W'UP★3月19日~4月7日 内田あぐり展ー安里/積層 ASATO/LAMINATION 日本橋高島屋S.C. 本館6階美術画廊X(中央区日本橋)

内田あぐり展ー安里/積層 ASATO/LAMINATION
会 場 日本橋高島屋S.C.本館6階美術画廊X
開催日 2024年3月19日(水)~4月7日(月)
開館時間 10:30~19:30
会期中無休
入場料 無料
ギャラリートーク 3月22日(土)15:00より
高島直之(美術評論家、武蔵野美術大学名誉教授)×内田あぐり
- 《沼地》53.0×53.0cm 2025年 岩絵具、顔料、墨、膠、切箔、野毛、雲肌麻紙
- 《COLTRANE OM》ドローイング 34.0×49.0cm 2024年鉛筆、木炭、パステル、紙
- 《河-I》15.5×10.5cm 2025年 岩絵具、顔料、墨、膠、雲肌麻紙
- 《河-II》15.5×10.5cm 2025年 岩絵具、顔料、墨、銀泥墨、膠、雲肌麻紙
日本橋高島屋S.C.美術画廊Xでは2025年3月19日(水)から、本館6階美術画廊Xにて「内田あぐり展-安里/積層」を開催いたします。
内田あぐり氏は、膠や和紙など伝統的な日本画材による描画に拘りながら、原初から人間が背負うテーマを身体的なストロークで描きだす画家です。画面からイメージされるのは“存在を確かめるかのような傷”、そしてその痕跡を塞ぐようにコラージュを施し、あるいは縫い合わせる、破壊と再生行為の連鎖。それはまるで漠然とした、しかし確かにそこにある何かを、画布という依代で感受するための儀式のようです。これまで一貫して人間やその人体フォルムのモチーフを中心に制作を続けてきましたが、近年は河川や風景を題材にした作品も描くようになり、生命の循環や、より広い自然観から人間を俯瞰するステージにも入ってきました。
本展を象徴する幅約10メートルにおよぶ大作『安里-ASATO』は、沖縄県那覇市街を流れる川にインスパイアされた作品です。内田が直感的に選んだ特に変哲もないその二級河川は、凄惨な歴史の目撃者でもありました。作品に立ち顕れるのは、時間、空間、異なる属性の人間や文化、感情が、様々に交錯し折り重なった堆積層。本展ではこの『安里-ASATO』を中心に、内田作品の根幹に迫る新作・近作によるタブローの中・小品やドローイングを展示いたします。その中で柘榴(ザクロ)の作品は、画家自身の命名の由来にもなった自我に繋がるモチーフであり、また図らずも川の大作の隠喩としても機能しています。ぜひご高覧ください。
作家略歴
1949年 東京都港区生まれ。
1975年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース修了。
1993年 文化庁芸術家在外研修員として渡仏、第12回山種美術館賞展大賞受賞。
2002年 第1回東山魁夷記念日経日本画大賞受賞。
2003-04 武蔵野美術大学在外研修員として渡米。
2019年 第68回神奈川文化賞受賞。
2021年 第2回JAPA天心賞で大賞受賞。
2022年 令和4年度地域文化功労者文部科学大臣表彰。
現在、武蔵野美術大学名誉教授。
住所 | 東京都中央区日本橋2-4-1 |
TEL | 03-3211-4111(代表) |
WEB | https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/index.html |
営業時間 | 10:30~19:30 |
休み*2 | 無休(イベントにより異なります) |
ジャンル | 現代美術、絵画、美術工芸、西洋美術、日本画、彫刻 |
アクセス*4 | 東京メトロ 日本橋駅B2出口直結、都営浅草線 日本橋駅より徒歩4分、JR東京駅八重洲北口より徒歩5分 |
取扱作家 | |
*1 展覧会・イベント最終日は早く終了する場合あり *2 このほかに臨時休業あり *3 現代美術は、彫刻、インスタレーション、ミクストメディア作品、オブジェなども含まれます *4 表示時間はあくまでも目安です 【注】ギャラリーは入場無料ですが、イベントにより料金がかかる場合があります |
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