラジル北東部の力強い太陽の光とを織り交ぜながら、Natan Heberの創作プロセスを映し出します。自然が持つ力強くもたゆまぬリズムが、どのように彼の輝くようなキャンバスへと変換されていくのか――その過程を垣間見ることができる、示唆に富んだ映像です。

余韻のなかへ
 「Mubins」は、古の森と、子ども時代の心と、ゆっくりと流れる時間が静かに交わるところです。休息のひとときを内省への扉へと変えながら、Natan Heberは問いかけます――私たちがようやく立ち止まったとき、何が目覚めるのだろうかと。JPS Gallery Tokyoに足を運び、この想像の森に身を置き、その余韻にしばし浸ってみてください。

オープニングレセプション
日時 2026年7月3日(金)17:00~20:00
会場 JPS Gallery Tokyo(東京都渋谷区神宮前6-27-4 東武第二ビル1階)

プロフィール
Natan Heber(ブラジル)
Natan Heberの絵画は詩的で、しばしばメタファーに満ちている。
感情をひとつの形として描き出すことで、観る人と自身のあいだに想像の余地を残し、解釈の違いから生まれる二面性を探求している。
作品は身の回りの環境に直接呼応し、日常のささやかな体験をきっかけに生まれる。
多くは、ふだんは気づかれないような一瞬をキャンバスの上に切り取ったものである。
観る人を驚かせたいという思いから、認識と見当違いのあいだで揺れるような、不思議な構図や世界観を生み出している。
アーティストとしての歩みは、情熱と献身、そして自分だけの表現を求めてやまない探究心に支えられてきた。
本格的に絵を描くようになる前は、映画や写真、音楽、出版など幅広い分野でイラストレーターやコンセプトデザイナーとして活動。
その作品は欧米やアジアでも紹介され、ラスベガスでは短編映画のポスター賞(IMDb賞)を受賞するなど、その才能はジャンルを超えて評価されている。
近年ではNetflixシリーズ『ザ・ディプロマット』にも参加。
香港や東京、ロンドンでの展覧会も相次いでいる。
洗練された作風は、古典芸術への深い理解と、巨匠たちの作品を徹底的に学び続けたことに端を発している。
ピカソが「ラファエロのように描くのに4年、子どものように描くのに一生を要した」と語ったように、Natan Heberもまた、幼い頃から培ってきた自由な感覚を大切にしながら、それをいまの自分の表現へと昇華させている。

© Natan Heber and JPS Gallery. All Rights Reserved.

住所東京都渋谷区神宮前6-27-4 東武第二ビル1階
TEL03-6812-9306
WEBhttp://www.jpsgallery.com/(香港JPS Art Gallery)
営業時間*111:00 ~ 18:00
休み*2月曜
ジャンル*3現代美術
アクセス*4JR原宿駅より徒歩7分、明治神宮前駅より徒歩3分
取扱作家http://www.jpsgallery.com/artists.htm(香港JPS Art Gallery)
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

JPS GALLERY TOKYO

本記事は各施設配布のプレスリリースおよび提供情報をもとに作成しています。

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