W'UP★11月14日~11月30日 「パルコを広告する」 1969 - 2025 PARCO広告展 PARCO GALLERY(大阪市中央区心斎橋筋)

「パルコを広告する」 1969 - 2025 PARCO広告展
会 期 2025年11月14日(金)~11月30日(日)
会 場 PARCO GALLERY(大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 心斎橋PARCO 14F)
開館時間 10:00~20:00
※最終日は18:00閉場。入場は閉場30分前まで。
入館料 無料
ホームページ https://art.parco.jp/eventhall/detail/?id=1802
※会場内混雑緩和の為、入場制整理券を配布させていただく場合がございます。
※企画内容は予告なく変更になる場合がございます。
- 「モデルだって顔だけじゃダメなんだ。」 1975年 AD:石岡瑛子 C:長沢岳夫 P:横須賀功光
- 「昨日は、何時間生きていましたか。」 1985年 AD:井上嗣也 C:仲畑貴志 P:加納典明
- 「やっぱり、友だちだよね。」 1996年 AD:タイクーングラフィックス C:加藤麻司 P:ソフィア・コッポラ
- 「HAPPY BIRTHDAY P’PARCO」 1996年 AD:信藤三雄 P:稲葉ゲン
- 「PARCO SAYS,」 2005年 AD:箭内道彦 C:山本佳宏 P:重森豊太郎
- 「NO MORE IMAGE! PARCO」 2001年 AD:佐藤可士和 C:谷山雅計 I:谷田一郎
本展は、パルコが開業した1969年から半世紀を超える広告クリエイティブの歴史を現在の視点で再解釈し、一望できる展覧会となります。
広告はその企業の宣伝活動の一種であり販売促進の手段ではありますが、パルコの広告は50年を超えるその時代のトップクリエイターの方々と手を取り合い、コマーシャルの範疇を超えた表現として発信しております。
会場は「2000年代以降」・「1990年代」・「1980年代」・「1970年代」と4つの年代を遡行していくことでパルコの広告の原点が垣間見える構成となっております。
エリアごとに時代精神の遷移に対応した「予言」(70年代)・「広告」(80年代)・「渋谷」(90年代)・「アート」(2000年代以降)といったキーワードを仮説的に設定し、各時代を形造ります。展示するポスター・CM作品は、エリアごとにそれぞれ2人のゲストキュレーターを招き対談形式で選定し、対談内容を展示会場内で上映するほか、会場で販売する公式リーフレットにも掲載しております。
本展では、各時代にキーワードを付して、「2000年代以降~/アート」から、「1990年代/渋谷」、「1980年代/広告」、そして「1970年代/予言」へと時代をさかのぼる構成で、パルコの代表的な広告作品(ポスター、CM映像)を展示いたします。
また、時代ごとにお二人ずつゲストキュレーターをお招きし、対談によって展示作品を選出しました。
時代相の見巧者たちによって、パルコの広告の歴史が現代的に再解釈・再編集された展示空間を形成します。
※展示内容については予告なく変更となる場合がございます。
1970年代「予言」
アバンギャルドな表現と伝統回帰、ハイカルチャーとサブカルチャーなど相反する価値観の併存は、この時代のパルコの広告表現、文化活動全般の特徴でした。
それは現代の多様性を肯定する「予言」の時代でした。
ゲストキュレーター 上野千鶴子氏(社会学者)、はらだ有彩氏(テキストレーター)
主な作品
「モデルだって顔だけじゃダメなんだ。」 1975年 AD:石岡瑛子 C:長沢岳夫 P:横須賀功光
「1977 SUMMER」 1977年 AD:長谷川好男 I:山口はるみ
1980年代「広告」
表層的には明るく軽やかでありながらも、ある種“難解”さを漂わせていた「広告」は、表現ジャンルの花形であり、トップクリエイターが時代相の切り取りを競うことで、より洗練されていった時代でした。
ゲストキュレーター 椹木野衣氏(美術批評家)、菅付雅信氏(編集者)
主な作品
「昨日は、何時間生きていましたか。」 1985年 AD:井上嗣也 C:仲畑貴志 P:加納典明
「狩人か。旅人か。」1983年 AD:井上嗣也 C:糸井重里 P:十文字美信
1990年代「渋谷」
1990年代に入り、「渋谷」は日本におけるストリートカルチャーの中心地となりました。
特に渋谷系の音楽やガーリーカルチャーは親和性が高く、その代表格である方々がパルコの広告に颯爽と登場しました。パルコの広告を媒介に「渋谷」へ世界の才能が集い、共振、そして広がっていった時代でした。
ゲストキュレーター 野宮真貴氏(歌手・エッセイスト)、千葉雅也氏(哲学者・作家)
主な作品
「いっそ、美人に。」 1998年 AD:秋山具義 C:糸井重里 P:エンリケ・バドレスク
「やっぱり、友だちだよね。」 1996年 AD:タイクーングラフィックス C:加藤麻司 P:ソフィア・コッポラ
「HAPPY BIRTHDAY P’PARCO」 1996年 AD:信藤三雄 P:稲葉ゲン
2000年代以降「アート」
2000年代を境に広告を含む文化状況の中で「アート」が存在感を増し、今や「アート」は国民的コンテンツになりました。同時並行でデジタル表現も拡大し、広告表現も変化していきました。目まぐるしいい変化がある現在ですが、パルコの広告は「アート」と共存し合い、イメージの喚起力に賭ける流儀を絶やさずに表現されています。
ゲストキュレーター 布施琳太郎氏(アーティスト)、野村由芽氏(編集者)
主な作品
「PARCO SAYS,」 2005年 AD:箭内道彦 C:山本佳宏 P:重森豊太郎
「NO MORE IMAGE! PARCO」 2001年 AD:佐藤可士和 C:谷山雅計 I:谷田一郎
関連イベント
心斎橋PARCO 5周年記念「グルーヴィジョンズ×れもんらいふ トークセッション」
心斎橋PARCO 5周年を記念してトークイベント「PARCOの広告 1969-2025」を心斎橋PARCO B2F・特設会場にて開催いたします。
グルーヴィジョンズ、れもんらいふ、というパルコにゆかりのあるクリエイターの目線から、パルコの広告の歴史を、時代背景・カルチャーと共に振り返ります。
日時 2025年11月15日(土)14:00~15:30
会場 B2F 特設会場
出演者 伊藤弘(グルーヴィジョンズ)、千原徹也(れもんらいふ)、草刈洋(パルコ宣伝部)
参加料 無料
※展覧会初日より参加整理券を配布いたします。
※開始時刻30分前より入場可能。
※開催時間が前後する場合がございます。
※混雑状況により、立ち見でのご観覧になる場合がございます。
プロフィール
伊藤 弘(いとう ひろし)
アートディレクター / グルーヴィジョンズ代表
1993年 京都でデザインスタジオ、グルーヴィジョンズを設立。
pizzicato fiveのステージヴィジュアルを担当して注目を集める。
1997年 東京に活動拠点を移し、以降、グラフィックデザインやモーショングラフィックを中心に活動。
代表作としてオリジナルキャラクターのchappieなどがある。
千原 徹也(ちはら てつや)
クリエイティブディレクター・映画監督 / 株式会社れもんらいふ代表
1975年 京都府生まれ。
広告、企業ブランディング、CDジャケット、ドラマ制作、CM制作など、さまざまなジャンルのデザインを手掛ける。
またプロデューサーとして「勝手にサザン DAY」主催、東京応援ロゴ「KISS,TOKYO」発起人など、活動は多岐に渡る。
そして、映画監督としての作品「アイスクリームフィーバー」が2023年に公開された。
同時開催
心斎橋PARCO 5th ANNIVERSARY
特設サイト https://shinsaibashi.parco.jp/page/5th-anniversary/
心斎橋PARCOは、開業5周年を記念し「前兆」をテーマにしたコンセプトビジュアルとメッセージを公開。
「前兆」というテーマのもと、大阪の街を舞台に“風”を描いたビジュアルのクリエイティブはThe GentlewomanやWSJ.Magazineなどで活躍するレイナ・オガワ・クラークと香港出身でロンドンを拠点に活動するフォトグラファー、JoyceNG.が担当。モデルには2025年5月号『VOGUE JAPAN』で表紙を飾るなど、国内外のファッションシーンで注目を集めているMona Kawasakiを起用し、大阪の街の息づかいや色彩を通じて、変化の予感を表現する。
主 催 パルコ
企画制作 パルコ、亜洲中西屋(ASHU)
宣伝デザイン 須山悠里
会場設計 村山圭
映像ディレクション 平野絢士&平野千穂
撮影 寺田雅樹
音声 林拓身
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