W’UP★ 5月8日~6月1日 川島小鳥個展「サランラン/사란란」 ふげん社(目黒区下目黒)

川島小鳥個展「サランラン/사란란」
会 期 2025年5月8日(木)~6月1日(日)
会 場 ふげん社(東京都目黒区下目黒5-3-12)
開館時間 火~金 12:00~19:00、土・日 12:00~18:00
ナイトギャラリー 19:00までオープン(5月17日(土)、5月31日(土))
入場料 無料
ホームページ https://fugensha.jp/events/250508kawashima/
Amazonページ サランラン 사란란 (Sa-lanlan)
https://www.amazon.co.jp/dp/4861529867/
株式会社青幻舎は、写真家・川島小鳥が韓国・ソウルで撮影した写真集『サランラン 사란란 (Sa-lanlan)』を2025年5月に刊行。本書は、季節の移り変わりの中で捉えられたソウルの多様な表情と、写真家の新たな視点を提示する作品です。出版にあわせて刊行記念展を開催します。
書籍概要
『サランラン 사란란 (Sa-lanlan)』は、韓国・ソウルの秋から春までの限られた時間のなかで撮影されました。写真家・川島小鳥が、そこで触れた夜の街、澄んだ空気、漢江、寂しさ、ひしめく情熱、出会った人たち。ひとり研ぎ澄まされて歩いた街がだんだん馴染んで、すこし優しくなっていく。凝縮と解放の写真たち。川島小鳥の静かなる魂の叫びと優しさが溢れ、これまでとは異なる新たな世界を感じさせる写真集です。
サランランに寄せて
2023年の秋、個人的な衝動でソウルを訪れ、街を散策したり、夜の街をぶらぶら歩いたりした。東京と同じような都市なのに、ハングルが全く読めなくて、知っている人がいない街を、秋の澄んだ空気の中いるのは、なぜか心地よかった。
高校生の頃、ソウルの学校に2週間だけ留学したことがあり、その時の冬の始まりの冷たい空気と、同世代の学生たちの温かさを、思い出した。
ソウルのイチョウが東京よりも濃い黄色に見えること、噂に聞いた冬の寒さを実際に体験してみたいと思った。その時に感じていたさみしさ、をちゃんと感じてみたいと思った。
この場所でカメラだけを持って、春が来るまでのあいだ写真を撮ったらどんなことが起こるのだろう。
ソウル駅のすぐ近くの場所に、ものすごく昔の家が残っていること。普段は行かない、おしゃれなパン屋に行ってその味に感動したこと。路地裏のコーヒー屋のおばさまの瞳が美しすぎて後で少し泣いたこと。韓国料理が好きなのに、3日目にはパスタやピザが食べたくなってお店を探したこと。いろんなことが思い出されるけれど、写真には写らないことばかりかもしれない。
けれど、半年間で出会った人たちの美しい魂、さみしさの中で確かに感じた、生きているという実感。写真をとる喜び、写真というものを通して起こる静かなる歓喜が、「サランラン」を通して届くと嬉しいです。
川島小鳥
関連イベント
『サランラン』刊行記念 川島小鳥×臼田あさ美トークイベント
開催日 2025年6月8日(日)
時 間 14:00~15:30(開場 13:30~)
会 場 青山アックセンター本店 大教室(東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア(B2F))
料 金 1,650円(税込)
予約受付開始 2025年5月9日(金)20:00~
ホームページ https://aoyamabc.jp/products/salanlan-0608
臼田 あさ美 (うすだ・あさみ)
俳優 主な出演作に映画「色即ぜねれいしょん」(09年)、「南瓜とマヨネーズ」(17年)、映画「架空OL日記」(20年)、「私をくいとめて」(20年)、「雑魚どもよ、大志を抱け!」(22年)、「早乙女カナコの場合は」(24年)、ドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ)、「柚木さんちの四兄弟」(NHK)、「御上先生」(TBS)などがある。映画「愚行録」(17年)の出演にて第39回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞。
川島小鳥(かわしま・ことり)
写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。主な作品集に「BABY BABY」「未来ちゃん」「明星」など。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞受賞。Instagram @kotori_kawashima。
※特装版(300部限定)の詳細や著者プロフィール、書籍内容の詳細はURLをご参照ください。
W’UP★4月29日~5月19日 川島小鳥「サランラン」刊行記念展 ユトレヒト(渋谷区神宮前)
新刊紹介★川島小鳥 写真集『サランラン 사란란 (Sa-lanlan)』 青幻舎
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