W'UP! ★Blum & Poe

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© Asuka Anastacia Ogawa, Courtesy of the artist and Blum & Poe, Los Angeles/NewYork/Tokyo

923 日(水) 〜117 ()
アスカ・アナスタシア・オガワ

 BLUM & POE東京では、アスカ・アナスタシア・オガワによる当ギャラリー初となる個展を開催いたします。本展では、今春オンライン上で公開された新作のペインティング作品が、一同に介することとなります。
 複数の色彩がソリッドに塗られたフラットな絵画空間によって構成されるオガワの作品では、幻想的で夢のような情景の中に、横長の目でこちら側をじっと見つめるアンドロジナスな子供のモチーフが大きなキャンバスの上に具象的に描かれています。その独特なコンポジションは、ダイレクトな衝動をありのまま受け入れ、好奇心、驚き、遊びといった子供のような本能的な感情を大切にしてきた作家自身の気質から生み出されてくるものです。
 作家の近作である「Medicine girl(2019に描かれているのは、オレンジの小さな太陽が浮かぶ真っ赤な空の下、パステルカラーの装飾を背景に座した子供の姿です。その足元には瓶がおもむろに配置され、その胸元からは灰色の液体が弧を描きながら、重力に導かれるように淡く色塗られた地面へと注がれています。また「Lilly (2019には、ライラック色の背景に佇む、淡いピンクのドレスを着た人物が登場します。首に小さなワニをまとったその人物は手にわらの束を掴み、正面のポケットからは3本の乳白色の液体が入った瓶がのぞいています。ここで描かれているようにオガワの作品群は、ナラティブの解釈を観る者に委ねる一方で、神秘主義、神話、儀式といった要素を象徴的に表現しています。オガワの創作は、日本人とアフリカ系ブラジル人を祖とする自身の系譜へと繋がっていくような、自らの核たる内的空間へと接近していく極めてパーソナルな行為なのです。
 現在、ニューヨークおよびロサンゼルスを拠点として活動するオガワは、1988年に東京で生まれ、幼少期に東京の都会からブラジル・ペトロポリスへと移りました。新たな生活の拠点となったブラジルでは、自由に歩き回る農場の動物たちや滝を身近に自然に囲まれた子供時代を過ごしたと言います。日本とブラジルの往復を経て、10代半ばでスウェーデンへの移住、その後ロンドンへと渡り、セントラル・セント・マーチンズで美術教育を受けました。オガワは、その作品を、自身の多様なアイデンティティから起因するある種のアウトサイダーとしての経験や、複数の母国を持つに至ったこれまでの半生と結びつけています。作品の中に登場する、淡い色彩の空の下で様々な子供達の姿を描いた光景は、作家にとっての「故郷」を表していると言えるでしょう。
(掲載作品 Asuka Anastacia Ogawa Lilly, 2019 Acrylic on canvas 72 x 48 inches (182.9 x 121.9 centimeters)

住所東京都渋谷区神宮前1-14-34 原宿神宮の森 5F
TEL03-3475-1631
WEBhttps://www.blumandpoe.com/?lang=ja
営業時間*112:00 ~ 16:00
休み*2月、 日、 祝
ジャンル*3現代美術
アクセス*4JR原宿駅竹下出口より徒歩1分、明治神宮前駅2番出口より徒歩2分
取扱作家https://www.blumandpoe.com/artists
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに年末年始・臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります

■コロナ感染拡大防止のための注意事項
 現在BLUM&POEではギャラリーを予約制にてご案内しております。
 ご予約はホームページにて(https://www.blumandpoe.com/reservation)よろしくお願いいたします。
 なお感染症対策のため、ご来廊の際はマスクの着用をお願いします。

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