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W'UP★5月31日~6月24日 Intricate Iconology 京都 蔦屋書店 6F ギャラリー(京都市下京区)

W'UP★5月31日~6月24日 Intricate Iconology 京都 蔦屋書店 6F ギャラリー(京都市下京区)

Intricate Iconology
会 期 2025年5月31日(土)~6月24日(火)
会 場 京都 蔦屋書店 6F ギャラリー(京都府京都市下京区四条通寺町東入二丁目御旅町35 京都高島屋S.C.[T8]5・6階)
開館時間 11:00~20:00 ※最終日のみ18:00閉場
休館日 会期中無休
入場料 無料
ホームページ https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/47389-1056390519.html
お問合せ kyoto.info@ttclifestyle.co.jp

作品画像
 現代美術家であり京都芸術大学ARTOTHÈQUE・ARTISTS’ FAIR KYOTOのディレクターも務める椿昇がキュレーションを行う、4組の作家のグループ展を開催します。
 川村摩那は、「文字」や「物語」をモチーフにした絵画の表現技法について研究しています。言語が世界を知覚する手段でありながら、同時に世界を変容させる力を持つことに関心を寄せ、言葉に依拠しつつも、言葉だけでは捉えきれない感覚や印象を、絵画という視覚表現の中で探求しています。
 則松夏凛は、人間がゲノム編集を行うことで植物が変容した新しい生命体「機械植物」を博物画の体裁で描くアーティストです。生殖器を持たず遺伝的に不完全な形態を持つ「機械植物」が、人間の力を借りながら繁殖を続ける様子から、持ちつ持たれつの「植物と人との関係性」を表現しています。
 広瀬奈々 & 永谷一馬は、身近な空間や日常品を正確に計測し、型取ることで、社会と自己の接点や境界を考察するアーティストデュオです。様々な国や都市を移動し制作を行う中で、自らの家や日常をモチーフとし見慣れた風景を問い直すことをテーマにしています。本展では、インスタレーション作品も発表します。
 和田直祐は、古典絵画の技法「グレージング」を参照し、光と空間をテーマにした多層構造の絵画作品を制作しています。何層にも重ねたレイヤーの痕跡から、画面の中に在る形や色が見え隠れし、見る人や場所、時間によって印象が変わります。作品を通して鑑賞者の「見る」という行為への再考を促します。

キュレーターメッセージ
 このたび私がお呼びした4組のアーティストたちの作品には、機密な構造を持った薄いベールが微風にゆらゆらと揺れるのを感じます。それは見る人の憶測にそっとしのびこんで迷路が際限なく枝分かれするように、時が過ぎるのを忘れさせてくれるのです。一冊の文庫本が遠い世界や過ぎし世界に連れていってくれるように、これらの不思議な作品たちは、きっとあなたを未知の地平へと誘うことでしょう。
 椿昇(ARTOTHÈQUEディレクター)

作家プロフィール
川村摩那/Mana Kawamura
1995年兵庫県生まれ。早稲田大学文学部日本語日本文学コースにて近代文学を専攻。夏目漱石や志賀直哉といった明治期を代表する作家の小説内における叙述の方法や日本語学を学んだのち、京都芸術大学修士課程にて油画を専攻。主な個展に2024「mtk+ vol.18 / 川村摩那」MtK contemporary art .S店舗内(京都)2023「そうして明くる日も明くる日も」haku kyoto(京都)など

則松夏凛/Karin Norimatsu
1998年 長崎県生まれ。幼少から絵を描き始め、2014年 からペンを用いた細密画を描き始める。2023年 京都芸術大学大学院美術工芸領域 修了。現在、京都芸術大学大学院博士課程に在籍し博物画の研究と空想機械植物を描いている。主な展覧会に2025年 個展「WHAT IS LIFE?」Artist-in-Residence 賀茂なす/ARTISTS' FAIR KYOYO 2025サテライト(京都)、2024年「(THISIS)NATURE×ミヤケマイ×ArtSticker Vol.2」 京都高島屋S.C.(京都)、「HANKYU ART FAIR 2024」(阪急うめだ本店・大阪)など。

広瀬菜々 & 永谷一馬 /Nana Hirose & Kazuma Nagatani
2007年から2025年までドイツを拠点に活動。両者とも2014年ブレーメン芸術大学修了、マイスターシューラー号を取得。ブレーメン芸術大学最優秀賞(2012)、フェルクリンガー・アートアワード観客賞(2013)、ポーラ美術振興財団在外研修(2015)、ベルギッシュ・アートアワード観客賞(2017)受賞。主な個展にダナイル美術館(2017)、国際交流基金ケルン(2018)、ウルム芸術財団(2019)、クンストフェライン・レバークーゼン(2021)他。TOKAS本郷(2020、2021)、越後妻有大地の芸術祭(2018)、ゾーリンゲン美術館(2017)、ヴェーザーブルク現代美術館(2014)などでグループ展に参加。

和田直祐/Naosuke Wada
1983年兵庫県に生まれる。2013年京都芸術大学大学院修了。主な展覧会に「Intervals:Distance」(KOKI ARTS, 東京, 2024)、「間 そうぞうのよはく」(graf porch, 大阪, 2023)、個展「Pathway」(TEZUKAYAMA GALLERY、大阪、2022)、「can(not)reach」(EUKARYOTE、東京、2022)など。

キュレータープロフィール
椿昇(現代美術作家)
1953年京都市生まれ。京都市立芸術大学美術専攻科修了。京都芸術大学教授。1989年サンフランシスコ近代美術館で開催され全米を巡回した「AGAINST NATURE: JAPANESE ART IN THE EIGHTIES」に《Fresh gasoline》を出品。展覧会のタイトルを生み、その後の日本のコンテンポラリーアートの方向性に多大な影響をもたらした。45回ベネチア・ビエンナーレ「アペルト」に出品(1993)。横浜トリエンナーレ2001では、巨大なバッタのバルーン《インセクト・ワールド−飛蝗(バッタ)》を発表。 “Parergon: Japanese Art of the 1980s and 1990s”, LA, BLUM&POE(2019)。個展に9.11以後の世界をテーマにした「国連少年展」水戸芸術館(2003)。「椿昇2004-2009 : GOLD/WHITE/BLACK」京都国立近代美術館(2009)、「椿昇展“PREHISTORIC_PH”」 霧島アートの森(2012)。一貫してユーモアあふれる巨大な玩具を主にバルーンを用い、現代社会の抱える危機的な状況への警告を内包させている。
地域再生のアートプロジェクトのディレクターも努め、瀬戸内国際芸術祭では、「醤+坂手プロジェクト」(2013)、「小豆島未来プロジェクト」(2016)のディレクターとして大きな経済的成功をもたらした。AOMORI トリエンナーレ(2017)ディレクター。長年にわたってアート教育にも携わり、京都芸術大学美術工芸学科の卒展をアートフェア化、内需マーケット育成のためにアルトテックを創設。2018年よりARTISTS’ FAIR KYOTOのディレクターも務め、アートを持続可能社会実現のイノベーションツールと位置づけコーポレートコレクションのディレクションも行う。

オープニングレセプション
日程 2025年5月31日(土)17:00~18:00
レセプション中に椿昇氏や参加アーティストによる作品紹介も予定しています。

販売について
展示作品は、会場にて5月31日(土)11:00より販売を開始します。
アートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」では、6月2日(月)10:00~6月24日(火)23:59の期間に販売します。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1131
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。

店内写真

京都 蔦屋書店
 京都髙島屋S.C.[T8]5・6階に位置する京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと⽂化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、⽇常のアートピースとなるような⽂具・⼯芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注⽬の現代アート作品を展⽰。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居⼼地の良い空間を提供します。
京都府京都市下京区四条通寺町東⼊⼆丁⽬御旅町35 京都髙島屋S.C.[T8]5・6階
電話番号 075-606-4525
営業時間 10:00〜20:00
※6Fシェアラウンジのみ、8:00~22:00
HP  https://store.tsite.jp/kyoto/
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W'UP★6月3日~6月23日 後藤瑞穂「憶えている景色、見た事があるレモン」/柴田七美「のこるかげ」 京都 蔦屋書店(京都市下京区)

W'UP★6月21日~7月15日 大庭大介個展「Contactee / Tied Light 照らされた者/結光」 京都 蔦屋書店5Fエキシビションスペース(京都市下京区)

W'UP★6月24日~7月14日 Nebulous 京都 蔦屋書店 6F アートウォール(京都市下京区)

情報掲載について

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