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W'UP! ★ 12月4日~2022年1月8日 井田幸昌展「思層|Ontology」 RICOH ART GALLERY

W'UP! ★ 12月4日~2022年1月8日 井田幸昌展「思層|Ontology」 RICOH ART GALLERY

2021年12月4日(土)~2022年1月8日(土)
井田幸昌展「思層|Ontology」

 この度RICOH ART GALLERY では、画家・井田幸昌の個展「思層|Ontology」を開催いたします。
 リコーの2.5次元印刷StareReap(ステアリープ)、リトグラフ、シルクスクリーンという3種類のプリント技法で制作された版画作品計55点を発表いたします。絵画の物質性、マチエールにこだわる彼は、版画がもつ平面性や独特のレイヤーに着目し、2年の歳月をかけてそれぞれの表現を深く追及し制作してきました。
 日本国内では約2年ぶりの個展となる本展は、画家・井田幸昌にとって最初で最後の試みとなる版画作品のみの展覧会となります。

 本展に向けて、StareReapとの共創により、代表的なシリーズであるPortraitの作品と、アルミにプリントした抽象の新作を制作しました。表現はもちろんのこと、作品の耐久性も追求し、試行錯誤の中で生み出された作品です。
 油絵具の重なりがつくる色、透明性と遮断性が混ざりあう複雑なレイヤーの表現が、StareReap によって2.5次元のなかに取り込まれています。
 一方、リトグラフとシルクスクリーンというより平面性の高い2種類の版画技法にも挑戦、それらの作品を見比べることができます。版を重ね、レイヤーを重ねて仕上げていくにもかかわらず、平面性が維持されるリトグラフとシルクスリーンはStareReap、油絵とは違う表層を生み出します。

リコー2.5次元印刷技術「StareReap(ステアリープ)」について
 StareReapは、リコー社が開発した2.5次元印刷技術です。形状生成の自由度が高いだけでだけでなく、幅広い質感表現を得意としています。井田がこの技術に出会ったのは2019年、作品集『YUKIMASA IDA:Crystallization』(美術出版社)の特装版の制作においてでした。
 そのころ版画の制作にも興味を広げ、彼の作品の象徴的な技法であるインパスト、マチエールをどのように表現できるかを考えており、StareReapの新しい技術と可能性に惹かれました。
 StareReapにも独自のマチエールがあり、我々は試行錯誤を繰り返しながら新たな表現を見出していきました。

 「平面といっても鉛筆で描けば厳密にはもう平面ではない。そんなことをずっと考えて制作をしています。
私の作品で用いられる“インパスト(Impasto);絵具を厚塗りする技法” という表現とStareReapは近いマチエールをもっています。とても絵画的だなと思いました」。

 展覧会「思層|Ontology」にむけて井田幸昌より
 私は「一期一会」をコンセプトとして制作を続けています。「今」生きて出会う事象を、自身のフィルターを通してみつめ、作品として残したいという切実な思いがあります。
 移り行く時のなかで存在する様々なもの・こと・ひとの存在。それらの関係性なくしてこの世界は成り立ちません。人々が過去、そして今ここに存在するということ。それらが出会う奇跡。その一つ一つを拾い集め、私の感じたリアリティを日々、画面に残しています。
 本展ではStareReap・リトグラフ・シルクスクリーンという3つの技法に挑戦し、作品を制作しました。2年という時間をかけ制作してきた作品達は絵画では反映が難しかったレイヤーや色彩、そして強度を具現化できた。表現の幅を広げながら、物質化という通底する概念を、平面性に封じ込め版画作品として昇華させました。
 「思層」というタイトルは、本展のために創った造語です。作品とは表層だけでなく、そのものの後ろ側にある時間、人生、そして作者の思いの集積です。鑑賞者の思いもまた、作品を観ることで作家の思いと重なる部分がきっとあるでしょう。そのレイヤーがまた記憶へと変容していく。
 絵画では成し得なかった、新しい「層」の表現を是非ご覧いただければと思います。
 ―井田幸昌

井田幸昌 プロフィール
 1990年鳥取県生まれ。2016年東京藝術大学美術学部油絵科を卒業。19年同大学大学院を修了。16年に、現代芸術振興財団主催「CAF賞」で審査員特別賞を受賞。17年には、世界的な作家とともにレオナルド・ディカプリオファウンデーション主宰のチャリティーオークションへ最年少で参加。また直近ではDiorとのコラボレーションを発表するなど、国際的に注目を集める。主な個展に『Here and Now』(Mariane Ibrahim Gallery、シカゴ、2021)『King of limbs』(カイカイキギャラリー、東京、2020)、『Rhapsody』(Mayfair Salon、ロンドン、2019)、『Portraits』(銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM、東京、2019)など。作品集に『YUKIMASA IDA: Crystallization』(美術出版社)がある。
https://idastudio.co.jp

井田幸昌 「思層|Ontology」
会 場 RICOH ART GALLERY(東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター8F/9F)
会 期 2021年12月4日(土)~2022年1月8日(土)
時 間 12:00~19:00 ※最終日18:00 終了
休廊日 日・月・祝/年末年始:2021年12月31日(金)~2022年1月3日(金)
展覧会URL https://artgallery.ricoh.com/exhibitions/yukimasaida_ontology

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