W'UP★6月25日~7月31日 Fields of Memory NUKAGA GALLERY(中央区銀座)

Fields of Memory
会 期 2025年6月25日(水)~7月31日(木)
会 場 NUKAGA GALLERY(東京都中央区銀座2-3-2 3F)
開館時間 10:00~18:00
休館日 土日祝
入場料 無料
ホームページ https://nukagagallery.com/
お問合せ 03-5524-5544
NUKAGA GALLERYでは6月25日(水)から7月31日(木)まで、風景をテーマとした展覧会『Fields of Memory』を開催します。本展は、19世紀後半から20世紀前半までの約100年間にわたって繰り広げられた絵画表現の革新の中で、近代美術の中心地フランス、とりわけ「芸術の都」パリの風景が画家たちによってどのように描かれてきたかを探るものです。展示される作品はいずれもフランスやパリの風景を題材としていますが、描き手の時代や画風によって表現は実に多様であり、同じ風景画というジャンルの中に豊かな変容と創意が見られます。
展覧会タイトル「Fields of Memory(記憶の場)」が示すように、本展は単に風景画の様式的変遷をたどるのみならず、そこに刻まれた歴史と記憶にも光を当てます。19世紀から20世紀への激動の時代、フランス・パリの風景は画家や写真家にとって現実の記録であると同時に、自らの時代感覚や心象を投影するキャンバスでもありました。コローやクールベの描いた田園や郊外の森林、モネの捉えた陽光と霧、ユトリロの静かな路地や佐伯祐三の荒れた街角、そしてアジェの写真に写る誰もいない早朝のカフェ――それらはすべて、その時代ごとの「記憶のフィールド」として、見る者に語りかけてきます。それぞれの作品に込められた視覚的な記憶の断片を通して、パリという都市やフランスという豊かな土地が辿った歴史や、そこで営まれた人々の生活の息づかいまでも感じ取ることができます。本展を通じて、多彩な風景表現に彩られたフランス芸術の奥深さと、写真技術の進歩がもたらした絵画の役割の変容を、是非ご覧ください。
展示作家
Jean-Baptiste Camille Corot
Gustave Courbet
Claude Monet
Jean-Eugène Atget
Gustave Loiseau
Albert Marquet
Maurice de Vlaminck
Raoul Dufy
Maurice Utrillo
藤田嗣治
佐伯祐三
コメント