W'UP★11月11日~11月23日 佐藤理展part1 カッコイイのメカニズム 写真とその周辺 タナベ画廊(千代田区神田)

佐藤理展part1 カッコイイのメカニズム 写真とその周辺
会 期 2025年11月11日(火)~11月23日(日)
会 場 タナベ画廊(東京都千代田区神田北乗物町1-1 イトーピア神田共同ビル1階)
開館時間 11:00~18:00
休館日 11月17日(月)、11月18日(火)
入館料 無料
ホームページ https://tanabegaroukanda.com



佐藤理は旅に出ます。年に数度、決まってどこかの都市へ向かいます。彼の興味は、リゾートの青い海や華やかな観光地ではありません。むしろ、地元の人々が暮らす街の裏通り、誰も気に留めない建物の影、錆びついた看板、電線の交差点。そこにこそ、彼は惹かれてしまいます。歩く。徘徊と言っていい。ただ、街のリズムに身を委ね、無心にシャッターを切ります。何か思想があるわけではない。目的も、テーマもない。ただ「カッコイイ」と感じた瞬間に、指が動きます。そうして撮られた写真たちは、彼にとって素材になります。後に解体され、再構築され、まったく新しい「何か」へと変わっていきます。今回の展示タイトルに「写真とその周辺」とあるのは、そのためです。佐藤は写真を“完成されたもの”としてではなく、“出発点”として扱います。そこから、再構成と再発見のプロセスが始まります。アートの世界では、コンセプトや社会性、民族性といった“思想”を掲げることが当然のように求められる時代です。だが、佐藤はそこにほんの少しの違和感を覚えています。――「カッコイイ」だけでも、いいんじゃないか。そう思います。理屈ではなく、直感で世界を切り取る。それこそが、彼の“カッコイイのメカニズム”なのです。
関連イベント
佐藤理 SOLO オーディオビジュアル LIVE
開催日時 2025年11月15日(土)17:00開演(16:00入場開始)
チケット 当日販売 3000円(税込)に、ワンドリンクオーダーをお願いします。
佐藤理 Sato Osamu
ゲーム、グラフィック、写真、映像、音楽など多分野で作品を発表するマルチメディア・アーティスト。
京都出身、東京をベースに活動。父、祖父とも写真家。周囲の大人が芸術関係ばかりという環境で少年期を過ごし、学生時代は、デザインと写真工学を2つの大学で学ぶ。2校の学籍及び浪人、米国遊学、留年により8年間の学生生活を送る。その間、写真やデザインの制作の傍ら電子音楽に興味を持ち始め、シンセサイザーとテープを使い様々な実験音楽、環境音楽を制作、ライブなどで発表。それらの音楽はNHKの番組BGMやテーマ曲に使用され、EP-4の佐藤薫氏のインディーズレーベル『スケーティング・ペアーズ』よりカセット+シルクスクリーンの作品『OBJECTLESS』をリリース。その作品は2017年ドイツのVODより作家自身のリミックスが施されアナログ盤で再発売される。
1991年、初の展覧会ではコンピュータグラフィックスで『アルファベチカル・オルガズム』を発表。
その後も多くの作品に携わり、ソニーミュージックからPCゲーム作品『東脳』を発表。(米国ソニーからは米題『EASTERN MIND』としてリリース)そのほか音楽CD『EQUAL』などが日本、ヨーロッパのソニーからリリースされた。
その後、現在もカルトクラシックとして名高いプレイステーションの『LSD / ドリーム・エミュレーター』をアスミックエースより発売。
ここ数年ではグラフィックアートの制作と並行して、音楽アルバム『ALL THINGS MUST BE EQUAL』『OBJECTLESS』『LSD REVAMPED』が日本・海外でリリース。
2020年4月には、オリジナルアルバム『GRATEFUL IN ALL THINGS(感謝感激雨霰)』を同名のグラフィック作品集同時発売。
その後、アナログ2枚組でも発売される。
またほぼ同時期、1993年から2001年にかけて作曲された楽曲を収録した編集盤『COLLECTED AMBIENT GROOVES』がヨーロッパ、Mental Groove傘下のMusique Pour La Danseよりリリースされ、サンフランシスコの出版社コルパプレスからは、1993年にグラフィック社(東京)より発刊されたデザイン書『コンピュデザイン』の新翻訳、新装版『Art of Computer Designing』発刊。
2020年には『TRANSFORMED COLLECTION』がCD、アナログ2枚組の同時発売。2021年には新たなプロジェクト『LSD TRANSFORMED』の第一弾を音楽とグラフィック作品をNFTにて発表。2022年には、自身のルーツを探究した音楽CD『ROOTS』発表と同時に、同タイトルの個展を開催。
http://www.osamusato.net
LIG 1st アルバム「Love Is Glamorous/Life Is Gorgeous」
ゲーム『LSD』『東脳』で世界的に知られるマルチメディアアーティスト 佐藤理 と、YMOのサポートやMETAFIVEのメンバーでも知られる金管楽器(ユーフォニアム、フリューゲルホルンなど)プレイヤー/作曲家 ゴンドウトモヒコ による新ユニット「LIG(リグ)」。
電子音楽と金管楽器を融合し、現代音楽、ジャズ、民族音楽、クラシックを横断するサウンドを展開。
ライヴでは毎回編成や演奏を変え、佐藤が制作する映像と完全同期する「AUDIO VISUAL LIVE」を披露している。
LIGにとってのファースト・アルバム『Love Is Glamorous/Life Is Gorgeous』は、二人がファイル交換と断続的なレコーディングを重ねて完成させた大作。
Discタイトルの頭文字を取るとどちらも「LIG」となり、英語の Lig が持つ「のらりくらりする」「結合組織」という意味に通じる、遊び心と結びつきの精神が込められている。
- LIG
- 「Love Is Glamorous/Life Is Gorgeous」
W'UP★11月28日~12月14日 佐藤理展part2 カワイイのメカニズム グラフィックスとその周辺 SOMSOC GALLERY(渋谷区神宮前)






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