W'UP★6月13日~7月31日 Art ENCOUNTERS #6 岡本順子 SHABA(埼玉県さいたま市)

Art ENCOUNTERS #6
岡本順子
会 場 SHABA(埼玉県さいたま市大宮区大門町二丁目118番地大宮門街5階)
開催日 2025年6月13日(金)~7月31日(木)
入場料 無料
ホームページ https://www.shikisaisha.com/post/art-encounters-6
このたびSHABAでは、四季彩舎が提案する展覧会シリーズ「Art ENCOUNTERS」vol.6として、岡本順子の個展を開催いたします。
本展では、岡本が本展のために描き下ろした漆喰による新作6点を発表いたします。事前にSHABAを訪れ、その独特の空間に向き合いながら制作された作品は、まるで空間と呼応しながらそこに“存在”していたかのように、静かに佇みます。
岡本順子は、漆喰を塗り重ね、染料を幾度も染み込ませることで、物質としての絵画に“時間”の層を刻み込みます。彼女の作品には、風化とともに深まるエイジングの美しさ、そして古代の遺跡や使い込まれた家具のような、時の記憶を宿した質感が息づいています。
風景描写と心象描写の狭間を漂うような画面構成は、私たちの記憶の奥底にある「場所」や「時間」の感覚を呼び起こします。静謐でありながら内に力を秘めた作品群は、観る者の感覚にそっと語りかけてくるでしょう。
昼はカフェのように親しみやすく、夜はラウンジとして落ち着いた雰囲気を醸し出すSHABA。その“二面性”ともいえる空間の表情に呼応するように、岡本の作品が持つ時間性と物質性が融合し、場そのものの空気に新たな奥行きをもたらします。
アートと空間の美しい交差点にぜひお立ち寄りください。日常をほんの少し逸脱する、豊かな感覚との出会いが待っています。
岡本順子 Junko Okamoto
1972年 神奈川県生まれ
2017年 London Royal Academy Summer Exhibition 入選
漆喰を塗り重ね、染料を何層にも染み込ませる技法により、時の経過や風化の魅力を画面に刻む。作品には古代遺跡や古い家具などからのインスピレーションが息づき、物質の力強さと静けさ、繊細な感覚が共存する。心象と風景の間にある“場”を描き出すような作風で、観る者の記憶に触れるような作品世界を構築しています。
コメント